唯「でも何をすればいいんだろ・・・」

憂「お姉ちゃん、こんなところにボタンがあるよ」

唯「おぉ、さすが憂!さっそく押してみようよ」

憂「うん!」

唯「ぽちっとな」ポチッ

ガシャン

憂「あ!箱が開いたよ!」

唯「どれどれ」ノゾキッ

唯「何か入ってるよー」ガサゴソ

唯「えーっと・・・」

唯「 『木学校木』 この文章を解読して、1文字目と4文字目と7文字目を見つけてね!ただし7文字目の文字には濁点を付けてね」

唯「きがっこうき・・・?」

憂「き、が、っ、こ、う、き・・・うーん、これじゃ7文字目なんてないね」

憂「そのまま読むんじゃなくて、別の読み方かなぁ・・・」

唯「最初の問題から難問だね・・・」ムムム

憂「木と木の間に学校があるんだよね・・・」

唯「木に囲まれた学校かぁ・・・自然がいっぱいだね」

憂「うーん・・・木学校・・・木の中の学校・・・」

唯「きっと山奥にあるんだよ!」

憂「山奥かぁ・・・ログハウスとかしか思い浮かばないなぁ」

唯「うーん・・・うーん・・・」


じゅっぷんご!

唯「木と木・・・きき・・・木木・・・」

憂「そうだ、林だ!」

唯「はやし?」

憂「うん、木と木で林、林の間に学校があるから・・・」

憂「林は りん って読めるから、林間学校だよお姉ちゃん!」

憂「それで、1と4と7文字目だから・・・り・・・ん・・・こ・・・」

憂「7文字目の こ に濁点をつけると・・・りんごだよ、お姉ちゃん!」

唯「あ、あそこにりんごがある!」

ヒョイッ

唯「憂ー!りんごの下に鍵があったよ!」

唯「憂はすごいよ!天才だよ!」ギューッ

憂「ひゃぁっ・・・もうっ、いきなりはダメって言ったのに・・・」

唯「えへへ、いいこいいこ」ナデナデ

憂「んもうっ・・・えへへ・・・」テレテレ


いっぽう、べっしつ!

紬「憂ちゃんが照れてる・・・かわいいわぁ」ダラダラ

ツムギサマ、アウトー!

紬「なっ!?」

ガチャッ

スパァンッ!!

紬「ひぁうっ!」

紬「・・・ふ、ふーっ・・・またやってしまったわ・・・」

紬「まだ、まだよ、負けないわ!」

斉藤「紬お嬢様・・・」グスン


いっぷんご、ひみつのへや!

ブォン

紬『ふぅ・・・ふぅ・・・・う、憂ちゃん!さすがだわ、正解よ!』

憂「えへへ、ありがとうございます」

唯「これで出られるんだよね!?」

紬『残念ながらまだ出られないの・・・その鍵は、部屋の隅にある宝箱を開ける鍵なの』

紬『その宝箱からまた何かが出るかもしれないから、開けてみてね』

紬『それじゃ、がんばってね!』

唯「宝箱の鍵かぁ・・・何か冒険みたいだね!」

憂「早速開けてみようよ!」

唯「うん!」ガチャッ

パカッ

唯「えーっと・・・なになに?」

唯「次の文字の中から、適切な文字を組み合わせて、左から読むと甘いもの、右から読むと人が住む場所にしてください」

唯「 『さ か う み え い ん』 」

憂「ヒントは、3文字で構成されるもの、かぁ・・・」

唯「3文字の甘いものを探せばいいんだね!」

憂「それで逆から読んだときに人が住む場所になればいいんだね」

唯「甘いものといえば・・・」

唯「さ・と・う」

憂「うーん・・・逆から読むと う・と・さ だから・・・人が住む場所じゃないね」

唯「そっか・・・」シュン

憂「まだ始まったばっかりだよ!がんばろう、お姉ちゃん!」

唯「憂・・・うん、私がんばるよ!」フンス

憂「他に甘いものといえば・・・」

憂「み・か・ん・・・って、最後に ん が付いちゃってるから違うね」

唯「うーん・・・これも難しいね」

じゅっぷんご!

憂「うーん・・・甘いもの、甘いもの」

唯「お腹へってきちゃった・・・」

ノコリ サンジュップン デス

唯「えぇ!?もう30分もたってるの!?」

憂「早いね・・・」

唯「がんばろう、憂!」

憂「うん、無事に帰ったら甘いもの食べようね!」

唯「えへへ、私はお団子が食べたい気分だなぁ~」

憂「お団子・・・?」

憂「お団子・・・緑茶・・・あまいもの・・・」

憂「そうだ、甘味だ!」

唯「かんみ・・・?」

憂「甘いものを甘味っていうんだよ、お姉ちゃん」

唯「そうなんだぁ!えーっと・・・さかさまから読むと・・・みんか、民家だ!」

ガシャン

コロン

唯「あ、鍵だ!」

憂「これで出られ・・・なさそうだよお姉ちゃん、まだ鍵の付いた宝箱がある」

ブォン

紬『その通りよ憂ちゃん、まだ出られないの』

紬『それじゃぁ、続けてがんばってね』

唯「開けてみよう、憂」

憂「うん!」ガチャッ

憂「えっと・・・」

憂「牛がズレちゃった、元に戻して!」

唯「牛がずれる・・・?」

憂「これだけしか書いてない・・・」

唯「難しすぎるよぉ・・・」


にじゅっぷんご!

唯「何も思い浮かばない・・・難しすぎる・・・」

憂「うし・・・うし・・・」

ノコリ ジュップン デス

唯「えぇ!?はやいよ!?」

憂「そういえば・・・何か暗くなってない?」

ブォン

紬『憂ちゃん、いいところに気がついたわ!』

紬『実はこの部屋、時間がたつごとに暗くなるの』

紬『1時間がたったときには真っ暗、何も見えないわ』

紬『残念ながら脱出できなかった罰として、その部屋でしばらく待っててもらうことになるの』

唯「聞いてないよムギちゃん!」

紬『ごめんなさい、こういう企画だから・・・』

憂「テレビの企画だから仕方ないよ、そうならないように脱出しよう?」

唯「そっか・・・そうだよね、がんばろうね、憂!」


ごふんご!

唯「うし・・・ぎゅう・・・」

憂「ぎゅう・・・もー・・・」

唯「うーん・・・わかんないよぉ・・・」

ノコリ ゴフン デス

唯「うぅ・・・もうほとんど真っ暗だよ・・・」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「このまま真っ暗な部屋に置いていかれちゃうのかなぁ」

憂「そ、そんな事ないよお姉ちゃん!きっと解けるよ!」

唯「憂・・・ありがとうっ」ギュッ

憂「がんばろう、お姉ちゃん!」


よんふんご!

ノコリ イップン デス

唯「憂・・・」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「ずっとそばにいてね?離れちゃダメだよ?」

憂「うん、ずっとお姉ちゃんのそばにいるよ」

ゴ

ヨン

サン


イチ

ゲームオーバー

唯「真っ暗・・・ほんとに何も見えない・・・」

唯「憂、ずっと手握ってようね」ギュッ

憂「うん、絶対に離さないよ」ギュッ


いっぽう、べっしつ!

紬「はぁ・・・はぁ・・・暗い部屋に2人きりで手と手を・・・」ポタポタダラダラ

ツムギサマ、アウトー!

紬「ひゃい?」

ガチャッ

スパァンッ!!

紬「へうぁっ!」

紬「・・・また・・・やってしまったわ・・・」フラフラ

斉藤「つ、紬お嬢様!?大丈夫ですか!?」

紬「えぇ、まだまだ大丈夫よ、先は・・・先は長いんだか・・・ら・・・」フラフラ

斉藤「うぅ・・・紬お嬢様・・・」エグエグ


ひみつのへやでは!

唯「なんかさっきより寒いね・・・」

憂「電気が全部消えちゃったから、床暖房も消えちゃったのかな・・・?」

唯「うぅ・・・真っ暗だし寒いし・・・憂がいなかったら死んじゃうよぉ」グスン

憂「大丈夫、私はずっとお姉ちゃんの隣にいるよ、だから心配しないで!」

唯「憂・・・ずっと一緒だよぉ」ギュゥゥゥ

憂「えへへ・・・お姉ちゃんに抱きつかれるとすっごく暖かいよ」

唯「私も憂に抱きつくとすっごく暖かい・・・」

唯「ねぇ憂、ずっとこうしてようよ」ギュゥゥゥ

憂「うん・・・私もずっとこうしてたいな」ギュゥゥゥ

唯「えへへ、憂・・・」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「大好きだよ、憂」ギュッ

憂「お姉ちゃん・・・!私も、私も大好きだよ」ギュッ


べっしつでは!

紬「はぅあっ・・・!抱き合いながら愛の言葉を囁いて・・・」ブシャァァァッッ!!

ツムギサマ、アウトー!

紬「も・・・もうどうにでも・・・」

ガチャッ

スパァンッ!!

紬「あへぁっ・・・!」フラフラ

紬「もう・・・悔いは・・・無い・・・わ」ガクッ

斉藤「紬お嬢様ぁぁぁぁ!」


ピーポーピーポーピーポー


こんばんは、平沢憂です
この前、ムギさんに頼まれて、お姉ちゃんと一緒にテレビ番組のモニターをしました
24時間、お姉ちゃんと過ごすだけって聞いていたんですけど・・・
途中でムギさんが体調を崩しちゃったらしくって、2時間ぐらいで終わってしまいました

今はムギさんの体調も回復したんですけど、テレビのモニターはいったん保留になっちゃいました
あの日はお姉ちゃんといっぱい抱き合えたので、本音を言うともっとしたかったです・・・

でも、お礼にアイス1年分をもらったお姉ちゃんの笑顔を見てたら、そんな事はどうでもよくなっちゃいました
今夜も、食後にアイスを食べる予定です

お姉ちゃんと抱き合うのもいいけど、お姉ちゃんがアイスを食べてるときの幸せそうな顔を見るのも大好きです
もっともっと素敵なお姉ちゃんが見たいので、私はずっとお姉ちゃんのそばにいたいです

おしまい!