ぶしつ!
律「唯・・・・一ついい知らせがある・・・」
唯「何かの・・・・りっちゃん軍曹」
澪「格が上がってる・・・・」
紬「(告白かしら・・・りっちゃんたら・・・大胆!)」
梓「何ですか?私にも聞かせてください」
律「なんと・・・・デッドライジング2発売まで一ヶ月切ったぞ!」
唯「うぉぉぉぉ!すごいよ!りっちゃん!」
紬「あの・・・・その、デッドライジングっていうのはなんなんでしょう?(百合じゃなかったわ・・・・)」
律「よくぞ聞いてくれた!デッドライジングはな、街中に群れたゾンビを倒しながら突き進む、ゾンビパラダイスゲームなんだ!」
紬「それは面白そうねぇ・・・・」
梓「どこがですか!ゾンビなんて、気持ち悪いだけです!先輩もそう思いますよね!?」
澪「・・・・ゾンビの倒しかたは・・・?」
梓「目が血走ってる・・・・・・」
唯「澪ちゃん必死だね・・・」
律「おう、これがな。色んな物で倒せんだよ。ボートのバドルだろ?それに、レジスター。あとな、ギターでも倒せんだよ!!」
唯「おおぉ!ギー太も一緒に戦ってくれるんだね!」
梓「どんなゲームですか!!ギターであんなに気持ち悪いものを倒すなんて!」
紬「ギター・・・・ですか・・・それは、キーボードでも倒せるのかしら?」
梓「まさかの、ノリ!?」
唯「すごいすごーい!!じゃ、他に面白いのあるの?」
律「ああ、これがただのゾンビ殺しゲームだと思ったら大間違いだぞ!!実はな、バイオハザードとかだと、ボスがモンスターだっただろ?」
澪「バイオハザードは苦手だ・・・・」
律「それが、デッドライジングだと人間なんだ!」
唯「ええっ!?どういうこと?」
律「そこで、イメージしてほしいんだ。町中にウイルスが蔓延して、知り合いや、自分の大切な人が感染してる事を知ったらどうおもう?」
梓「それは・・・・・どうしようもなく悲しいです・・・・」
唯「うい~!死なないでぇ・・・・・」
澪「律は大丈夫だよな・・・きっと・・・大丈夫だよな・・・」
紬「もし・・・この放課後ティータイムが襲われてしまったら・・・・私は発狂してしまうかもしれませんね・・・・」
律「そう。このゲームのボスキャラって言うのは、悲しさや憎しみに追い詰められた人間なんだよ・・・」
澪「ひぃぃっ!」
唯「でもそれってなんか・・・・悲しいことだよね」
梓「・・・・はい・・・その人たちには何の罪も無いのに・・・」
全員「・・・・・」
紬「(はっ・・・・・この雰囲気・・・何とかしなきゃ!)えっと・・・・他に何か、お楽しみ要素ってあるの?りっちゃん」
律「あ・・・・ああ、他には・・・・な。・・・・そうだ!武器の組み合わせが可能になったんだ!」
唯「武器の組み合わせ・・・・?」
律「前作までは、単品でしか武器が使えなかったけど、今回は組み合わせることが出来るんだぜ!」
紬「例えばどんなのがあるんでしょう?コーヒーとティーカップでしょうか?」
梓「そんなので倒せるわけ無いじゃないですか・・・・」
唯「じゃあじゃあ、ネコミミ+あずにゃんは~?」
梓「・・・・認めたくないですけど・・・いつもの私じゃないですか・・・・」
澪「何か、つよいのが作れるのか?強いのなら心強いんだがな・・・」
律「うーん、例えばバドル+チェーンソーとか・・・車椅子+機関銃とか・・・・釘+バットとか・・・まぁ、詳しくは発売しないとわからないな・・・」
唯「じゃ、絶対買いだね!りっちゃん軍曹!」
紬「(こそこそ・・)・・・・・斉藤・・・・すぐにフラゲしなさい・・・・」
梓「・・・・少し・・・気になりました。」
澪「(私は絶対に買わない・・・・)・・・もう、ゲームの話は終わり!練習だ。練習!」
唯・紬・律・梓「おーっ!!」
ガラガラ・・・・
さわ「あら、やってるわねー」
唯「あー、さわちゃんだー。ねぇねぇ、デッドライジング2って知ってる?」
さわ「え?あぁ・・・・なんであなた達も知ってるの?」
梓「知ってるの?・・・ってなんでですか?」
さわ「いや・・・・私も軽音部のころ、いろいろハマっちゃってね・・・まだ、バイオハザードとか抜けないのよ・・・・」
律「さわちゃんバイオとかするんだ・・・(少し意外だな・・・)」
さわ「でね、私もファンなのよ。デッドライジングの・・・。だから・・・・」
全員「だから?」
さわ「・・・予約しちゃった・・・」
全員「・・・・ホントですか!!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そして、彼女達がデッドライジング2の存在を知ってから三日後・・・・
ぶしつ!
澪「おい!聞いたか!」
梓「何ですか?澪先輩」
澪「私たちのゲームが出るんだよ!!」
梓「えぇ!本当ですか!?」
紬「それは楽しみね・・・・でも・・・・・」
澪「どうした?ムギ?」
紬「その日は・・・・デッドライジング2の発売日でもあるの・・・」
梓「え!あの残酷ゾンビパラダイスゲームですか!?」
ガララ・・・・・
律「デッドラさいこぉぉぉ!!」
唯「さいこぉぉぉ!!」
澪「(遂に、略し始めた・・)」
紬「あら?みんな揃ったわね。お茶にしましょうか?」
律「おー!」
唯「そうだねー」
澪・梓「・・・・・・」
てぃーたいむ!
澪「あのさ・・律、唯」
律「どしたー?澪ー?」
唯「何なに?澪ちゃんもデッドラ気になるの?」
澪「いや、それは色んな意味で気になってるが・・・・今は違う」
律「なら、なんだよー」
澪「いいか?お前ら、その日はなぁ・・・・」
唯「何なに?澪ちゃん誕生日近いの?だったら・・・・デッドライジング2あげようよ、りっちゃん!」
律「おう!そうだな!澪、期待しとけよ!」
澪「うぅ・・・・やめてくれ・・・」
律「冗談だよ、まったく・・・」
梓「はあ・・・・いいですか?その日は、私達けいおん!のゲームの発売日ですよ!」
律・唯「・・・・・・へ?」
紬「だから、私たちがゲームになるのよ?」
律・唯「・・・・何ですとぉぉぉ!!」
梓「・・・・・と、言う訳です」
唯「ふえー・・・・そうだったの・・・」
律「まさか、そんなトラップがあるとはな・・・・・うかつだった・・・」
唯「どうする?りっちゃん?」
律「うーん・・・・こうなると、デッドライジング2を取るか私らのゲームを取るか迷うな・・・・」
梓「私は絶対にけいおん!のゲームを買います!」
律「いや、私もそうしたいのは山々なんだが・・・・・」
唯「本当に、どうするの?りっちゃん?」
律「難しいが・・・・・・やっぱりどっちが面白いのかが問題だな・・・最終的に・・・」
唯「だよねー・・・・はぁ・・・・やってみたいな・・・・どっちも・・・」
紬「・・・・・あ、それなら私の別荘でやりますか?」
律「ん?どういうことだ?」
紬「実は、そのデッドライジング作ってる会社も家の父の知り合いの会社だから・・・・」
唯「ええ!ムギちゃんすごい!」
澪「というより、そこまで来るともう何なんだって感じだな・・・・」
紬「だからね、私の家になんと・・・・デッドライジング2があるのよ!」
律「な・・・・・・何ですとーー!!」
澪「(デッドライジングだけ!?けいおんは!?)」
唯「むっ・・・・ムギちゃん!そのゲームやらせて!!」
紬「えぇ・・・もちろんよ。でも今、家にはデッドライジング2しかないの・・・私たちのゲームは家のライバル社のセガが作ってるから、父が入荷を許してくれなかったの、ごめんなさい・・・」
梓「先輩・・・・凄く複雑な立ち位置にいるんですね・・・」
唯「でも、デッドライジング2はあるんだよね?」
紬「えぇ、もちろん!」
律「よし!じゃ、今度の休みに別荘にお邪魔させてもらうぜ!」
紬「えぇ、どうぞ」
梓「・・・・えと・・・私たちは・・・?」
唯「そうだ!あずにゃんも来なよ」
律「澪も、もちろん来るよな」
澪「え・・・・いや・・私は・・・」
紬「私・・・みんなと一緒にやりたかったんだけどな・・・・」
澪「う・・・・・・・。わかった、行くよ・・・」
梓「な・・・・なら、私も行きます・・・・(なんか、不安ですから・・・)」
律「よし!じゃ、今度の休みに駅前集合な!」
唯・紬「おーっ!!」
梓・澪「・・・・おぉー・・・」
こんどのやすみ!!
紬「いらっしゃい」
律「おー、やっぱいつ見てもムギの別荘はでかいなー」
梓「ホントですよねー・・・」
澪「目的が違えばもっと楽しいんだろうがな・・・」ボソッ・・・
唯「さわちゃんも誘ったんだけど、今は来れないらしいんだ・・・」
律「でも、午後になったら来れるらしいから大丈夫だな」
梓「先生も呼んだんですか・・・」
澪「・・・さわちゃんも一緒なのか・・」
律「だから、それまでゲームは出来ないけどそれまでなにかして時間潰すか・・」
澪「いや・・・練習しようぜ・・練習・・みんな一応楽器持ってきたし・・」
唯「おまけに、午後じゃなくて夜までかかるかもしれないって・・
紬「うーん・・・それは困ったわね・・・下手すればゲームするのは夜になっちゃうかも・・・」
澪(聞いちゃいないよ・・・この子達は・・・)
梓「皆さん!せっかくの機会なのに・・・練習しないとダメです!」
唯「あずにゃん。はい、鯛焼きだよ」
梓「わかりました、せっかくの休日ですから今日は練習無しでいいでしょう」
澪(買収された・・・・)
紬「・・・・・」
律「ん?どうした?ムギー?」
紬「・・・じゃあ、今夜は家に泊まって行かない?せっかく別荘も借りられたし・・・」
唯「あ、いいねーそれ。私今から帰って、荷物取ってくるよ」
律「あ、それいいな。私も取ってくる」
梓「あ・・・じゃ私もノリで・・・」
澪「・・・・・・」
律「ほら、澪もいくぞー!」
ズルズル・・・・
澪(もう・・・・・・帰りたい・・・)
最終更新:2011年01月16日 01:19