律「(梓、もう寝たのかな?)」

梓「(律先輩、もう寝ちゃった。よくこんなに寝られるな、この人)」

律「(目瞑ってるからよくわかんないけど・・・)」

梓「(今先輩が目開けたら、思いっきり先輩と目合うな・・・)」

律「(きっと寝てるよな?)」

梓「(どうか、目を覚ましませんように)」

律「(それにしても、梓って髪ほどくと無茶苦茶可愛いな)」

梓「(律先輩、やっぱりカチューシャ取った方が断然カッコイイような・・・)」

律「(それに昨日なんてすっげいい匂いしたし)」

梓「(でもこれ、他の人には見せて欲しくないかも)」

律「(やばい、なんかドキドキしてきた)」

梓「(そうしたらまたファンクラブとか作る人出てくるんだろうし・・・)」

律「(って何考えてるんだ、私)」

梓「(って・・・!別にいいじゃない、律先輩のファンクラブがあったって!)」

律「(そーいや私、梓のこと、何も知らなかったなー)」

梓「(何、これ・・・独占欲ってやつかな・・・なんで・・・)」

律「(いや、知ってはいるんだけど・・・昨日一日で今まで知らなかった梓を知ったっていうか・・・)」

梓「(ないない、絶対ない。そりゃ、いい人だっていうのは昨日一緒にいて感じたけど・・・)」

律「(うーん、私。とうとうおかしくなったのかな)」

梓「(カチューシャを取った律先輩、澪先輩は見慣れてるのかな、やっぱり)」

律「(なんで・・・なんで私はさっきから心臓バクバクいってるんだよ)」

梓「(うわ、まただ・・・そう考えたらまた苦しくなってきた・・・)」

律「(いや、待て自分。梓はただの後輩だって!そこんとこよろしく)」

梓「(どうしよう、私・・・澪先輩に嫉妬してる・・・?)」

律「(好きじゃない、好きじゃないぞー?・・・でも・・・寝顔見るくらい、いいよな?)」パチッ


律梓「!?!?!?」


律「うわー!?ななななんでこっち見てるんだよ!!」

梓「せ、先輩こそ!なんでいきなり目開けるですか!」


律「ちょ、ちょっと寝付けなくて目開けたんだよっ、悪いか!」

梓「わわわ私だって目開けたまま寝てただけですから!」

律「なんだそれ!?」

梓「先輩こそ、今まで狸寝入りしてたんですか!」

律「違うってばっ」

梓「むー」

律「ああもう、可愛いなぁ!」

梓「かかか可愛いってなんですか、私は疑いの眼差しをですね」

律「うんうん、それで?」

梓「なんかその態度むかつくんですけど!」

律「ごめんごめん。それにしても、なんでこっち見てたんだよ」

梓「別に、悪いことをしないか観察してただけです!」

律「悪いことって・・・」

梓「先輩こそ、寝息まで立ててたのに起きてたんですかっ」

律「本当に寝るための努力だって!」

梓「うんうん、それで?」

律「確かに、その態度ちょっとムカつくな」

梓「でしょう?」

律「でも私は本当だぞ?梓と違って」

梓「!?///」


律「私の顔に何かついてたか?」

梓「つ、ついてないです」

律「じゃあなんで」

梓「やっぱりついてました」

律「なんだよ」

梓「目とか鼻とか」

律「はぐらかすなー!」

梓「別に!ちょっとかっこいいなーっと思って見てたたけじゃないですか!そんなに悪いことですか!」

律「なんだとー!悪いわけないだろ!寧ろ嬉しいし!」

梓「嬉しい!?そういう態度で相手を勘違いさせるんですよ!」

律「何言ってるんだよ!そりゃ褒められてる(?)んだから誰に言われても嬉しいけど、梓に言われたら3倍嬉しいっての!」

梓「私だって最初は『ええー?律先輩?』と思ってたけど、やっぱりどう考えてもカッコいいんだもん!私一人で馬鹿みたい!」

律「なんだよ、さっきからその一方通行みたいな言い方!私だってなー!」

梓「なんですか!」

律「私だって、『やべー梓可愛い』とか思ってたらドキドキして寝れなかったんだからな!」

梓「なんですって!?やっぱりさっきのは狸寝入りだったんじゃないですか!」

律「悪いかよ!それで『梓の寝顔見たいなー』と思って目開けたら梓がこっち見てるからすごいビックリしたんだからな!」

梓「私だってびっくりしましたよ!」

律「いーや、私の方がビックリしたな!だいたいお前は可愛すぎなんだよ!」

梓「律先輩こそ、カッコよすぎです!そもそもそのカチューシャがいやらしいんですよ!」

律「ツインテールのお前に言われたくない!」

梓「普段カチューシャしてる姿しか見てないから、たまに取ったところ見せられたら誰だってキュンとしますよ!」

律「梓だって人のこと言えないだろ!普段と髪ほどいたときのギャップが激しすぎてドキッとするだろーが!」

梓「え///」

律「え///」

梓「いや、その・・・///」

律「・・・」

梓「え、えーと・・・え?///」

律「い、いきなり冷静さを取り戻すなー!!///恥ずかしいだろ!///」

梓「いや、だって、よく考えたら私達・・・」

律「///」

梓「割ととんでもないこと言い合ってませんでした?今」

律「・・・ああ、私もそう思う」

梓「どうしましょう・・・///」

律「えっと・・・、とりあえず、付き合うか?///」

梓「え、どうしてそうなるんですか」

律「え、どうしてそうならないんですか」

梓「え、え・・?///」

律「だって、梓は私のこと、好きじゃないのか?」

梓「いや、その・・・///」

律「わ、私は好きだぞ。さっき確信したぞ」

梓「いや、私だって好き、ですけど・・・///」

律「じゃあいいじゃん」

梓「こんなことってあるんですか?」

律「うーん、普通ないな」

梓「なんか、悪い気が」

律「待て、お前は誰に遠慮してるんだ」

梓「恋が上手く行っていない全ての方々」

律「・・・」

梓「主に、寂しいクリスマスを過ごした>>1とか」

律「言うな・・・あいつのことは言うな・・・」

梓「えっと・・・じゃあ、よろしくお願いします///」

律「あ、ああ!///」



放課後の音楽室!

唯「おまたせー」ガチャ

澪「おー、遅かったなー?」

紬「りっちゃんと梓ちゃんは?」

唯「へ?知らないよー?」バタン

澪「あいつら、帰ったのかな?」

唯「でも、なんの連絡もなしに休むかな?」

紬「きっと待ってれば来るわよ」


ガチャ


律「おーっす!」

梓「こんにちは」

澪「律!梓も!」

紬「さ、みんなお茶にしましょう?」

唯「そうだね!」

律「今日のお菓子はなんだー?」

紬「今日はガトーショコラよ♪」

梓「やった!私それ大好きです!」

律「おーそっか、よかったな」ナデナデ

梓「ちょナデナデとか恥ずかしいですってば///」デレデレ

唯「なんか二人ともラブラブだねー?」

紬「トゥラッタホウ!」

澪「」ビクッ


澪「へ、変な奇声上げるなって!」

紬「ごめんなさい、激しく萌えたもので、つい☆」

澪「な、ならしかたがないな。それにしても・・・」

唯「その手、本当にどうしようか?」

律「ああ、これ?」

澪「そう、その手だよ。今日は部活休んで病院行って来たら?」

紬「先生には私からお話しておくわよ?(もっと拝んでいたけど、そろそろ潮時か・・・)」

梓「ありがとうございます。・・・でも、その必要はありません」

唯「ほえ?どういうこと?」


梓「こういうことです」パッ

澪唯紬「へ!?」

律「保健室にマニキュアの除光液があってさー、それで取ったんだ」

梓「結構大変でしたよ」

律「まあ、今日ずっと保健室にいたから、時間はたっぷりあったんだけどな。でも、除光液なんかで本当にとれるんだな」

澪「ええええええ」

梓「私の豆知識のおかげですよ」

律「おばあちゃんの知恵袋かよっ」

梓「おばあちゃんって言うなですっ!でもそのおかげで取れたんだから感謝してください」

律「さっき思い出したくせに・・・」

梓「おばあちゃんの知恵袋にはところどころ穴が開いていて、ポロポロとそこから・・・」

唯「えっと、じゃあなんで・・・取れてたなら手繋ぐ必要なくなったんじゃ」

律「うーん、それはあれだよ、唯」

梓「ええ、繋ぎたいから繋いでたんです」

紬「・・・今なら空も飛べるはず」キマシタワー

澪「つつ、繋ぎたいからって///お前ら///」

律「ううううるさいなー///別にいいだろっ」

唯「なんかこっちまで恥ずかしくなってきちゃったよ///」

梓「ちょっと、なんで唯先輩が照れるんですか」

律「そういうわけだから、これから梓に抱きつくときは私の許可取れよー?唯」

唯「ちぇー、いいもん。澪ちゃんもらっちゃうんだから」

澪「へ?///」

梓「澪先輩、顔真っ赤ですよ?」

澪「そそ、そんなことないって///」

唯「あれー?澪ちゃん、まさかのウェルカム?」

澪「こら///からうな///」

紬「ああ最高。もう最高」ホワホワ

律「えーと・・・」ゴソゴソ

澪「って、律。机の中なんて探して、どうしたんだ?」

律「いや、昨日のプラモどこ?続きをやろうと思ったんだけど・・・」

梓唯澪紬「コラッ」



おしまい