かいせん!

唯「?統は伏兵を踏まないでね。絶対に踏まないでね」ソロリソロリ

梓「なんかパチりそうだからそのフレーズはやめて下さい」

ジャーンジャーンジャーン
テンハワレニミカタセリ
ザンネンダッタナ
シオドキカ

唯「ナイス朱桓!」

梓「まとめて二枚踏みましたね、撤退はしちゃったけど良い踏みです。とりあえず柵を守りましょう」

唯「あずにゃんに教わった必殺の柵越し置き槍を見よ!」

梓「正直これで柵を守れる仕様はなんとかして欲しいですけどね・・・」

唯「?徳が固い・・・」

梓「伏兵がいないと序盤から脳筋が押して来て苦しいですね。でも槍が二枚いるし大丈夫です」

唯「相手が中々帰らないね。お互いに兵力がもうないのに」

梓「騎馬単ですから開幕で柵と櫓は壊したいだろうし、出来れば一発殴りたいはずです。・・・あっ、かわうそ落ちそうですよ」

唯「おっと、城内に戻さないと」ササッ

テッタイスルフリ
タタキツブセ

唯「ああ!わたしのかわうそが死んで楽進に殴られた!」アセアセ

梓「騎馬単が相手だし一枚落ちてたから開幕の一発くらいは仕方ないですよ。それに1コス騎馬の壁は大して痛くありません」


ちゅうばん!

梓「仕切り直しですね。足並み揃えて来ますよ」

唯「押し込まれると困るから少しラインを上げて迎え撃とう」

ミナノモノ、チカラヲミセヨ

唯「うわ、もう打ってきた。どうしようあずにゃん」

梓「これはラッキーですよ。付き合わずに槍で牽制しながら下がっちゃって下さい。引きつけて接触したら手腕です」

ザクッザクッ

梓「派手に刺さった!チャンスです!」

唯「手腕で返り打ちだー!」

ジャマスルモノニヨウシャハシナイ

梓(固まってるし劉曄も遠いから焼いちゃいたいけど再起だと不味いなあ・・・)

ドウナッテモシラナイヨ
ミナノモノ、チカラヲミセヨ

唯「うわ!赤青赤だ!どどどどうしよう」アセアセ

梓「唯先輩チャンスです!?徳を巻き込んで焼いて下さい」

唯「でもでも、劉曄がいるよ」

梓「あの距離なら届きません。大丈夫です」

唯「うん、わかった」バシッ

イマダ、ヒヲハナテ

唯「よし。弓は横弓して・・・?統で城門守って・・・残りは攻城だー!」

梓(成長したなあ)シミジミ

唯「相手の全部隊落とした。こっちも全部隊上げて」

パリーン
シタノヒトナドイナイ!

唯「やったあ!かわうそで落城だ」

梓「落城で初昇格!唯先輩すごいです!」パチパチ

梓(わたしもいつまでもこうしてるわけにはいかないよね・・・)


にしゅうかんご!

律「なんか最近唯と梓の奴いつも一緒にいるよな」

澪「そうだな。帰りも二人でどこか行ってるし」

紬「バイトじゃないかしら(それだと面白くないけど)」

澪「黙ってるってことは知られたくないことなのかもな」

律「うーん、これは直接聞くしかないか」

紬(流石りっちゃんだわー)テカテカ


律「おーい!唯ー!梓ー!話がある」

梓(まずい)ギクッ

唯「あっ、りっちゃん達だ」

梓(これはそろそろ限界か・・・)

律「最近お前ら二人で何してるんだ?逢引か?」

唯「三国志大戦だよ。ゲームセンターにあるの。知ってる?」

梓(唯先輩と二人きりの時間は終了だね)ハアッ

律「大戦?それだったらわたしも澪もやってるぞ。なあ澪?」

澪「え?あ、ああ、そうだな」

梓「お二人とも大戦プレイヤーなんですか?なんか意外です」

律「わたしはゲームだったらなんでも好きだしな」アハハー

澪「わたしは違うぞ!律がやってみろって無理やり誘って・・・」

梓(バンドどころか大戦まで・・・澪先輩も大変だなあ。でも嫌そうじゃないんだよね)

紬「三国志大戦ならわたしもやってるわよ」ハイ

唯梓律澪「ええ!?」ザワ・・・ザワ・・・

紬(意外なところで共通の趣味があったものねー)

唯「じゃあ今日みんなで行こうよ」

梓(まあこうなるよね。やってなくても見に来るってなりそうだし)


ほうかご!

ワイワイガヤガヤ

律「久々に戦場の匂いだな」ワクワク

澪「今月はもうやらないつもりだったのに・・・」トボトボ

紬「今日はいくつ証が上がるかしら」ニコニコ

梓(ムギ先輩、証持ちなんだ・・・これも意外だ)

唯「今日こそ頑張って三品に昇格だ」オー!

梓(わたしもそろそろやらないと・・・ランキングすら消えてるし)



とくしょく!

律「よーし!落城させる!」


ああああああ軍  太尉 証7
大将軍 沈瑩 自爆 陳蘭 雷薄 王累  G周瑜 張角

梓(馬一枚の大将軍か・・・。今の環境だときつそうだなあ。それにしても名前が・・・)

梓「律先輩らしいデッキですね。豪快で」

律「なんだとー!どういう意味だ!」キー

梓「いえいえ、ドラマーらしいなってことです」アセアセ

律「えーい!意味がわからんわー!」

梓「わ、わたしちょっと澪先輩を見て来ます」サササッ


澪「・・・・・・」


うさちゃん軍  太尉 証4
大流星 丁奉 へやー 張昭 蛮勇  G周瑜 諸葛瑾

梓(呉単大流星・・・これまた時代に逆らったデッキだなあ。しかしまたしても名前が・・・)

梓「大流星なんてロマンがあっていいですね」

澪「だってこれなら敵陣に攻め込まなくて済むし・・・」

梓(そんな思いをしてまでやる意味は・・・)

澪「三国武将達は話し合いで解決って手を知らないのかな・・・」ブツブツ

梓「ム、ムギ先輩を見て来ますね」サササッ


紬「今日はランカーさんに当たるかしら」ワクワク

唯我独尊軍  覇王 証68
馬超(槍) 呂姫(馬) 張横 騒乱 傀儡師  G李儒 張角

梓(!?証68?デッキも思いっきりガチな・・・でもこの証なら何も言えない)

紬「あら、梓ちゃん。見に来たの?」

梓「はいです。証68なんてすごいですね」

紬「全然そんなことないわよ。ところで梓ちゃんはやらないの?」

梓「わたしはちょっと・・・考え中です・・・」

紬「そう・・・。あ、ランカー引いたわー。今の環境でも魏武一筋なんて相変わらずすごいわね」

梓(これは是非とも見たい)

紬「唯ちゃんところに行ってあげなくていいの?」

梓「あっ、そうでした。行ってきます」タタタッ

唯「あずにゃーん!三品に昇格したよー!」

梓「本当ですか?おめでとうございます!」パチパチ

梓(もうわたしのアドバイスなんてなくても唯先輩は立派に大戦できるんだ・・・)

唯「これもあずにゃんのおかげだよ。自分でゲームする時間をなくしてまでして色々教えてくれたもんね」

梓「唯先輩・・・」

梓(違うんです・・・大戦は好きだけど降格が怖くて出来ないんです。でも大戦に触れていたいから・・・唯先輩とも一緒にいれるし都合が良かっただけなんです・・・)


つぎのひ!

紬「梓ちゃん。ちょっといいかしら?」チョイチョイ

梓「どうしたんですか?わざわざ教室まで・・・」

紬「唯ちゃんの隣で大戦したいとは思わないの?」

梓「・・・したいですけど。でもダメなんです!」

紬「さては降格が怖くて丘ってるのね」

梓「だって!だって・・・もう二回も司空、丞相をループしてるんです。次落ちたらもう上がれないかもって思うと・・・」

紬「唯ちゃんを見ていて何も感じないの?一番近くで見てきたんでしょ」

梓「楽しそうです・・・すごく。大戦は楽しいゲームなんだっていつも思わされます」

紬「唯ちゃんは降格経験は?」

梓「あります。あんなに悔しそうな唯先輩は初めて見ました」

紬「そうよね。悔しいわよね。降格は怖がることじゃないわ。悔しがることなのよ」

梓「・・・・・・」

紬「その悔しさを乗り越えてもう一度昇格。そして安定させるの」

梓「それは勝てる人ならそうかもしれないですけど・・・」

紬「なんてね。まあ色々言ったけど・・・結局はゲームよ。楽しめればいいじゃない」

梓(あんなデッキを使って勝ちに拘ってるだけじゃ・・・)キッ

紬「ふふ、わたしにとっては勝つことが楽しいの。そのためだったらどんなデッキでも使うわ」

梓「あっ」

梓(そうか。楽しみ方は人それぞれってそういう意味でもあるんだ)

紬「前出しと言われようが厨デッキと言われようが・・・強いと言われるデッキを使って結果を出す。それが楽しいの」

梓「覇王ですもんね。デッキが強いからって誰でもなれるわけじゃない。素直にすごいと思います」

紬「ありがとう。でも梓ちゃんは勝つことだけが楽しくてやってるんじゃないでしょう?デッキそのものを楽しむために見えるわ」

梓「わたしのデッキを知ってるんですか?」

紬「実は前にね、ゲームセンターで見かけたことがあるの。梓ちゃんが大戦やっててビックリしたわ」

梓「わたしもムギ先輩が大戦やってるって聞いたとき驚きました」

紬「デッキを見てさらにビックリ。あんな槍単の長槍閃陣なんて勝ちに拘ってたら使わないもの」

梓「・・・仰る通りです」

紬「槍撃を出してる時の梓ちゃん、本当に楽しそうだった。今の唯ちゃんみたいにね」

梓「唯先輩みたく・・・」

紬「オケーイと麻痺矢号令に連続マッチングしても捨てゲーせずに一心不乱に槍撃してたわ。好きじゃなきゃ出来ないことよ」

梓「・・・ムギ先輩、わたし吹っ切れました!今日唯先輩にわたしの槍撃を見せてやるです!」


げーせん!

唯「おお!なんじゃこりゃ!?すっごい音がしてるよ」ザッシュザッシュザッシュザッシュ

梓「一定時間止めて・・・こう動かす!これが槍撃を出すコツですよ」

唯「すごいすごい!また勝った!これで8連勝だよ!」

梓「偶々ですよ。だってわたしの勝率47%ですよ?半分は負け試合です」アハハ

唯「それにしたってすごいよ!八卦で真っ白になってた張飛があっという間に溶けちゃったし」

梓「フルコンの長槍剛槍ですからね。そうそう止まらないですよ」フンス

けつまつ!

梓「唯先輩、本当にありがとうございます」

唯「ん?わたし何かしたっけ?」

梓「いえ、何でもないです」

唯「変なあずにゃん」

梓「あはは、そうですね。ところで唯先輩、早くわたしに追いついて下さいね」

唯「もちろん!すぐに・・・とは言えないけど頑張って追いつくよ!」

梓「頑張ってください。何だか唯先輩、すごく活き活きしてますね」

唯「うん!だって大戦おもしろいんだもん」



fin






唯「あずにゃんおはよー!ってなんか暗いよー。どうしたの?」

梓「一日で証4つ割れました・・・」グスッ