唯「うーいー!これ見てよー、可愛いでしょー」

憂「うん?これは・・・何かのゲームのカード?」

唯「今日ゲームセンターで拾ったのー」

憂「そうなんだあ。でもこれ何のカードだろうね」

唯「裏に三国志大戦って書いてあるよ。うい知ってる?」

憂「うーん、わたしはゲームセンターとか行かないから分からないよ」

唯「そっかー。こんな可愛いカードがあるならやってみたいなあ」

憂「・・・」


そのよる!

憂「あっ、梓ちゃん。こんな時間にごめんね」

梓「ううん。大丈夫だけど・・・どうしたの?」

憂「あのね・・・かくかくしかじかで」

梓「大戦ならわたしやってるよ」

憂「本当に?だったらお姉ちゃんの話を聞いてあげて欲しいんだけど・・・」

梓「うん、わかった。明日学校で聞いてみるね」

梓(もし唯先輩が大戦デビューしたら休日は大戦デートなんてことも・・・)グッ


つぎのひ!

梓「唯せんぱーい!ちょっといですか?」

唯「おお!あずにゃんではないか!どうしたの?3年生の廊下まで来て」

梓「実は昨日の夜に憂から・・・かくかくしかじか」

唯「それじゃああずにゃんが教えてくれるの?」

梓「はいです!早速今日の帰りにゲーセンに寄って行きましょう」

唯「あっ、でもわたしカード一枚しか持ってないよ」

梓「憂が言ってた可愛いカードってやつですね。足りないカードはわたしが貸すので心配いりません(可愛いカードってなんだろ?)」

唯「あずにゃんありがとー。ちなみに持ってる可愛いカードはこれだよ」カザゴソ

梓「かわうそ甘寧・・・」テッタイスルフリ


ほうかご!

唯「おおー、これが三国志大戦なんだ」

梓「まずはこれを読破してください」つトリセツ

唯「えー・・・教えてくれるんじゃないの?」ブーブー

梓「いきなり色々説明しても頭に入らないからですよ。ギターを触ったこともない人にピッキングとかチョーキングの説明してもしょうがないじゃないですか」

唯「確かにそうだけど・・・」ブツブツ

梓「何事も基本が大事です。そして基本を学ぶには最低限の知識も必要です」

唯「えーと・・・三兵種・・・士気ゲージ・・・」ブツブツ

唯「よし!何となく頭に入ったよ」

梓「じゃあ問題です。相手の騎馬が突撃オーラを纏って向かってきたらどう対処します?」

唯「・・・・・・!槍兵で迎撃する!」フンスッ

梓「正解です!本当に頭に入ったみたいですね」

唯「むむむ・・・失礼な。嘘なんて付かないよ」

梓「いや、唯先輩のことだから面倒臭がって真面目に読まないかと・・・」ナニガムムムダ!

梓「じゃあそろそろやってみましょうか。能書きより数倍楽しい実戦を」

唯「おー!待ってました!」

唯「ICカードを入れて・・・新規登録!」

梓「まずは君主名ですね」

唯「んんと・・・平沢、唯っと・・・」ピッピッ

梓「ええ!?本名ですか?」

唯「あれ?名前を入れるんじゃないの?」

梓「そうですけど本名はあんまり・・・友人の本名を使ってるらしいランカーとかいますけど」アラクレーケッコンシテクレー

唯「じゃあ、ギ、ー、太、っと。これにしよう」

梓「次はデッキですけど・・・使ってみたいカードとかは?」

唯「これ!っていうかこれしか知らない」カワウソー

梓「ですよねー。じゃあわたしが適当に組んでみます」ガソゴソ

梓(初心者だし5枚バランスの号令型で・・・かわうそ縛りだから呉単にして・・・馬は一枚で・・・軍師は再起と武力上昇系で・・・)

かわうそ 手腕 ?統(槍) ハゲキャノン バリバリ G周姫、陸抗

梓(とりあえずこれでいいかな。まあチュートリアルだしなんでもいいよね)


ちゅーとりある!

唯「あれ?これって練習モード?」

梓「はいです。見聞きしただけでは分かったとは言いません。実際にやってみるのが一番です」

唯「基礎ばっかりー・・・早く全国の猛者と戦いたい」

梓「今のverはチュートリアルをやらないと大変な目に遭いますよ」

唯「どういうこと?」

梓「このゲームはランクみたいなものがあって、ある程度近いランクの人とマッチングするんです」

梓「初めは十級からスタートして一級の次が十品になり一品の上になると太尉、司空と続きます」

唯「ふんふん、なるほど~」

梓「ですがチュートリアルをやらないと級を飛ばして十品からスタートしてしまうんです」キリッ

唯「ええ?いきなりそんなのじゃ勝てないよ・・・」

梓「きっとカードを作り直したりする人への処置だと思います。だからガチ素人の人は面倒でもチュートリアルをやるべきなんです」


えいけつでん!

梓「次はCPU戦をやりましょう。初の実戦になります」

唯「長かった・・・ここまで長かったよ・・・」フラフラ

梓「まずは牛金軍ですね。負けることはないのでリラックスして行きましょう」カイセン

唯「えーと・・・馬は突撃・・・槍は乱戦・・・弓はなるべく動かさず・・・」アワアワ

梓「唯先輩!ハゲを戻して下さい!」ザクッ

唯「あー!刺さったー!」アセアセ

梓「槍が止まってます!とりあえず壁にくっつけちゃっていいですよ!」

唯「う、うん・・・」ボーッ

梓「弓が届いてません!もう少し前に出して下さい!」


ぜんこく!

唯「あずにゃ~ん。そろそろ全国対戦しようよ」

梓「そうですね。やっぱり一番の醍醐味は対人戦ですからね」

挑戦者現る!

梓「来ましたよ!」

唯「う、うん」ドキドキバクバク


ギー太軍 0勝0敗 勝率0%
かわうそ 手腕 ?統(槍) ハゲキャノン バリバリ G周姫、陸抗

VS

○○軍 5戦5勝 勝率100%
大徳 仁王 徐庶(落雷) 厳顔(馬) 周倉


梓「オーソドックスな大徳ですね」

梓(サブカ?でも級だし・・・間違ってチュートリアル見たのかも。いやいや偶々連勝しただけだよきっと。すぐにサブカ扱いするのはダメだよね)

唯「強いの?わたしでも勝てる?この人全部勝ってるよ」

梓「槍3枚に大してこっちは弓が二枚います。しかもバリバリですからね。不利は付かないかと(下手に打ったら落雷が飛んでくるだろうけど)」

唯「軍師はどうしよう?初期配置は?」

梓「まずは落ち着いてください。奥義は再起を選択で」

唯「わかった。それで配置は?」

梓「城門から少し前に孫権を置いて柵を構えましょう」

梓「その隣に孫皎、相手は弓なしなので弓の前に槍二枚、ハゲは伏兵を掘りに行くのでもう少し前で」


かいせん!

唯「まずはどうしよう?・・・ん?相手は面白い配置だね」

梓(伏兵がいるから分かりにくいけど開幕V字?これってやっぱり・・・)

梓「ハゲで伏兵を探しに行ってください。槍が多いですから無理はしないように」

唯「わかったよ」ウロウロ・・・ザクッ

唯「いきなり刺さった!朱桓帰ってきて」

梓(槍を前に出しすぎないように綺麗に弓を攫いながらラインを上げてくる・・・しかも馬が来たらスムーズに槍を出して刺した)

唯「よし、刺せる!」

ダダダダッ ビタッ

梓(ビタ止め?これはもう間違いない・・・許せないよ・・・だから新規の人が嫌になっちゃうんだよ)

唯「あれ?刺さってない。じゃあ乱戦を・・・」

梓「ダメです!まだ?統は前に出しすぎないでください!」

ジャーンジャーンジャーン

ハッハッハ、キヨッタカ
ジョウダンダロ?

唯「え?え?」オロオロ

梓(冗談であって欲しかった)ハア

梓「こっちは2コスが落ちましたから開幕から来ますよ」

唯「どうしよう?あずにゃんどうしよう?」アワアワ

梓(唯先輩はわたしが守ってあげないと!)

梓「弓は柵の後ろから出ないでください。かわうそは槍で相手の馬を牽制。撤退しない程度で下がってください」

唯「りょーかい。朱桓は?」

梓「槍には近づかないように。出来れば相手騎馬に突撃を」

ザクッ
シオドキカ

唯「また刺さった・・・」ガーン

梓(これはまずい・・・下手したら5割以上持ってかれる)

梓「もう部隊は落とさないように。攻城されても構いません。全部隊城内に戻してから弓は横弓してください」

唯「えっと、弓は両サイドから出して・・・かわうそは城門を・・・」

梓「待ってください。弓からタイミングを少し遅らせて同じ位置にかわうそを出してください」

唯「え?う、うん、わかった」


ザクッ
ワシャナニヲシトルンジャア

唯「相手も刺さった!あずにゃんすごい!」

梓(とりあえず部隊は減らしたけど・・・もう士気が溜まる)

タタキツブセ

梓「無理に乱戦しないでくださいね。すり潰されます」

唯「おっけー。かわうそはどうしよう?」

カシャーン

梓「槍撃で・・・(できないか)少し乱戦したら離れて城内へ。落ちないようにしてください」

カシャーン

梓(バリバリで何とか出来るかも知れないけど・・・走射も怪しいし)

カシャーン

梓(ここは士気なしで我慢してカウンターに懸けよう)

オレノチカラミセテヤル

梓(?統復活、大徳も切れた。)

唯「?統を城門から出して・・・よし、倒した。これは攻めて行けるよね?」

梓「はい!カウンターです!」

ミナノモノ、チカラヲミセヨ

唯「よーし、孫皎も貼り付けて城ゲージを取り返すよ」

梓(士気は充分。相手が焦って固まって出てきたら・・・)

ゾロゾロ

梓「唯先輩、火計です!全部隊入る!」

唯「火を放てー!」バシッ

カンネイシナ

唯梓「え?」

梓「なんで誤爆なんてするんですかー!その位置じゃ士気6の強化戦法ですよ」

唯「いやー、朱桓で孫皎に触っちゃったみたい・・・」

タタキツブセ
テッタイスルフリ
ジョウダンダロ

唯「ああ・・・みんなやられていく。そうだ、再起!」バシッ

梓「ちょっ、全部隊落ちてから・・・」

シオドキカ
デスギタカ
オレ、オワッチマウノカ?

唯「どうしよう?あずにゃんどうしよう?」アワアワ

梓「ああ・・・これはもう・・・」

パリーン
オレガチョウホウダ、キサマラカクゴシナ



かえりみち!

唯「疲れた・・・・・・それに思ったよりも動かせなかった」

梓「初めてですからね。最初は皆こんなもんですよ」

唯「本当に?わたしすごい下手じゃなかった?」ジワッ

梓「そんなことないですって。すぐに上手くなりますよ」

唯「あずにゃんがそう言うなら頑張ってみる」

梓「わたしも出来る限り力になります」


いっしゅうかんご!

ギー太軍 十品

ショウグントシテコレクライハトウゼンヨ

唯「この遠弓麻痺矢は中々いいね」

梓「唯先輩はまだ走射が上手く出来ないですから孫皎よりこっちの方がいいかと。丁奉は色んなデッキに入れられる良カードです」ショウグーン

唯「それにしてもどんどんランクが上がっていくねー。でもこれだと同じ実力の人とマッチングっていうか同じくらいゲームをやった人とマッチングするだけなんじゃ・・・」

梓「ふふふ、自動的に昇級するのここまでです。ここから先は一定の武勇まで上がると昇格戦になって、それに勝たないと上がれません」

唯「それは・・・なかなか燃える展開だね。そうこなくっちゃ面白くないよ」

梓「・・・確かにそうですね。だからこそ切磋琢磨するのかも知れません」

梓(わたしもこの頃は純粋に大戦を楽しんでたなあ・・・なのに今は勝率ばっかり気にして・・・)


しょうかくせん!

唯「ついに初めての昇格戦」フンス

梓「唯先輩、いつも通りですよ。落ち着いていつも通りの操作でいいんですからね」アワアワ

唯「任せたまえあずにゃん。っていうかあずにゃんが落ち着いて」


ギー太軍  
かわうそ 手腕 ?統(槍) ハゲキャノン 丁奉 G周姫、陸抗

VS

△△軍
求心 ?徳(馬) 羊? 楽進(馬) 劉曄


梓「騎馬単の求心デッキですね。士気を小出しに出来る羊?が中々厄介です」

唯「?統とかわうそに頑張ってもらうよ」


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