――ぱくぱく もぐもぐ

唯「おいひーおいひー」モグモグ

梓「唯先輩がっつきすぎですよ」

唯「これががっつかずにいられるかってんだい」モグモグ

梓「噛まずに飲み込むと体に悪いですし」

梓「のど詰まらせますよ――」

唯「――ぐっ! んーんーー!!」バタバタ

梓「ほら、いわんこっちゃない」

憂「お姉ちゃん!」ガタ!

梓「」ビクン

憂「お姉ちゃんしっかりして!!」バン!

唯「――ゴクン!」

唯「ケホケホ……ふわぁ~……」

憂「だいじょうぶ?! お肉大きく切りすぎたからかな?」

憂「ごめんねごめんね!」ギュ ウルウル

梓「いや今のは――」

唯「ううん! 今のは私が一気に食べ過ぎちゃったせい!」

唯「憂のお料理があまりにもおいしすぎて……」

唯「口の中憂のお料理でいっぱいにしないと気がすまなかったの!」

憂「お、お姉ちゃん……そこまでして……」フルフル

憂「嬉しいよお姉ちゃん!!」ギュ

唯「えへへ、へへ……嬉しいのはわ・た・し」エヘヘ

梓「だらしない顔して……」

憂「さっ。残り冷めないうちに食べちゃおうね」

唯「食べるよー冷めるとおいしさ半減!」

憂「あっ。まってお姉ちゃん」

唯「んー?」

憂「ふふふ」ヒョイ パク

憂「ごはん粒ついてたよ」ニコ

唯「」ポー

憂「あ、梓ちゃんも」ヒョイ

梓「」

憂「おいしい」ニコ

唯「これだよ……」

梓「お母さんにもやられたことないのに……」

唯「あずにゃん顔にやけてるよ」

梓「唯先輩こそ」

憂「早く食べないと冷めちゃうよー?」

――――――――――

唯「も、もうおなかいっぱい……」

梓「唯先輩食べすぎですよ」

憂「ふふ、今日作った分からっぽになっちゃた」

梓「あ、片付け手伝うよ」

憂「ううん。梓ちゃんはゆっくりして、お姉ちゃんと遊んでていいよ」

唯「あずにゃーん、こっちおいでー」

梓「わわっ。ひっぱらないでください」

唯「ふふふ」

梓「ここで手伝えばさらに姉の株があがるってもんじゃないでしょうか」

唯「まあ見てなさいな」

憂「あらいもの終わりっと」トコトコ

唯「憂、こっちおいで」チョイチョイ

憂「なあに?」

唯「ハンドクリーム!」バーン

唯「はーい、憂、手だしてー」

憂「わっ、ありがとうお姉ちゃん」

唯「ぬりぬり~」ペタペタ

憂「お姉ちゃん優しくて大好き!」

唯「――――!!」プルプル

唯「わぁーい!」キャキャ

憂「喜んでるお姉ちゃんかわいい」

梓「私もクリームぬってあげる」ペタペタ

憂「梓ちゃんありがとう~」

梓「憂の手ってキレイだよね」

憂「お姉ちゃんが毎日クリームぬってくれるし」

憂「お風呂でマッサージしてくれるの!」

梓「マッサージ?!」

憂「手の美容にいいんだって」

梓「へ~」

憂「あ、後で梓ちゃんにもやってあげるね」ニコ

梓「うん。……あとで?」

憂「うん。お風呂準備するからまっててね」パタパタ

梓「後でって……一緒に入るんでしょうか」

唯「入ろうよあずにゃん!」

唯「憂のかわいい姿が見れるよ~」

梓「……まあ少しくらいならかまいませんが」


――お風呂

憂「はい、お姉ちゃんシャワーかけるよ~」

唯「ありがとう~気持ちいいようい~」

梓(くっ。同学年で何故こうも差が……)ジー

憂「ん? 梓ちゃん……えっち」

梓「へ、あっ。いや別に胸なんて見てないから!」

憂「も、もうっ!」プン

唯「あーっ! あずにゃんのえっち!!」

梓「ち、ちがいます!!」

唯「憂、こっちおいで。いつものをやったげよう」

憂「ありがとうお姉ちゃん」スッ

唯「ふふ、すべすべにな~れ」モミモミ

憂「お姉ちゃん相変わらず上手だね~」

唯「ふふ、日夜研究してましたから!」

梓「ジー」

憂「そうだ! 梓ちゃんにもやってあげなきゃ」

梓「いいのかな」

憂「いいよいいよ、はい手だして~」

梓「はい」スッ

憂「すべすべにな~れ」モミモミ

梓「ああぁぁ……」

憂「どうかな? 気持ちいいかな?」

梓「しゅ、しゅごく……」

憂「えへへ、それならもっとやっちゃおう」モミモミ

唯「どうかね? あずにゃん」ボソ

梓「す、すごすぎます……!」

唯「毎日毎日憂に教えた成果だよ」

唯「やっぱり憂はかわいいね!」

梓「なんか違う気もしますが……そんな気がします!!」


――きゃきゃ うふふ~

――――――

梓「のぼせました」

憂「遊びすぎちゃったね」

唯「ジュース飲んで寝ちゃおうよ」

梓「それがいいです……」

憂「はい、お姉ちゃんの分、梓ちゃんの分」

唯「よし、お風呂上りの飲み物は腰に手を当てて一気飲みだよ!」

唯「ドベの人は抱き枕の刑ね!」

梓「へ」

憂「ううぅ」

唯「よーいスタート!」

梓「ごくごく」

唯「ごくごく」

憂「ごくごく」

唯「ぷはぁ!」

梓「ぷはぁ!」

憂「ごくごく」

憂「ぷはぁ!」

梓「ということは……」

憂「憂のまけ!」

憂「あう」シュン

梓「憂が負けましたね」ヒソヒソ

唯「憂は一気飲みが遅いんだよ」ヒソヒソ

梓「……ねらいましたね」ヒソヒソ

唯「……テヘ」


――唯の部屋

唯「さあ今日は憂の抱き枕だよー」

憂「あんまり強くしないでね?」

唯「だいじょーぶだいじょーぶ、ふふ……うへへ」ギュ

梓「あったかい……」

唯「憂はいっつもあったかいよー」

憂「お風呂入ったばかりだからだよ」エヘヘ

憂「さあ夜更かしせずに寝ちゃおうね」

唯「はーい」

梓「はーい」

憂「おやすみ~」

唯「おやすみ~」

梓「おやすみなさい」

唯「……」

梓「……」

憂「く~」

唯「…………」

梓「…………」

――パチ

唯「ふ、ふふふ」

梓「まぶしい」

唯「さあ、あずにゃん」

唯「寝る前にこの部屋よりまぶしい」

唯「この憂の寝顔を見るんだ」

梓「スヤスヤと寝てますよ」

唯「はあ気持ちよさそう……」

唯「いいなあいいなあ憂……」

梓「ふふ」


唯「なに笑ってるのー?」

梓「いえ、妹思いだなあ、と」

梓「もっと別の言い方なら――シスコン、ですかね」

唯「いいんだよー、シスコンだって」

唯「だって、憂がかわいすぎるから」

唯「そう思っちゃうんだもん!」

唯「あずにゃんもそう思うよね?!」

梓「まあ……そうかもしれませんね」

唯「ほらねっ!」

梓「まあ、仲良きことは美しきかな、とありますし」

梓「これからもそうしてください」

唯「もっちろん!!! 憂かわいい!!」ギュ

憂「う~ん、おねえちゃ~ん。くるしい~」ムニャムニャ



                         おしまい