~きゅうけい!~

唯「私、ノルマ全部終わっちゃった」テヘッ

梓「ええ!? 憂が決めた甘々な予定、もう消化しちゃったんですか!?」

憂「甘々じゃないよ、科目ごとに配分して考えたよ?」

唯「……あのね」

梓「憂じゃ駄目なの! 唯先輩には、もっと厳しいくらいじゃないといけないんだから!」クワッ

憂「……そっか。お姉ちゃんは、もう梓ちゃんの恋人なんだもんね。私が口を出すべきじゃないよね」クスン

唯「あの、おぜうさん達? 私の話を聞いてくれないかな?」

梓「そっ、そこまでは言わないけど……唯先輩って、のほほんとしてるでしょ? だから」

唯「えーと……」

憂「うんうん! のほほんとしすぎちゃってて、普段はそれがすっごくいいんだけど、テスト期間になると同じくらい不安だよね!」

梓「あー、うん、わかるわかる。そうだよね、唯先輩はいつも『明日になったら多分本気出す、かも』みたいな」

唯「だーかーらー! 私、試験範囲の復習、全部終わったんだよ!」

憂「えっ?」アセ

梓「は……? あはは、まさかこんな短時間で。冗談にもなりませんよ、唯先輩?」

唯「あずにゃん、しどい……私だって、やる時はやるんだよ!?」

梓「ええ、そうですよね。私だって今回は少し平均点上がるハズですから、そしたら誉めてくださいね」

唯「そんなにゆうなら、テストが終わった後、たーっぷりあずにゃんが変な気分になっちゃうくらい甘えさせてもらうかんね!?」

梓「も、もし本当に勉強したのがモノになってて、それなりの点を取ってたら……別に、いいですよ?」プイス

唯「ほんと!?」パアア

憂「ええっと……お姉ちゃん? 本当に範囲の分、全部終わらせちゃったの?」アセリッ

唯「うん。今回はあんまり広くなかったし」

梓「こーゆーご褒美的なのは好きくないんですけど、でも、言うなれば私の為に唯先輩がそれだけ頑張ってくれたっていうことですし?」プイス

憂「あ、梓ちゃん……駄目、待って……ご褒美とか言っちゃ駄目! お姉ちゃんが得意気な時にそういう態度取ったら、必ず自爆させられるから!」アセッ

梓「折角ですから、赤点回避だけじゃなくって、たまにはみんなが驚くような点を取って欲しいもんです」

唯「なぁんか、あずにゃんが乗り気じゃないから、ご褒美ありでもあんまし嬉しくないなぁ……けど、テストでまともな点を取ってからだよね!」

梓「そうです! 捕らぬ狸の何とやら、威勢のいいこと言ってて追試とかだったら、でっかい幻滅です!」

唯「おおう……そこまで言うからには、追試なかった時にきっちりかっちりご褒美もらうからね!?」ビシッ

梓「ああ、はいはい。追試の常連だって先輩方から聞いてますので、ええ。構いませんよー」

憂「あっ、あ、梓ちゃんっ……!?」フルフル

梓「ん?」キョトン

唯「……憂は?」ジー

憂「私からのご褒美は、ええと……一週間、お姉ちゃんのリクエスト通りのご飯作ってあげるねっ!」アセッ

唯「じゃあ私は一週間、苦手なお料理でも頑張って食べるよ!」

梓「……ん? 何で憂も?」

憂「早く条件を訂正して、梓ちゃんっ……ご褒美のハードル下げてっ」アセリッ

梓「何で? 事実じゃないの」ボソ

唯「さーん、にーぃ、いーちっ」

梓「そうだ。取った点数が高ければ高い程、ご褒美抱っこの時間も長くなることにすれば、唯先輩も本気を出してもらえますか?」

憂「そんな、梓ちゃん!?」フルフルフル

唯「おおう! ますますやる気出てきた! その条件飲んだよ、はい締め切り、条件締め切りーっ」ビッ

憂「ああ……」ガクリ

梓「え? どうしたの憂? 私、何かマズいこと言った?」

憂「……ごめんね、私にはもうお姉ちゃんを止められない。梓ちゃんが悪いんだからね」ガクガク

梓「えっ? 何でそんな反応なの?」

憂「これからお姉ちゃんと恋人としてお付き合いするなら、早めに知っておいた方がいいかもね……うん。テスト期間が終わったらわかるよ」ガクガクガク

唯「やー、何点取れば丸一日抱っこしてもいいのかな、あずにゃん? あ、科目別はさすがに厳しいから、総合で勘弁してね?」

憂「やだ……始まった……お姉ちゃんのご褒美無双が始まっちゃった……お料理でお茶を濁せてよかったよぉ……」ガクガクブルッ

梓「……えっ?」


~てすとけっかはっぴょう! ……のあとのひらさわけ!~

憂「今日のリクエストのお料理は全部出来たよ、お姉ちゃん。あと私からのお祝いも兼ねて追加もあるから!」ニコー

唯「わーい♪ ごっ馳走♪ ごっ馳走♪ あっずにゃんとごっ馳走♪」ニマー

梓「なっ……何で私ここにいるの、どおして唯先輩のお膝の間に当然のように座らされてるのっ」ガクガクブルブル

憂「自業自得だよ、梓ちゃん……お姉ちゃんのこと、どっかで馬鹿にしてたでしょ? だから自己最高点とか取られてそうなっちゃうんだよ」フッ

梓「そんなつもりは少しもなかったんだけど……先輩だし、ギター弾いてる時は素敵だし……でもまさかこんなことになるなんて……」ブルブルブル

憂「ほら! そこがもう駄目なの! そういう甘い考えであの賭けにノったのが間違い、ご褒美がある時のお姉ちゃんは無敵なんだよ!」

唯「んう~……あーずにゃーん♪」スリスリ

梓「はぅ……」ゴロッ

唯「あずにゃんも頑張ったね。順位上がったもんね。えらいね、いい子いい子~」ナデナデスリスリ

梓「ふぁ……ど、どおも、です……んにゅ……」ポワワン

唯「んにゅ~♪ んーぅ、んー、あーずにゃーん♪」スリスリスリ

梓「うう……はうぅ……ひたすらほっぺすりすりされてるのに、内心嬉しがってる自分を許せないよぉ……」ゴロゴロ

憂「……諦めて、梓ちゃん。そおなったお姉ちゃんは、私にも止められないから」フッ

梓「え、えっちぃことしないって条件にしといてよかった、けど……ふにゅ、んっ、んくっ」フニフニ

唯「あーずにゃん、大好きぃ! んふ、すっべすべのほっぺ気持ちいーぃ♪」スリスリスリスリ

梓「……ずーっとほっぺすりすりされてるのにキスのひとつもしてくれないのは、ある意味生殺しかな、とか……思いますよ? 唯先輩」ゴロゴロリ

唯「んふーぅ♪ やだな、あずにゃーん♪ キスもするよ、大人じゃないキスだけど……今夜いーっぱいちゅっちゅしちゃうからね!」スリスリリッ

梓「……まぁ、これはこれで、かなーりイイんですけどね」ニャーン

唯「さあ、冷めないうちにいただきまぁす。食べさせっこしようね、あずにゃん♪ はい、あーん」

梓「ふぁ、いただきま……あ、あーん……」ポヤー

憂「わ、私もいただきまーす」パクッ

憂(っていうか、えっと、お姉ちゃん達にはご馳走様……かなっ)ドキドキドキ

唯「ほんじゃ次、私の番だね~。あーん♪」アーン

梓「んく……ど、どおぞ……」スッ

唯「んむっ……んー、んむんむっ、美味し~♪ そのままでもとっても美味しいけど、あずにゃんに食べさせてもらうと天上の美食だねっ!」モグモグ

憂(うわあ、ふたりだけの世界を見てるだけで胸焼けしそう……早く全部食べちゃってくれないかなあ)モソモソ

梓「憂がお料理上手なだけですから……私、何もしてないのに、そんなに誉められる理由がないですよ……」ホワホワ

唯「そおかな? 食べさせっこって、好きな相手じゃないと出来ないよね?」ギュッ

梓「えっ、ええ、そう思います……」スキ?

唯「だよね。じゃあ、はい。あーん♪」

梓「にゃ……あっ、あーん」ドキドキ

唯「こおやって食べさせっこすると、いつもより頑張ってお料理を味わおうとしちゃって、でも胸がどきどきして、お口の中も頭の中もしやわせにならない?」ニヘー

梓「……はい。私、今、とってもどきどきしてます……ほんと、唯先輩の言う通りですね……」ポヤーン

唯「えへへへへ。あーずにゃーん♪」ギュムゥ

梓「んう、あ、お腹そんな強く抱かれたら、ご飯食べられないですよぉ」ポヤポヤ

唯「あ、そっか。ごめんね、この辺を抱っこで……いいかなあ?」ムニ

梓「ふうう!? ん、んっ……はい……でも、腕、動かさないでくださいね?」ビクン

唯「うん……えへ、あずにゃんの胸が当たって、腕がちょお気持ちいい」ムニムニ

梓「やっ、ぅんっ……動かさないでくださいってばあ!」キュウッ

憂(あーもう、物理的にお腹一杯になったかも。っていうか私、拷問されてるの? これ何ていうプレイ?)モソモソ

唯「ん、ほら、あずにゃん。あーん♪」

梓「あ、あーん……」ススッ

唯「んむっ♪ ほむほむ、んー! やっぱりいつもより美味し~っ♪」ゴマンエツッ

憂(うううっ、私も早く恋人作っていちゃいちゃしたいよお。でもお姉ちゃん並に素敵な人なんてなかなかいないし!)モソモソ


~ゆいのへや!~

唯「お風呂、今日は一緒に入ろっか……なぁんてね!」

梓「ん……い、いい、ですよ……」モジモジ

唯「うん、やっぱり駄目だよね、まだ一ヶ月も経っ……え? いいの!? 本当にいいの!?」ビックリ

梓「だって、その……約束ですし。テストでいい点取ったら、その分だけ抱っこさせてあげるっていう……唯先輩が忘れたんなら、別々でも構いませんけど」テレッ

唯「忘れるわけないよ! でも、お風呂は違うのかな、って……えへへ、えへ……」ニヘラ

梓「きょ、今日は抱っこまでですからね!? 洗いっことか、そういうのはまたいずれ!」カアッ

唯「……裸を見せてくれて、んでもって裸同士で抱っこさせてくれるんだ?」ニマー

梓「……そおゆう約束、ですから。今日だけ特別ですよ、特別」カアア

唯「うん……今日だけ。抱っこする時はいつもと同じ場所に腕を回して、あとほっぺすりすりするけど、あずにゃんにはお触りなし……で、いいのかな?」ドキドキ

梓「あ、あと、湯船の中でだけ。私が髪や身体を洗ってる最中に抱き着くとか、そおゆうズルいのもなし、ですよ?」ドキドキドキ

唯「うっ、うん……湯船の中だけで。充分だよ、それで」グッ

梓「……充分、って?」

唯「いやややや、言葉のあやってやつだよ! 深い意味はないよ!」アセアセ

梓「湯船の中以外で抱っこしたり、ま、まあ、手を繋ぐくらいはいいですけど? 変なとこ触ったりしたら、しばらく抱っこ禁止ですからね!」クワッ

唯「極めてきっちりかっちりりょーかいしました!」ビシッ!


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