澪「使い捨てカイロだけど 良かったら使ってくれ」

梓「澪先輩…ありがとうございます」

スッ

梓「…くま?」

澪「キャラクターがプリントされてるんだ、可愛いだろ?」

梓「そうですね、暖かくて…可愛いです!」

澪「うん、良かった!

  それじゃあ私は行くよ、体冷やさないようにな」

梓「はい、澪先輩また明日!」

澪「ああ、またな」

スタスタ…

梓「…」




梓「…澪先輩と律先輩も仲いいよね」




梓「…幼馴染かぁ」




梓「…ちょっと羨ましいかな」



梓「…」 スリスリ

梓「暖かい…」


梓「ふわぁ…」

梓「……眠くなってきたかも」 ウトウト…


梓「…」 ウツラ… ウツラ…



梓「…」 スヤスヤ…


スタスタ…

紬「あら?」

梓「…」

紬「梓ちゃん?」

梓「すぅすぅ…」

紬「ふふっ、寝ちゃってるみたい」

梓「…」

紬「でもどうしてこんな所で…?」


ぴゅー

梓「うっ…さぶっ」

紬「あっ」

梓「ん…ムギ…先輩?」

紬「おはよう、梓ちゃん」 ニコッ

梓「私…寝ちゃってた…?」

梓「ムギ先輩、おはようございます…

  えと…唯先輩はまだ来てませんか…?」

紬「唯ちゃん?

  あ、梓ちゃん 唯ちゃんと待ち合わせしてたのね」

梓「はい…10時から遊ぶ約束をしてたので…」

紬「あら、それじゃあ…たぶんまだじゃないかしら

  今は9時ちょっと過ぎたところだから」

梓「そうでしたか…」

紬「…梓ちゃん、唯ちゃんと遊ぶの楽しみにしてたのね」 ニコニコ

梓「えっ い、いえ…そんなことは」

紬「ふふっ」

梓「…」 テレテレ

梓「それにしても…今日はよく先輩達に会う日だなぁ」

紬「そうなの?」

梓「さっき律先輩に会って…

  そのあと澪先輩にも会いました」

紬「まあ…それは素敵ね」

梓「…はい、きっと今日は素敵な日です」


ぴゅー

梓「さぶっ…」

梓「…」 スリスリ

紬「? それは?」

梓「澪先輩から貰ったカイロです

  今日は寒い日だからって…戴きました」

紬「えっ、あっ、そっか! わ、私も何かあげた方がいいのかな?!」

梓「えっ」

紬「で、でも 私あげる物なんて何も…」

梓「えと…ムギ先輩…そんなに気にしなくても…」

紬「! そうだ!梓ちゃん!」

梓「は、はい!」

紬「両手出してみて」

梓「? …こうですか?」

ギュッ

梓「!」

紬「あげる物はないけど…

  でも私は手が暖かいから…どう?」

梓「えっ あっ あ、暖かいです…!」

紬「ふふっ、良かった~!」 ニコッ

梓「あ、ありがとうございます…」 テレテレ

紬「抱きついて温めてあげてもいいけど

  それじゃあ唯ちゃんに怒られちゃうわね」

梓「えっ」

紬「ふふっ」

スッ

紬「それじゃあ私そろそろ行くわね」 ニコッ

梓「あ、あの…」

紬「梓ちゃん、また部室でね」

梓「えっ…はい、また」

スタスタ…

梓「…」


梓「唯先輩に怒られちゃうって…

  ムギ先輩まで…私をからかってるのかな…?」


梓「…」


梓「…」


梓「まあでも…

  みんな…優しい先輩たちだよね」


梓「…」


梓「…」


梓「…」



梓「…」



梓「…」



梓「…」


タッタッタッタッタッタ


梓「あ」

唯「ぜぇ…ぜぇ…」

タッタッタッタ


唯「はぁ…はぁ…

   お、おはよう あずにゃん…!」

梓「おはようございます、唯先輩」


唯「あずにゃん先に来てたんだね

  ごめんね…

  待ったよね?」

梓「…」



梓「いえ、私もさっき来た所ですから」 ニコッ

唯「そっか~、それなら良かったよ~」

梓「それじゃあ行きましょうか、唯先輩」

唯「うん、そうだね!

  お?」

唯「あずにゃんそれは?」

梓「? あ、律先輩から貰ったコーヒーですね

  唯先輩の分も貰ってるのでどうぞ」

唯「おお~ありがと~!」

スッ

唯「あれ」

梓「? どうしました?」

唯「冷たいね」

梓「あ」


唯「…」

梓「…」


唯「もしかしてあずにゃん…結構待ってたの…かな?」

梓「えっと…」

唯「…」

梓「…」

唯「…」

梓「そ、その……」


ぴゅー

梓「さむっ…」


ギュッ

梓「あ…」

唯「これなら寒くないよね?」

梓「……はい、全然寒くないです」

唯「待たせてごめんね、あずにゃん」

梓「…」

唯「…」

梓「…と、特別ですよ」

唯「うん!ありがとうあずにゃん!」

唯「それじゃ、行こっか あずにゃん!」

梓「…はい 行きましょうか 唯先輩!」

唯「あ、そうだ!

  あずにゃんや、肉まん食べよ!肉まん!」

梓「に、肉まんですか…」

唯「うん!おいしいよ!

  それにね肉まん食べたら体が温かくなるんだよ!」

梓「…仕方ないですね、一緒に食べましょうか」

唯「わーい!

  肉まん~♪ホッカホカ~♪」

梓「まったく…」

梓「でも…」

梓「…今日はあまり寒くないかも」


おしまいっ



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