「それでは表彰式です、軟式野球優勝、3-2!」
パチパチパチパチ
姫子「ありがとうございます!」
唯「やったね皆!」
曜子「優勝なんて、信じられない!」
澪「唯にボールが直撃したときはどうなるかと思ったけどな」
アカネ「いちごちゃんのおかげよね!」
いちご「……最後のゲッツーが余計だった。あれがなければもっと楽に終わってた」
エリ「もー完璧主義だなあ!勝ったからいーじゃん!」
紬「そうそう、今は喜びましょう♪」
律「誰かあたしのサヨナラも褒めろよ!」
「続いてサッカーです。優勝、3-2!」
パチパチパチパチ
春子「ありがとうございます!」
信代「イエーイ!W優勝ー!」
エリ「え、そうなの!?」
三花「あ、そっか。野球のメンバーは知らなかったのね」
風子「そっちの決勝の途中でサッカーの方は終わったから、一緒に応援してたのよ?」
澪「そうだったのか……」
さわ子「皆、本当にお疲れ様。まさか二種目も優勝するなんて、先生とっても嬉しい!」
さわ子「野球もサッカーも凄くいい試合で、きっと心に残る事と思います」
さわ子「二学期も残り少ないですが、風邪を引かずに来年に向けて頑張りましょう」
さわ子「それじゃあ解散!打ち上げは行ってもいいけど、早く帰りなさいね?」
「ありがとうございましたー!」
姫子「さて、どうしようか?」
律「カラオケでもいこうぜ!」
エリ「お、いいね。唯と澪の歌声聞きたいな!」
澪「え、いや私は聞いてるだけで」
唯「澪ちゃん!一緒に何歌うー!?」ガバッ
コラ、ユイオチツケッテ! アラアラ♪
イチゴ、ドコイクンダ? ……(カラオケニガテ)
アタシノウタヲキケー! ウワッノブヨ!?
アハハハハ…
……
元旦
姫子「あれ、軽音部じゃん!」
澪「姫子!いちごも、エリにアカネも!」
アカネ「あけましておめでとう!」
エリ「おめでとー!」
律「これはこれご丁寧に」
唯「有難き幸せにござりまする」
いちご「くるしゅうない」
紬「うふふ♪」
律「そういやみんな普通のカッコだな」
唯「去年は澪ちゃんとムギちゃんは振袖だったんだよ!」
アカネ「へえ、二人だったら凄く似合いそうね」
唯「うん、すっごく綺麗だったよ~」
澪「ゆ、唯……」テレテレ
曜子「ええ、秋山さんとっても素敵だったわ!」ニョキッ
エリ「うわ、佐々木さん!?」
姫子「いつの間に……」
いちご「え、ずっといたよ」
姫子「もうお参りは済んだの?」
紬「ええ、あとはおみくじ引くぐらいかな?」
エリ「そっか、じゃあこの後どっかいかない?」
澪「おいおい、受験生だろ」
唯「いいじゃん、お正月ぐらいはお休みでさ!」
いちご「別にいいと思う」
律「おし、決まりだな!」
アカネ「じゃあどこにしよう?」
曜子「去年はカラオケに行ったね」
姫子「う~ん……そうだな」
「バッティングセンターなんてどうかな?」
ああ、満足だ……もうゴールしてもいいよね
3日間お付き合い下さりありがとうございました
あと野球分からん人のための解説
光の直球狙いでもツーシームも打てる、というのはツーシームは右斜め下に僅かに曲がり落ちる球であって
右打者にとっては自身の内側に喰い込み、バットの下半分に当たるように曲がるのでろくに前に飛ばせず非常に厄介な球。
でも左打者にとっては本来直球が到達する位置のバットの延長線上にちょうどボールが来るのです
それで光は自分の打力に自身があったので、芯を少し外れても強引に持って行けると判断した次第です
ただ勿論威力は半減するのでホームランのように高い弾道では上がらず、
ライナーを佐々木さんにダイビングキャッチされたわけです
最終更新:2011年01月07日 01:24