唯「うーいー、特にすることないよー」

憂「そだねー」

唯「そうだ!一緒にゴロゴロしようよ?」

憂「え・・私はいいや・・」

唯「えー、ゴロゴロしようよー、楽しいよ?」ゴーロゴーロ

憂「じゃ、私はゴロゴロしてるお姉ちゃん眺めてようかな」

唯「えー、そんなの面白くないよ?」

憂「ううん、そんなことないよ」

唯「そうなの?」

憂「うん!」

唯「ゴロゴロー、ゴロゴロー」ゴロゴロ

憂「♪」

唯「・・・」ピタッ

憂「?・・どうしたの?お姉ちゃん?」

唯「・・・飽きた」


憂「もう飽きたの?」

唯「だってつまんないもん!」

憂「まだ五分もたってないのに・・」

唯「うーいー、折角なんだから遊ぼうよー!」

憂「うーん・・・そうだなー・・」


唯「じゃ、トランプやろうよ!トランプ!」

憂「えっ!二人でトランプなんかするの?」

唯「面白くないかな?」

憂「もっと人数そろえた方がいいんじゃない?」

唯「そっか・・」


唯「じゃ、キャッチボール!」

憂「いいけど・・・女の子同士でやるものなのかな・・」

唯「いいじゃん、やろう、やろう!」

憂「分かった、じゃ、外行こっか」

唯「うん!」


唯「あっ!ワンちゃんだ!」タッタッタ

唯「ワンワン!ワンワン!」ナデナデ

犬「ガルルルルゥ」ガブゥッ

唯「見てーういー、このワンちゃん私が気に入ったみたい!」

飼い主「こらっ!やめなさい!」

憂「お姉ちゃん・・噛まれてるよ・・?」

唯「えっ?」


唯「ふぅ・・公園まで遠いね」

憂「それじゃお姉ちゃん、始めよっか?」

唯「うん!」


憂「お姉ちゃーん、いくよー」ドヒュッ

唯「オーライッ、オーライッ」ズヒュンッ     ガシャッ

唯「あれっ?」

唯「横へ飛んでちゃった・・?」

憂「もう、お姉ちゃん?グローブ反対だよ?」

唯「あ、そうだったっけ?」

唯「うーいー、投げるよー」ユルッ

唯「あれっ?」

コロコロ

憂「お姉ちゃん、全然届いてないよー・・」

唯「えへへ、ごめんごめん♪」

憂「いい?お姉ちゃん?よーく見てるんだよー」

憂「こうして・・こうっ!」ドヒュンッ   ガシャッ

唯「おお・・」ぼーっ

憂「捕らなきゃダメだよ、お姉ちゃん」

唯「あんなの速過ぎて捕れないよ!」


唯「そだ!せっかくバットも持ってきたから打ち返してあげる!」

憂「そんなことできるの?お姉ちゃん?」

唯「で、できるよー!?」

憂「ふふっ、いいよ、お姉ちゃん。」

唯「よーしっ!ホームラン打っちゃうよー」ブンッ


憂「お姉ちゃん、バットが上下逆さまだよ・・」

唯「えっ、そうなの?」

憂「お姉ちゃん・・・」

唯「さあ、こいっ!」

憂「い、いくよーっ!」ドヒュンッ

ガシャッ

唯「えいっ!」ブンッ

スカッ

憂「お姉ちゃん?振るタイミング遅れてるよ?」

唯「えっ?ホント?」

憂「だってボールがフェンスに当たってから振ってたもん」

唯「おかしいなー・・?」

唯「ういっ!もう一球!」

憂「それじゃ、いくよっ!お姉ちゃん!」

唯「えいっ!」ブンッ

憂「お姉ちゃん・・?」

唯「なーに?うい?」

憂「まだ投げてないよ?」

唯「そーなの?」

憂「・・・」

唯「憂のイジワルッ!」

憂「目つぶってバット振るからだよ」

唯「だって速過ぎて見えないんだもん!」

憂「ちゃんとボールを良く見なきゃ・・」

唯「分かったよ・・もう一球!」


憂「いくよー!」ドヒュンッ

唯「えいっ!」ブンッ

パカーン

憂「!」

唯「あたった!」

憂「そんなまさかっ!」





ゴツンッ

律「いでっ!」

律「いてえっ!誰だよったく・・」


憂「す、すみませーん!」

唯「あ、律っちゃんだ!」

律「おいっ!私に当たったじゃねえかよ!」


唯「あっ、おでこが赤いねっ!」

唯「ナイスキャッチ!」

律「やかましい!」ゴチンッ

唯「いたぁいっ!」

唯「ごめんね律っちゃん・・」

律「もういいよ」

律「それより私も混ぜろよ」

唯「うん、いいよー」


唯「いくよー、律っちゃん!」

律「さあ、来い!」

唯「えいっ!」ヨロッ

ポテン コロコロ

律「なんだ、届いてないじゃないか・・」

唯「も、もう一回いくよっ!」

律「どっからでもかかって来い!」

唯「それっ!」フラッ

コロコロコロ

唯「おかしいなあ・・」

律「ハハッ、唯じゃ話にならねえな・・憂ちゃん?」

憂「はいっ!」

律「投げてくれないか?」

憂「いいですよー」

憂「それじゃ、行きますよー、律さん!」

律「おうよ!」

憂「それっ!」ドヒュンッ!

律「さあ、こ・・」ヒュオッ

律「あ、れ・・」

唯「律っちゃん、ど真ん中だよ?」


律「う、うるさいなっ!球筋を見極めてたんだよっ!」

唯「そっかー♪」

律「よーし!次こそ本気だ!」

律「さあ、来い!」

憂「じゃあ、投げますよー」


ドヒュッ

律「とりゃっ!」ブンッ

スカッ  ガシャンッ

律「・・・速いっ!」

唯「律っちゃん、振るの遅いよ?」

律「うるさいな!3球勝負なんだからいいんだよ!」

憂「どうしたんですか、律さん?全然当たってませんよ?」

律「やるじゃん、憂ちゃん・・」

律「(ハッ・・・でもさっき打球が飛んで来たってことは・・)」

律「(唯のやつ・・・この球を打ちやがったのか・・?)」

唯「どうしたの?律っちゃん?」

律「あ、ああ、何でもない」

律「さあ、これで最後だ!来い!」


憂「では、これが最後ですよ!」

憂「それっ!」ズヒュンッ!

律「(唯に負けてたまるかってんだ!)」

律「そりゃっ!」ブンッ



カッキーン



律「当たった!」

憂「そんな・・律さんにも打たれるなんて・・」

唯「おおっ!律っちゃんすごーい!場外ホームランだよー!」

律「ま、当然だな!ハッハッハッハッハ




ガッシャーン パリーン



律「ハッ・・ハハッ・・ハハハッ・・」



律「おっと、用事を思い出したようだ!」

律「それじゃあな!」

スタコラサッサ


唯「あっ、ちょっと律っちゃん!待ってよ」

憂「行っちゃった・・・」



神成「こらーーっ!誰だっ!ガラスを割ったのは!」


唯憂「ビクッ!」




一時間後


唯「ごめんね、憂、弁償させちゃって・・・」

憂「ううん・・お姉ちゃんは悪くないよ」

憂「悪いのは・・・」

憂「ううん、何でもない、帰ろっか♪」

唯「うん、帰ろう・・」



……

律「ハー、ゲーセンも飽きてきたなー・・・」

律「!」



憂「梓ちゃんったらさあ・・」

唯「へー、あずにゃんが・・・」


律「げっ!あいつらだ!」ササッ


憂「そしたらさあ・・」

唯「ん?」

憂「どうしたの?お姉ちゃん?」

唯「今、律っちゃんが居たような気がしたんだけど・・・」

憂「そう・・・気のせいだよ、お姉ちゃん♪」

唯「そうだよねー」

憂「お姉ちゃんは先に帰ってて」

唯「えっどうして?」

憂「ちょっと晩ご飯のおかず買って帰るね♪」

タッタッタッタ

唯「あ、ちょっと!ういー!」

唯「バットぐらい置いていけばいいのに・・・」







平沢家


唯「憂遅いなー・・」ゴロゴロ

ガチャッ

憂「お姉ちゃんただいまー♪」

唯「あっ、おかえり!ういー」

憂「遅くなってごめんね?」

唯「心配したんだよー?」

憂「お姉ちゃん、でも喜んで!」

唯「えっ?なーに?」

憂「今日の晩ごはんは奮発して・・特上のお寿司だよー!」

唯「あっ!すごいっ!どうしてっ?お金はないはずだよ?」

憂「えへへっ☆な・い・しょ♪」

唯「もー!憂のイジワルぅ!」

唯「そういえば、今日は憂にバット振らせてあげられなかったね」

憂「そんなことないよ?」

唯「えっ?でも今日憂はピッチャーだったよ?」

憂「あ、そうだった・・ごめんごめん、今のは忘れてね?」

憂「さあ、お姉ちゃん!お寿司食べよ?」

唯「うん!いっただっきまーす!」






憂「今日は久々にいい運動になったなー」ノビー

ガチャリ

唯「うーいー」

憂「どうしたの?お姉ちゃん?」

唯「一緒に寝よっ?」

憂「うん・・いいよ♪」

唯「あったかあったか♪」

憂「あったかあったか♪」


今日もお姉ちゃんといっしょで幸せな一日でした♪




fin


律「ヘクシッ・・あーさびーよー・・」

律「誰か・・・降ろしてくれー・・」