紬「んん~っ、それじゃあずにゃん、次は下着も脱ぎ脱ぎしましょうね~♪」

梓「はいですにゃ~ん♪」

律「わーっ!わーっ!早くあの2人を止めるんだーっ!」

・・・

澪・紬・梓「ぐぅ~、すぴ~」

律「あの時はどうなるかと思ったけど」

唯「3人ともすぐに眠っちゃってくれて助かったね~」

憂「惚れ薬のせいで興奮したものの、その結果、体力をかなり消耗してしまったんだと思います」

律「相変らず姉妹揃ってマイペースだな・・・薬飲んだ後に全く見えん」

約1時間後・・・

澪・紬・梓「ん・・・んんんっ」

唯「あ!起きたみたい!澪ちゃん、ムギちゃん、あずにゃん、大丈夫?」

澪「うう~っ、頭の中がグルグルして・・・うあっ、手が縛られてる!?」

紬「・・・ふぁ・・・みんなおはよう・・・えっ!?私下着!?」

梓「わ、私の制服はどこですか~っ?しかも、下着ぐしょぐしょに濡れてます・・・」

律「そりゃそうだ、あれだけムギと舐めあったんだから唾だらけにもなる」

澪「とにかく律!この紐を解いてくれ~!あと何があったのか話してよね?」


……

(一同の前で唯と憂は部室の床で正座させられている)

澪「なななななにぃ~~っ!?私が律にそんなことをー!?」

律「信じられないようだが、本当の話なんだ」

梓「あうう・・・ムギ先輩と・・・はぁぁっ(ふらり)」

紬「私は・・・梓ちゃんに・・・(ポッ」

律「ムギの場合はその前に猫の図鑑舐めてたりしたんだけどなー」

憂「本当にごめんなさい・・・責任はいくらでも取りますからっ!!!」

唯「あの~、なんで私も一緒に正座してるんだろー」

澪「不用意に危ないもの持ってくるお前にも充分責任がある!!」

唯「ふぁ~い・・・」

紬「で、でも責任取るって言われても別に私仕返しなんてしたくは・・・」

律「そうそう、惚れ薬をほいほい飲んじゃう私たちにも責任ないわけじゃないし、
  この際、みんな無かったことにして丸く収めようじゃない?」

澪「薬を飲んでない律が勝手に意見をまとめてもなぁ・・・まぁ、異論はないけどさ」

梓「こんなこと先生に話すわけにもいきませんし、私も無かったことにしたいです、あうぅ・・・」

唯「私もそれでさんせ~い!」

律「裁かれる側が意見すな」

ポカッ

唯「すびばせーん・・・しゅーん」

律「あと憂ちゃん!分かってるとは思うけど二度とこんなことはしないように!」

憂「も、もちろんです!本当にすいませんでした・・・」

紬「薬の力によるものとはいえ、愛に目覚めるというのもそれはそれで・・・はっ、いけないいけない」

律「と・に・か・く!このことはぜぇ~ったい秘密な!
  こんな騒動を起こしたことが先生達・・・特にさわちゃんに知られたらお終いだぞ」

一同「はいっ!」



その翌日~~

唯「お、おはよ~」

澪「あ、おはよう・・・どうした唯?ちょっとフラフラしてないか?」

唯「・・・ううん・・・別に平気だよ」

おぼつかない足取りで席につく唯

澪「いや、確かにフラフラしてるって。しかも顔も赤くなってる・・・熱あるんじゃない?ちょっと見せてごらん」

唯の額にそっと手を当てる
自然と唯の顔を覗き込む体勢になり・・・

唯「(じ~っ)」

澪「んー、少し温かい気もするけど・・・どうだろ?変な感じとかしない?何なら保健室に連れ・・・」

お互いの目線が交わる

唯「(じ~っ、じ~っ)」

澪「な、何?じっとこっちを見つめられても困るんだけど・・・」

唯「ポッ」

澪「うわっ!急に顔が赤くなってきてる!きっと熱だよ、すぐ保健室に連れていかないと!
  律!唯が熱を出したみたいなんだ、だから・・・」

唯「み~お~ちゃ~ん!」

ガバッ!

澪「わ~っ!いきなり何するんだよ!急に抱きついてくるなって!」

律「お~い、唯がどうした・・・っておいいい!!!」

唯「澪ちゃん大好き!!もう離さないんだから!!!」

ぎゅ~~~っ!

澪「ひゃーーっ!!!やめろー!熱が移るっていうか恥ずかしいっていうか・・・頼むから一旦離れろー!」

律「うわっ!唯がおかしいのはいつものことだけど、これはいくらなんでも異常じゃないかっ!?」

唯「マイラブ澪ちゃ~ん♪ねぇねぇもっと一緒にくっ付こうよ~?そうだ、キス!キスしよう!んん~っ」

澪「じょ、冗談はよせーーー!!何か変なものでも飲んじゃったのか!?」

律「!?『何か変なもの』・・・そしてこの症状・・・まさかアレかっ!?」

澪「アレって何か心当たりでもあって・・・・・・あああ!」

律「(早く!さわちゃんに見つかる前に逃げろ!!!クラスメートにじろじろと見られるのもまずい!)」

澪「(分かったけど、一体どこに・・・保健室か?)」

律「(バカ!きっとアレなんだぞ!?第三者に見られない場所に行かなくちゃ・・・部室だよ!)」

澪「(りょ、了解!)唯、ちょっと落ち着け!取りあえず部室に行こ?な?」

唯「うん♪いいよ~♪いよいよ私たちのメークラブの時間というわけだね~♪」

澪「言ってることは相変らず意味不明だが・・・よいしょっと・・・さぁ行くぞ!」

律「ムギ!ボヤっと見てないで手伝ってくれ~!」

紬「(はぁ~、頬を赤く染める唯ちゃん可愛い・・・)え!?あ、は、はい!」

ダダダッ!
律、澪、紬の3人がかりで唯を抱えて、一気に廊下・階段を駆け抜け部室へ

澪「つ、着いた・・・!」

律「薬の効き目は約2時間・・・唯の正気が戻るまで隠しておくしかない。適当に遅刻ということにしておくか」

澪「えーっ!?そんないい加減な!」

律「分かってるだろ!?アレは秘密にしなくちゃいけないんだ!分かったらさっさと・・・あれれ?」

ガチャ

律「部室が開いてる?」

澪「何で・・・ってまた鍵を閉め忘れたんだな~?まったく律はいつも無用心で・・・」

律「違う違う!昨日はあんなことがあったんだぞ?絶対に閉め忘れるもんか!」

澪「そうなのか・・・でもさ、それじゃあ・・・」

紬「部屋に既に誰かいるってこと?」

律「もうしょうがない!唯を隠すにはここしかないから!行くぞ!」

バタン!

律・澪・紬「!!!」

部屋に入った3人が見たものは・・・

憂「あ~ずさちゃ~ん、愛してる、愛してるよーーー!!」

梓「いやーーっ!もう離してーー!!
  はっ、誰っ!?・・・ああ・・・先輩方でしたか・・・はぅぅ」

律「いったいどうなってんだー!?」

紬「・・・これも同じ・・・あの惚れ薬・・・でしょうね」

澪「そういえば最後、唯だけじゃなく憂ちゃんもお薬飲んでたんだっけか・・・」

梓「き、聞いてください~、今朝、学校に来たら憂が顔赤くしてるからてっきり熱だと思って・・・」

澪「熱があるかどうか確かめようと真正面から向き合ってたらこうなった、そして仕方なくここへ逃げてきた、と」

梓「な、何でまだ言ってないのに分かるんですか!?・・・ひょっとして澪先輩にくっ付いてる唯先輩・・・」

律「お察しの通りだよ・・・」

唯「澪ちゃん!!!」

澪「今度は何だよ~(泣」

唯「ひどいよ!さっきから私のこと無視して!この分の借りはキス100回だからね!ちゅっちゅ~」

澪「うわーん!」

憂「梓ちゃ~ん?ちゃんと私のこと見てくれないと、めっめっ!ちゅ~~~~」

梓「もういい加減にしてよーーーーっ!!!」

憂「んもう、ちゅ~もダメなのぉ・・・?なら・・・ならぺろぺろさせて~~。んん~っ」

梓「きゃーーーーっ!!!」

紬「薬の効能には大なり小なり個人差があるものよ。
  唯ちゃん憂ちゃんの場合はかなり時間が経ってからの発症になったということじゃない?」

律「随分強引なこじつけだぞ・・・でもそれで納得するしかないかぁ。
  あの姉妹も2時間くらいで収まってくれればいいんだけどな」

澪「2時間もこれに耐えろとか無理だーーーっ!!!」

律「昨日はその澪からのラブラブアタックで大変だったんだぞ~?
  同じ目にあって私の苦労を知ってもらうのも悪くないと思ったり~」

澪「それを言うなら私も被害者だぁーっ!それも2日続きで!!」

紬「ああ・・・こういうの見てて本当に飽きないものねぇ・・・」

律「ムギも別の意味でおかしくなってきてるし・・・まぁ、いよいよとなったら手を貸すからそれまで耐えるように」

梓「結局放置されるんですねーーーーっ!!!あんまりですよーーーー!!!」

憂「ほ~ら~、私たちの仲はもう誰にも邪魔されないんだから、もっとスキンシップしようよ~」

唯「ちゅ~・・・まだまだ!次は首筋にキスだかんね~、ちゅ~」

澪・梓「た~す~け~て~!」

ガラッ!!

さわ子「くぉーーらぁーーー!!!あんた達ホームルームも授業もサボって何やってるのーーーっ!!」

律「げげっ!!さわちゃん!!?」

紬「(ここはひっそりこっそりと撤収に限りますね・・・)スタスタ・・・」

ガシッ!!

さわ子「逃げようったってそうそううまく行かせはしませんからね!!!」

紬「ひぃ~ん!(泣」

律「いやこれはその・・・あのですね・・・えーと・・・込み入った事情がありまして~」

さわ子「ええ、その『込み入った事情』とやらをじっくり聞かせてもらいましょうか!!
    取りあえず今は授業に戻ってもらうのが優先だけど」

律「はい・・・」

~~~~~~~~~~~

その後、保健室

一旦寝かせられた後、正気を取り戻した唯と憂も含め全員がさわ子の前に集合させられる

さわ子「つまり発端は憂ちゃんのちょっとした出来心だったと」

憂「はい・・・そうなんです」

ここに至った経緯を説明する憂
とはいえ、肝心の薬を作った動機については流石に「ほんのいたずらのつもり」で誤魔化す

さわ子「ふぅ~ん・・・普段は真面目でちょっとした落し物すらネコババしないような憂ちゃんがねぇ・・・
    でも分かってる?怪しげなサイトに載っていた薬を作った挙句、半分事故のようなものとはいえ、
    他人に飲ませてしまった・・・もしも人体に悪影響を及ぼすようなものだったら・・・」

憂「はい・・・もう・・・退学処分・・・ですよね」

一同「!!?」

憂「一歩間違えたらどんな重大なことになっていたか・・・そんなことも分からずにやってしまって
  ・・・申し訳ありませんでした。他の皆さんは悪くありません。ですから・・・」

唯「そんなことないよ!!!悪いのは実際に飲ませた私・・・だから退学させるなら私にして!」

憂「お姉ちゃん・・・ううっ・・・」

唯「あの時は危ない薬だと思ってなくて全然用心してなくて・・・みんなに飲ませたのは私だから!」

律「いや、それを言うなら事態を楽しんでしまった私も悪い!どうか責任を憂ちゃんにだけ押し付けないで欲しい!」

澪「う、うん!私も大変な目にあってしまったけど、今はもう何にも思ってないよ。
  それに昨日の時点で、ちゃんと先生方に相談しなかった私にも責任があるし」

紬「はい・・・私も悪いことと知りながら秘密にしておこうと思ってしまいました」

梓「そうですよね・・・こういうことが起きたら真っ先に先生に知らせなきゃいけないのに私も・・・」

さわ子「あらあら、これは重罪ねぇ。1人は怪しげな薬を作るわ、他はそれを庇い立てするわで。
    これはみんなに平等に罰を分けた方がよさそうね」(ニヤッ

一同「え・・・?」

さわ子「罰として今日の放課後3時間、全員で校門からグラウンドまでの校庭全部のゴミ拾い及び掃除を行うこと!以上!」

律「マジで!?ふぅ~、助かったぁ」

憂「あの・・・退学・・・は?」

さわ子「明らかな毒でも作ったんじゃない限りそんなことにはならないわよ。それとももっと重い罰がお望み?」

憂「い、いいえ!」

さわ子「分かった?それじゃ返事は!?」

一同「はいっ!」

さわ子「あと憂ちゃんはちょっと残って。その怪しげなサイトの名前とアドレスを書いておくように」

~~~~~~~~

放課後、校庭

律「こうして史上最も軽音部を揺るがせた薬物事件は終わりを迎えたのであった。めでたしめでたし~」

澪「ちょっと待て。私は薬は飲まされておかしくなるだの、おかしくなった唯の相手をさせられただので全然めでたいどころじゃなかったぞ」

梓「はい、楽しんでいたムギ先輩は別として少なくとも私と澪先輩は完全なとばっちりでしたよ」

紬「でもこうやって仲間の失態を分かち合うのが『友情』なんじゃないかしら?」

唯「そうだよそうだよ!素晴らしき友情のおかげで憂も退学を免れたしハッピーハッピーだよ~」

澪「唯がそれを言うなー!!!」

憂「・・・私を庇ってくれた時のお姉ちゃん、すごく格好良かった///
  それに梓ちゃんや他の先輩方もありがとう。私は本当に幸せ者です」

紬「うふふ、そんなこと言われると何だか照れてきちゃう♪」

澪「うお!姉と違ってこの気配りが出来るところはさすが!これなら素直に許したくなる
  ・・・ま、憂ちゃんのことも薬のことも水に流すけど最後にだな・・・」

律「え?な、なんでこっち見てるのかな~?」

澪「そういえば律だけ薬飲んでなかった。ずっと高みの見物だった」

スッ

律「わっ!?なぜその小瓶を持って・・・」

澪「最後にお前も巻き込んでやるー!」

律「ぎゃーっ!お助けー!」ダダダッ

澪「あ、行っちゃったか・・・ふふっ、中身は空っぽなんだけどなー♪」

その夜

カチカチカチ・・・

さわ子「よし・・・確認完了・・・URLは間違いなし・・・と」

さわ子「効果に時間の限りがあるとはいえ、うまく使えばイケメンだって玉の輿だって~ムフフ♪」

さわ子「いや待て。誰彼構わずベタ惚れに出来るなら、校長、教頭先生にも飲ませれば、私の待遇改善も!」

さわ子「それこそ総理大臣に飲ませることが出来れば!!・・・夢が広がるロマンが広がるぅ~♪Go!!」

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さわ子「ちっ」



おしまい