唯「どうも。HTTのほこる最強のギターボーカル平沢唯です」

唯「ついに来てしまいました」

唯「悪夢のような週末」

唯「世の人々はやれ休みだ遊びだと浮かれていますが」

唯「私にとっては恐るべき、そう……地獄のような二日間」

唯「なぜなら私は……」


唯「毎日きちんとあずにゃん分を補給しないと……死んでしまうからです!」

唯「あずにゃん分とはご存知のとおり、あずにゃんに抱きつくことによって得られる」

唯「私の活動源となる生命エネルギーです。オーガニックエナジーとも言います」

唯「さて、いまは朝7時」

唯「いつもなら確実に起きていない時間ですが!」

唯「今日は空梓(空腹のようなもの)で目覚めてしまいました!」

唯「ただいまのあずにゃん分は……」

唯「ででれこでん!」


【あずにゃん分メーター】
■■□□□□□□□□□□

唯「……そこそこに減っている」

唯「そろそろ朝あずにゃんの時間かな」

唯「え? 休日のあずにゃん分の補給のしかた?」

唯「ふっふっふー」

唯「そこは天才唯選手。抜かりはございません」

ゴソゴソ

唯「にゃ~ん!」

唯「あ、いまのはジャ~ンとかけてます」

唯「取りいだしたるは、内緒で集めに集めたあずにゃんグッズ!」

唯「これをつかうことによって補給を行うのです」

唯「使い方は追って紹介いたします」

……

唯「……よし、だいたい説明は終わったしどれからいこうかな」

唯「だいたいが一度使うとダメになっちゃうんだよね~」

唯「炭酸の抜けきったコーラみたいなね」

唯「そんな感じになっちゃう」

ゴソゴソ ゴソゴソ

唯「決めた!朝はこれ!」

唯「あずにゃんグッズその①!」

唯「あずにゃん鉛筆7号~!」

唯「これはすごいよぉ!」

唯「なんてったってね、あずにゃんが授業中ずっと使ってるからね!」

唯「前回の6号を拝借してから早2週間」

唯「授業が50分でそれが毎日6限だとすると」

唯「この二週間でなんと」

唯「あわわわ、わからないけどすごい!」

唯「それに家でのお勉強や放課後の自習も加味したら……」

唯「すごい!すごいよあずにゃん鉛筆!」

唯「あずにゃんの指の脂や汗がじっとり染み込んでるはず!」

唯「場合によっちゃあ、耳にかけたり唇の上にのっけたり」

唯「ほあああああおおおぉぉあぁ!」

唯「なんだかこんな神アイテム使うのもったいなく感じてきたよ」

唯「ホントはあずにゃんシャーペンが欲しかったんだけど入手が困難でね」

唯「ま、鉛筆ぐらいならバレずに拝借するくらいお茶の子さいさいだよ」

唯「それでもいつまでもあるものと思ってバンバン使うのはもったいないね!」

唯「でも取り出した以上使わなきゃっ」

唯「ちゃんと密閉してないと、どんどんあずにゃん分は放散されていくからね」

唯「さて、ではいただきます」

唯「まずは名前書いてるとこから」

唯「ペロ」

唯「んあっ!? なんだか中野っぽい味がする!」

唯「あずにゃんの存在が口の中いっぱいに広がるよ!」

唯「そしてそれが喉を通って私のお腹のなかに入り、エネルギーとなり細胞全部を満たしていく」

唯「これはやみつきになるね」

唯「まさに生と姓の融合だよ」

唯「よし次は鉛筆の持つところ!」

唯「ペロ」

唯「あずにゃん鉛筆ペロペロ」

唯「ん、なんだか懐かしい感じがする」

唯「これはなんだろう。そうだ!」

唯「あずにゃんの指をはじめてムニムニしたときの記憶だ……!」

唯「あの時のあずにゃんはまだあまりけいおん部に馴染んでなくて」

唯「私にさわれるだけでビクっとしてたっけ」

唯「可愛かったなぁ……ふふ」

唯「あ、味が濃くなった」

唯「すごい!思い出は最高のスパイスだよ!」

唯「しかもこの味。間違いなく一日最低4時間は握ってるね」

唯「鉛筆6号に比べて元からの濃さが全然違うよ!」

唯「あずにゃんはとっても努力家なんだねぇ~」

唯「努力と知性の結晶だよこれは」

唯「そろそろミシュランガイドに乗るかもしれないね」

唯「おっと、そろそろ味がなくなってきた」

唯「鉛筆7号は意外とそうめんな感じのアイテムかな」

唯「つかのまの幸せだった」

唯「わたし的にはもっとスルメアイテムだとおもったけど、残念~」

唯「そしてただいまのあずにゃん分は……」

唯「ででれこでん!」


【あずにゃん分メーター】
■■■■□□□□□□□□

唯「うーん……やっぱり朝あずにゃんにしてはボリューム不足か」


唯「もう一品いっちゃうかな」

唯「でもこの調子で晩まで持つのかな……」

唯「もしかしたら今日また調達にいかないとダメかもしれない……」

唯「と、とりあえずまずは満たしておこう」

唯「あずにゃんグッズその②!」

唯「じゃーん!」

唯「あずにゃんヘアゴム(黒色)」

唯「……」

唯「……これはもったいないかな」

唯「手に入れるの苦労したし……ね」

唯「ストック一個しかないし……」

唯「でもすごい良いオーラを放ってるよ……」

唯「…………」

唯「やめとこ」

唯「じゃあその③!」

唯「あずにゃん上履き~」

唯「はぁハァもう我慢できない!これで適当に満たしちゃおう」

唯「スーハースーハー」

唯「あぁあああずにゃんあずにゃん」

唯「あ、説明忘れてたけどスーハースーハー」

唯「いいよねっスーハースーハースーハースーハー」

唯「けど一応説明しとこう、これはねスーハースーハースーハースーハー」

唯「言わずもがな上履き(左)なんだけどねスーハースーハースーハースーハー」

唯「ちゃんと月曜の朝にはバレないように戻スーハースーハー」

唯「足ってね毎日コップ一杯分くらいの汗をかくんだよ」

唯「その汗が凝縮したあずにゃん靴下……を包みこむこの上履きは」

唯「あずにゃんの体液でそまったスペシャルシューズともいえるんだよ」

唯「それにあずにゃんは二ヶ月に一度しか持って帰らないしね」

唯「要するにとてもばっちぃんだよ」

唯「まさしく珠玉の逸品と言えるね」

唯「さらにまた本人に履かせることによって何度でも充填可能という優れもの」

唯「一回あたりのあずにゃん分もたくさんつまってて言う事なし!」

唯「おいひい!おいひいよぉあずにゃん上履き!」

唯「匂い、味、食感、見た目、満足度。全てに置いて最高! 最高!!」

唯「とくに見た目! 見てこの丸っこくて可愛いフォルム」

唯「さらに二年生カラーだよ!? 後輩色だよ!!?」

唯「そして極めつけはあずにゃんの身長150cmから導きだされる22.5という絶妙なサイズ!」

唯「おまえでちょっと潰れたカカト!」

唯「このカカトの部分が一番おいひ」

唯「あ、あれ……味が……」

唯「あれれれ……こんなはずじゃ」

唯「もしかしてあずにゃんこの前もって帰って洗ったのかな」

唯「そうだ水曜日に雨ふって上履きまでどろんこになったからだ……」

唯「ってことはこれ予備の上履きだ!」

唯「どおりで名前がはっきり書かれてると思った」

唯「真のあずにゃん上履きはちょっと名前の『梓』の部分がかすれてるからね」

唯「しまったなぁ……私としたことが」

唯「これじゃあ腹の足しにもならないよ」

唯「とりあえずどんなもんかな」

唯「いでよ! ででれこでん!」


 【あずにゃん分メーター】
■■■■■■□□□□□□

唯「……半分か~」

唯「これだとギー太の練習すらできないや」

唯「どうしよう」

唯「かといって今これ以上使うとあとが怖いし……」

唯「いちかばちかゲットのため遠征にいくしかないのかな」

唯「でも途中であずにゃん分がなくなったらとかんがえると……」

唯「おとなしくしておいてなんとか土日を乗り切るのが得策か……」

唯「あずにゃんにうちまで来てもらえたら楽でいいんだけど」

唯「土日は用事で忙しいらしいし」

唯「はぁーどうしよう」

唯「しかたない……もう一個つかおう」

唯「どれにしようかな」ゴソゴソ

唯「よし、これがいいこれがいい!」

唯「じゃじゃーん! あずにゃんグッズその④!」

唯「あずにゃん水着だよ~」

唯「ピンク色でちっちゃくてふりふりが可愛くて最高だよぉ……」

唯「これ見てるだけであの輝くような夏の記憶がよみがるよ」

唯「でも来年の夏までにはちゃんと返さなきゃね……」

唯「では早速」

唯「……?」

唯「はて……どう使えばいいんだろう」

唯「当然洗濯済みだし、口に含むには大きすぎるし」

唯「そうだよ……洗ってるんだコレ」

唯「意外と見た目以上にあずにゃん分は少なめかも」

唯「ま、それでも超激レアアイテムだから手放せないけどね」

唯「そして肝心の使い方は……」

唯「……むむむ」

唯「あ! そうだ思いついた!」

唯「やっぱり私って天才! Genious!」

唯「ずばり着ればいいんだよ!」

唯「これを着ることで私はまた一歩あずにゃんという存在に近づくことができる」

唯「そして同時にあずにゃんとのいけない夜の情事(ギターの練習)を思い出すよ」

唯「日焼けしたあずにゃん可愛かったなぁ……」

唯「あずにゃんの日焼けした部分としてない部分の境界線を皮膚が溶けるまでなめなめしたいよぉ」

唯「きっと日焼け部分はチョコで、白い素肌はクリームの味がするね!!」

唯「そしてこのピンクの水着はストロベリ~♪」

唯「まさに三位一体のアルティメットあずにゃんだね!」

唯「さて着ようか。完全にびろんびろんになるだろうけどあえて着ちゃおう!」

ゴソゴソ

唯「……むぐぐ」

唯「はい……らない……」

唯「もうちょい……もうちょいなのに……」

唯「これぇ……ほんとに高校生の着るものなのかな……ぐぐ」

唯「中学生でも……無理じゃない……」

唯「キツイ……キツイよあずにゃん水着」

唯「あ、だめだー」

ビヨン

唯「まさかあずにゃん分を補給する前にお釈迦になるとは……ハァ」

唯「南無」

唯「けどちょっとだけ美しい思い出の味がしたよ」

唯「……返そ」



【あずにゃん分メーター】
■■■■■■■■□□□□

唯「あんまり増えてないや……」

唯「それに加えてお腹がへってきた……」

唯「あずにゃん分だけでは、さすがにリアルな飢えを満たすことはできないからね」

唯「憂をたたき起こして用意させよう」

唯「……しまった!」

唯「今日憂は朝からクラスのなんとかかんとかちゃんと買い物にいってるんだった」

唯「佐藤だか鈴木だかしらないけどあのモジャモジャの子ね」

唯「しかたない、私が一人で用意するかー」

唯「大事な大事な姉のことをほったらかすなんてひどい妹だよ全く!」


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