よくじつ!

憂「お姉ちゃんおサイフもった?」

唯「うん!」

憂「携帯は?」

唯「持ってるよー」

憂「あとは…」

唯「うーいー、もう行くよー!」

憂「あ、待ってよお姉ちゃん!」

唯「ここに二人で来るの久しぶりだねえ」

憂「ほんとだね」

唯「ごめんね憂。最近憂と遊べなくて…」

憂「ううん。しょうがないよ」

唯「でも今日はその分いっぱい遊ぼうね!」

憂「うん!」


紬「うふふ、いい雰囲気ね」

律「勝手について来てよかったのか…?」

紬「これも唯ちゃんのためよ!」

梓「それはそうとなんで澪先輩までいるんですか?」

澪「え!?それはその…監視として…」

梓(素直にさびしいからって言えばいいのに)

紬「あっ店の中に入ったわ!追いましょう!」

律「へいへい」

唯「じゃあそれと、あれと、これと…」

憂「お姉ちゃんそんなに食べれるの?」

唯「ふふん、ハンバーガー三個ぐらい余裕だよ!」

憂「食いしん坊なんだからー」

唯「えへへ、憂は何にする?」

憂「じゃあ私は…」


唯「いただきまーす」

憂「いただきます」

唯「おいひいねーういー」モグモグ

憂「ほんとだねー」




紬「いい唯ちゃん、昼食はハンバーガー店にするのよ?」

唯「えっなんでなんで?」

紬「ハンバーガーを食べればいくら憂ちゃんでも口にケチャップをつける はず」

紬「そして憂ちゃんの口についたケチャップを唯ちゃんが…」

梓「ぺろり…と」

紬「いいわあ…」

梓「そして二人は禁断の恋へ…」

律「ムギー、鼻からケチャップ出てるぞー」






唯(結局憂の口にケチャップつかなかった…)

憂「おいしかったねー」

唯「あ、そうだね!」

憂「次はどこいこっか」

唯「えーと…」





紬「デートといったらやっぱり映画よ」

律「とことんベタ路線でいくつもりか」

紬「じゃあ唯ちゃん、この映画を見てね?」

唯「外国の映画だー」



唯「憂、映画を見よう!映画!」

憂「映画?珍しいね」

唯「たまにはいいじゃん!」

憂「うん、いこっか」




紬「私の言った通り映画に行くつもりね」

梓「普通のデートですねー」

紬「ふふふ…」

澪(…?)




唯「楽しみだねー」

憂「ラブストーリーなのかな?お姉ちゃんでもこんなの見るんだね」

唯「むっ私だって青春真っ盛りの女子高生だもん!」

憂「あ、そろそろ始まるよ」

唯「うわーい」




紬「えーと、大人三枚子供一枚です」

梓「子供じゃないですー!」

律「私服の梓は中学生すら怪しいな」





唯(つまんない…)

憂「ぐす…」

唯(え、憂泣いてるの…?私全然泣けないよお)





紬「そこで手をつなぐのよ唯ちゃん!」

梓「チューですよチュー!」

律「お前ら静かにしろ」

澪「うっ…えぐ…」

律「…泣いてるし」




「オー…アァ…」
「ンー…フゥ…オォゥ…」

憂(うわ、エッチなシーンだ…気まずい)

憂(うぅ…お姉ちゃんどんな顔で見てるんだろう)チラ

唯「スー…スー…」

憂(ね…寝てる)






紬「せっかく興奮できるシーンがある映画をチョイスしたのに…」

澪(だから笑ってたのね)

律「唯が興味ない映画を最後まで見るなんて無理だろー。なあ梓」

梓「…」ジー

律(すごい見とるがな…)





憂「お姉ちゃん、お姉ちゃん」

唯「んぇ…?あ、私寝ちゃってたのか…」

憂「早く出よう?」

唯「ごめんねー私が誘ったのに」

憂「いいよー、おもしろかったし」

唯「もうすっかり暗くなっちゃったねー」

憂「そろそろ帰ろっか?」

唯(今日はあんまり手ごたえなかったなあ)

憂「お姉ちゃん?」

唯「えっ何?」

憂「手、繋いで帰ろう?」スッ

唯「…!うん!」ギュッ

憂「おかず買って帰ろう?」

唯「トンカツ食べたーい!」

憂「じゃあそうしよっか」

唯「わーい!」



よくじつのおんがくしつ!


唯「昨日は楽しかったなー」

澪「でも映画の時寝てたムグッ」

律(ば、ばか!)

唯「え?」

紬「なんでもないの。それより何か進展はあった?」

唯「えっとねー、憂から手繋いでくれたんだ」

紬「それはまぁ…」

梓「いつでもOKってことですね」

律「いや、それはどうかと思うけど」

唯「でも憂が襲ってくれる気がしないよお」

梓「もう諦めて唯先輩が襲うべきです」

紬「憂ちゃんの性格からして断ることはできなそうね」

唯「それは絶対いやだよ…」

梓「憂に嫌われるのがなんですか!怖がってちゃ何もできないですよ!」ドン

唯「あずにゃん…」

律「いいこと言ってるぽいけどつまりレイプしろってことだよな」

梓「そうとも言います」

律「でも憂ちゃんにとって唯ちゃんがいることは当たり前になってるし、がっつくとは思えないな…」

紬「そうよ…憂ちゃんから唯ちゃんを奪えばいいのよ!」

律「へ?」

梓「なるほど…嫉妬させてその勢いで襲わせるっていうことですね」

律「え?え?」

澪「つまり唯に架空の恋人でも作って憂ちゃんにそれをわからせればいいのか」

律「お、おい澪まで」

紬「問題はその恋人役ね」

梓「私はちょっと…」

紬「私は外野で見ていたいわ」

澪「は…恥ずかしい…」

澪紬梓「…そういうことでよろしく(です)」



律「あれ?」


律「で、なんだこれ」

紬「さわ子先生に男物の衣装を借りて来たの」

梓「髪もワックスで今っぽい感じにしてみたです」

澪「かっこいいぞ律!…ちょっと小さいけど」

紬「154cmだもんね」

梓「まあギリギリありじゃないですか?」

律「絶対ばれるだろ…」

唯「大丈夫だよりっちゃん!どこからどう見てもイケメンだよ!」

律「よろこんでいいのかそれ」

紬「名前はそのままじゃまずいから田中仁ってことで」


唯「わーい!仁くんだ!仁くーん!」ギュッ

律「お、おい唯」



律(うわ…すげえいい匂いがする)

梓「律先輩もまんざらじゃなさそうですね」

律「なわけないだろ!

唯「私の事嫌い…?」

律(その上目遣いは反則だあぁぁ!)

律「嫌いじゃないけど…なんか照れくさいっていうか」

唯「わーい!りっちゃ…じゃなくて仁くん大好き!」

律(小さいながら胸の感触が…)

梓「律先輩顔が真っ赤ですよ。あ、仁先輩か」

紬「うふふ、それじゃあ仁くんよろしくね?」

律「へーい…」




ゆいんち!

唯「ただいまー」

憂「お姉ちゃんおかえりー」

唯「えーと…憂?」

憂「え、何?」

唯「そのー…憂に紹介したい人がいるんだけど…」

憂「紹介したい人?」ピク

唯「入っていいよ」

律「ど…どうも田中仁です」

憂「あれ、律さん」

律「」


律(い、いきなりばれちゃったぞ)

唯(うーんどうしよう…)

憂「でも律さんなら紹介しなくても私知ってるよ?」

唯「えーと…」

律「わ、私達付き合ってるんだ!」

唯憂「ええ!?」

律「今日はそのことを憂ちゃんに報告するために来たんだ!」

憂「それってどういう意味ですか?」

律「いや、そのままの意味ですけど…」

律(憂ちゃんこええええ!)

唯「ちょっとりっちゃん話しがムグッ」

律(いいから私に合わせろ)

唯「…」コクリ

憂「…本当ですか?」

律「ほ、本当だよ!なあ唯?」

唯「う、うん」

憂「…」ジー

律(うわ、超疑われてる)



律「でもあの憂ちゃんが嫉妬するかあ?」

紬「するわ。間違いなく」

梓「でも憂のことだからそのまま溜め込む可能性も…」

紬「じゃあ憂ちゃんの目の前でりっちゃんが唯ちゃんにキスすればいいのよ」

律「はぁ!?」

唯「わーお…」

紬「必死に嫉妬心を押さえ込んでるところを目の前でキス。これは強烈ね」

梓「私の…私だけのお姉ちゃんなのに…」

紬「そしてナイフを持ってりっちゃんの所へ…」

律「おい!」

紬「うふふ、冗談よ。でもそれで憂ちゃんの嫉妬は強くなるのは確実ね」

梓「律先輩、殺されないよう頑張ってくださいです」

律「…」



律「ゆ、ゆい!」

唯「ふえ?」

律「ん!」チュッ

憂「!?」

唯「ん!?んむー!」

律「…ぷはっ。これで信じてくれたか?」

憂「…えってください」

律「え」

憂「帰ってください!!」

律「はっはひ!…ごめんな唯」タッタッタッ

唯「りっちゃん!」

憂「お姉ちゃん!!」

唯「ひっ」

憂「…今日はしょうが焼きだよ」

唯「う、うん…」

唯「結局あの後憂ずっとだんまりだったよう…」

唯「りっちゃん…なんで…」

唯「…寝ちゃおう」

……

憂(お姉ちゃん何で私に何も言ってくれなかったの…?)

憂(私も私だよ。律先輩ならお姉ちゃんを任せられるのに…)

憂(でもお姉ちゃんと律先輩がキスした時何かがこみ上げて来たような感じがした…)

憂「嫉妬…かな」


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