~~~~~~

ひらさわけ!

純「お……」ぱちっ

純「よくねたー……!」

純「ふう」

純「憂は……起きたのか……」

純「あれ、メール……」パカッ

純「あぁ、そういえば……」

純「げっ、よだれたれてるしっ……」


純「おはよー……」

憂「おはよう純ちゃん、朝ごはん出来てるよー」

純「いいにおい……。いただきます」

憂「召し上がれー♪」

純「ずずっ……、おいしい!」

純「憂のみそ汁ならもう魔法瓶に入れて持ち歩きたいくらいだね……」

憂「あはは、ありがと」


純「来たる夏に向けて水着を買おう!」

憂「お、おー!」

純「と、いうわけで」

みずぎうりば!

純「(……水着……、憂にはあのわがままボディに合う水着を選んであげなければ……)」

憂「純ちゃん、どんなのがいいかなぁ……」

純「憂はね、こんなのとかどう?」

憂「え……、な、なにこれ、ひもじゃない……//」

純「さあ、試着試着!」

憂「や、やだよ!てぃーばっくって書いてあるし!もっと普通の……」

純「じゃあこれは……」

憂「……あ、いいかも……」

憂「あれっ?なんでこれお尻のとこに穴開いてるの……?」

純「オーバックだよ」

憂「じゅ、純ちゃんさっきからいやらしいのばっか選ばないでよ!///」

純「だって置いてあるんだもん」

憂「こ、こんなのはく人いるの……?ここ、変なお店じゃないよねぇ……//」

純「だいじょぶだいじょぶ、向こうの方に普通のもあるから」

憂「最初からそっち見ようよ……目に毒だよ……」

純「ちなみに憂、こんなのは……」

憂「なんで胸のとこにチャックついてるのぉっ!//」

純「飾りだよ飾り、ぱかっ」ジジジ

憂「ひ、開かなくていいからっ、もう///」

純「しかたないなぁ、じゃあふつーの、ふつーのこの白ビキニとか」

憂「そうだよ、こういうふつーのがいいんだよ……」

純「(計画通り!)」

憂「じゃあちょっとこれ試着してくるね」

純「(刺激の強すぎるものを先に見せて、感覚を麻痺させる!……白ビキニがやらしいことにも気づかず購入の流れだよ!)」

シャッ

憂「ど、どうかな……」

純「うんうん、ふつーでかわいいよ!(十分やらしいけど!)」

憂「じゃあ、これにしようかな……」

純「うん、それがいいよ(これで梓の鼻血は確実だね!)」

憂「ちなみに純ちゃんはどんなのにするの?」

純「んー、わたしも今年はちょっと攻めようかな」

憂「じゃあ向こうのチャックついたやつとか……」

純「いやいやっ!あれは憂みたいなダイナマイトボディにしか似合わないから!」

憂「だ、ダイナマイトって……」

純「とにかく、わたしもふつーの売り場で買うから」

憂「わたしには変なの薦めたくせに……」

純「わたしはほら、標準くらいだしさ、とりあえずセパレートにしておけば……」

憂「セパレートかー」ぼいんっ

純「うわっ」

憂「あ、この黄緑のやつとか、明るくて純ちゃんっぽいよ?」

純「……そうだね、明るいし。……明るくて、膨張色っぽいし……」

憂「膨張色?」ばいんっ

純「(白とか最強の膨張色だーっ!)」



純「はぁ、歩き疲れたー……」

憂「もう三時すぎなんだ」

純「あっという間だねー」

憂「新しい服も買っちゃったしね」

純「けっこうお金使っちゃったね」

憂「うん、でも、楽しかった」

純「だね。ちょっとそこの喫茶店で休もっか」

憂「いいね、のど渇いたし」

純「はむっ」チュー

純「ぷはっ、コーラが疲れきった脚に染みるねーっ!」ジュワ-

憂「喫茶店でコーラなんだ」

純「いやぁ、自販機のが安上がりとはわかってるけどね、"一息ついた感"が違うし」

憂「"一息ついた感"かぁ、わかるかも」

純「買い物したーって感じがするよね」

憂「もう荷物もいっぱいだし、いったん帰ろっか」

純「そうだね、晩ごはんは家で作ろう」

憂「毎日外食も贅沢だしね」

純「それに憂の料理美味しいしー」

憂「純ちゃんも料理できるじゃない。ハンバーグ作ったときも手際よかったし」

純「あ、あれはその、けっこうテキトーに料理作ったりしてるしね」

憂「へー、そうなんだ……、じゃあ今日は純ちゃんの料理食べたいなー」

純「……憂、後悔しないね?」

憂「へ?」

純「さぁ、食材買いにいこう!」



~~~~~~

なかのけ!

唯「むー」モグモグ

梓「……ど、どうですか?」

唯「んぐ。おいしいよお、おいしいけど……。あずにゃんってさ」

梓「うぅっ……」

唯「……お料理、へた?」

梓「あの、えと……はい……」

唯「だめだよ、あずにゃんも女の子なんだから、お料理ぐらい勉強しないと!」

梓「……そういう唯先輩はどうなんですか……」

唯「いっしょに憂に弟子入りしよっか……」

梓「でも、愛情は込めました!」

唯「愛情を込めてフライパンに卵を落としたんだね!」

梓「……それはもうたっぷりと」

唯「いい目玉焼きだねー。まんまるだよ」

梓「得意料理ですから!」

唯「でも油ぐらいひこうよ……」

梓「え、油っているんですか……?」

唯「うん」

梓「……」

梓「だ、だって今までギターばっかりで、料理なんてしてこなかったんだもん!」

唯「いやいやー、でも、おいしいよ?それにお料理はこれから覚えればいいんだし、わたしも全然だから」

梓「でも、さすがに落ち込みます……」

唯「今度からお昼のお弁当交換でもする?あずにゃんのためならわたしお料理もがんばるよ!」

梓「あ……、いいですね、こ、恋人っぽくて。でも、それはもうちょっとお勉強してからがいいです」

唯「そだね、あずにゃんにはういにも負けないくらいおいしいお弁当もって行きたいし」

梓「わたしもがんばります……」



~~~~~~

ひらさわけ!

憂「え、と……駄菓子とか、これ、食材なの?」

純「もんじゃ焼きだからね」

憂「もんじゃ焼き……この、バナナとかも?」

純「バナナとコーンフレークに麻婆豆腐のもとで甘辛もんじゃ焼きだよ」

憂「だいじょうぶかなぁ……」

純「だいじょうぶ、おいしいって」

純「タネもできたし、土手作るよ土手」ジュウー

憂「いや、やっぱりバナナはやめようよ……コーンフレークはまだしも」

純「絶対おいしいって!焼きバナナとかあるんだしさ!」

憂「一口目は純ちゃん食べてよ?」

純「……それはじゃんけんで決めようよ」

憂「自信ないんじゃん……」

純「ほい、第一弾焼きあがったよ!」

憂「に、においは結構いいね」

純「でしょ?もう絶対おいしいってば」

憂「ほんとかなぁ……」

純「いくよほら!じゃーんけーん」

純「ぽん!」グー

憂「ぽん!」チー

純「よーぉおっし!!」ッシャー!

憂「あぁあ……、純ちゃん何その喜びよう……」

純「さぁ!さぁ!れっつていすてぃんぐ!憂!」

憂「うぅ……しかたないなぁ……もぐ」

純「どう?どう?」

憂「……うそ……、おいしい……」

純「えっ、うそだぁ」

憂「ほんとにテキトーだったんだね純ちゃん……。でもおいしいよ、びっくりするぐらい」

純「どれどれ……」パクッ

憂「おいしいでしょ?」

純「……うま……うそでしょ……?」


純「ほ、他の組み合わせも試してみようよ!第二段!プリンと食べるラー油!」

憂「また甘辛だね!絶対おいしいよ!」

純「だよねだよね!いけるいける!」

憂「純ちゃん天才だもん、いけるよ!」

純「はっはっは、シェフって呼んでよ憂ー!」

憂「純ちゃんシェフ天才!」

純「任せてよー!」ジュウーッ

~~~~~~

憂「……」

純「……」

憂「あは、は……」

純「はは……」

憂「調子のってごめんね、純ちゃん……」

純「いや、憂は悪くないよ……」

憂「……もう、お風呂入って寝よっか」

純「うん……でもその前に歯磨きたい……」

憂「わたしも……」



げつようび!

純「んぉ」ぱちっ

純「かおちかっ!」ビクッ

憂「ん……」ぱちっ

憂「おはよ純ちゃん……」

純「お、おはよ憂……」ドキドキ

憂「どしたの?」

純「いやぁ、朝目が覚めたら視界一面肌色と淡いピンク色だったらそりゃ誰だってびっくりするよね」

憂「?」

純「そういや今日ってなんでおやすみなんだっけ?」

憂「えっと、学校側の手違いで一日登校日を多く作っちゃったから、調整のための休みなんだってさ」

純「ふーん。ラッキーなようなそうじゃないような」

憂「結局休みは増えてないわけだしねー」

純「まぁでも、月曜の朝にこんなにのんびりできるなんて、最高だね」

憂「あ」

憂「三連休の宿題わすれてた……」

純「あ……やば」

純「連休だからってなんで宿題出すのよ……あの数学教師はもう……」

憂「しかたないよ、ほら、いっしょに手分けしてやろ?」

純「うん……」

憂「プリント三枚分だし、協力すればすぐだよ」

純「そうだね、憂がいれば楽勝だし」

憂「そんなことないよ……この範囲始まったばかりで苦手だし」

純「憂の"苦手"は信用できない。信頼してるけど」

純「……憂、ちょっと」

憂「なに?」カリカリ

純「ここの問題わかんないんだけど……」

憂「んー……これは、余弦定理使うんじゃないかな?ここの平方を求めて……」

純「あっ、なるほどなるほど……さすが憂」

憂「ここは復習してたからねー」

純「復習……わたしなんて普段テスト前にしか勉強しないよ、えらいえらい」

憂「だめだよ?ちゃんと勉強しなきゃ」

純「はぁ、なんかこうしてると、受験のときを思い出すなー」

憂「そういえば、放課後よくいっしょに勉強してたよね」

純「憂がいなかったら絶対受かってなかったよ」

憂「純ちゃん、けっこうギリギリだったもんね」

純「今思えば奇跡的な成績の上がり方だったね……いやぁ、あの時はほんとにありがとね」

憂「ううん、純ちゃんが受かってくれてすごく嬉しかったし」

純「……憂はほんっとに良い子だね、わたしが男だったら惚れてるよ、確実に」

憂「ごめんなさい」

純「ふられた?!」

憂「お姉ちゃん一筋だしね」

純「あぁ……、嫉妬しちゃうなー」

憂「あはは、ほら、手動かさなきゃ、宿題終わんないよ?」カリカリ

純「はい……」カリカリ

純「……でもまぁ」カリカリ

憂「?」カリカリ

純「男だったら桜ヶ丘これなかったわけ、だし」カリカリ

憂「うん」カリカリ

純「高校でも憂といっしょになれて、よかったよ」

憂「……そっか」カリカリ

純「これからも、よろしくね、憂」カリカリ

憂「うん、よろしく、純ちゃん」

純「あー、終わったー!」

憂「あっという間にお昼になっちゃったね」

純「問題数多過ぎだよ……、ノート10ページぐらい使っちゃったじゃん」

憂「図形問題多かったしねー」

純「ほんとだよ全く、憂がいなかったら絶対投げてたね」

憂「あはは、……そういえば梓ちゃん、宿題忘れてないかな?」

純「憂のお姉ちゃんに教えてもらったりしてるかもね」

憂「梓ちゃんは勉強出来るし大丈夫じゃないかな……。お姉ちゃんが迷惑かけてないといいけど……」

純「あー、ありえる。例えばさ、」

純「あっずにゃーん」だきっ

憂「わっ」

純「みたいな?」

憂「みたいな。ふふっ」

純「それにしても、三連休ももう終わりかぁー……」

憂「あっという間だったねー」

純「だね、いやぁ、憂のお姉ちゃんが日々どんな羨ましい生活をしているかが垣間見えたよ」

憂「わたしも純ちゃんと居て、楽しかったよ」

純「嬉しいこといってくれるじゃん」

憂「えへへ、純ちゃんこそ」

純「これからどうする?どっかいく?」

憂「んー、最後の日くらいは、家でのんびりしようよ、ね?」

純「そだね、ゆっくりしよっか」

純「憂ー、しょうゆとってー」ジャッジャッ

憂「はーい」

純「そーい!」ジュワーッ

憂「純ちゃん上手だねー」

純「チャーハンは中学で極めたよっ、ほいっほいっ」ジャッジャッ

純「ういー、昨日余した食べるラー油いれてみよっか」ジャッジャッ

憂「……その考えには賛同できないよ」

純「中華だよ?合うって」

憂「昨日のもんじゃ焼きのせいで食べるラー油には良い思い出が無いんだよ……」

純「ちぇー……」


純憂「いただきます」

純「もぐっ。うむっ……」

憂「おいしーっ!お姉ちゃんにも食べさせてあげたいくらい!」

純「ふふん、ここに食べるラー油が入ってたら絶対もっとおいしくなってたね!」

憂「純ちゃんってあれでしょ、ドリンクバーとかで変なジュース作るの好きでしょ」

純「えっ、みんなやるよね?ふつう」

憂「ときどき純ちゃんの普通が怖いよ……」

純「いやいや、チョコカレー鍋を提案する憂のお姉ちゃんには敵わないって……」


憂「ごちそうさまー」

純「おそまつさまです」

憂「お昼も食べたし」

純「うん」

憂「……なにしよっか?」

純「そりゃあ」

純「のんびり?」

憂「じゃ、わたしの部屋いこっか」

純「そだね、宿題でつかれたし」

憂「一休みしよっか」

純「布団」

純「だぁーっ」ぼふっ

憂「ほこりたつよー?」

純「いいじゃんいいじゃん、布団最高ー」

憂「まぁ、いっか」

純「そう、つかれたしー、おなかいっぱいだしー……」

純「ぐぅ……」

憂「寝ちゃった……、わたしも寝よ……」


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