りびんぐ!

唯「あずにゃーん、あいすー」
梓「はいはい」

 下着を着けて、シャツを着て。
 部屋に戻ってきたら、唯先輩は早速テーブルの前に座り、おやつをねだる子供のようにアイスをねだる。
 私も甘いものは嫌いじゃない、だからアイスやチョコの買い置きだって冷凍庫の半分を占めている。

梓「オレンジ味でいいですか?」
唯「うん!」

 私も同じのにしようかな。それとも、違う味にしようかな。
 食べ比べとか出来るし……ううん、あんまりねっちろねっとりなエッチになると、寝るのが遅くなりそうだし。
 ……やだ、期待しすぎだよ、私。

梓「どうぞ、唯先輩」
唯「ありがと~♪」

 唯先輩にアイスを渡して、自分の分を取りに戻ろうとしたら……シャツの端を、くいっと引っ張られる。

梓「何ですか?」
唯「あずにゃん、あずにゃん。はい、あーん♪」

 ご丁寧に袋を剥いでから、柄を私の方に差し出してきた。
 私に食べさせてくれるんじゃなくって、唯先輩が自分に食べさせて欲しいんだ。

梓「はいはい……あーん」
唯「んむっ♪ んー、おいちー♪」

 しゃり、と氷をかじる音。
 唯先輩は、柔らかぷにぷになほっぺを押さえて、幸せそうにしてる。

唯「んむんむ……どおしたの、あずにゃん? アイス食べないの?」
梓「いえ、今から取りに行こうとしてたんですけど……」
唯「……同じアイス食べようよ。半分こして、さ」

 唯先輩が食べたオレンジ味のアイスを、食べろと。
 間接キスでどきどきする感覚なんかすっ飛ばして、交互に食べっこしよう、と。

梓「やっぱり別のアイス食べます」
唯「ああん」
梓「食べ合いっこで毎回間接キスとか、き、緊張して味もわかりませんよ!」
唯「んむー……はぷ」
唯「あずにゃん、考えすぎじゃないかなあ」

 冷蔵庫に足を向けた私を、じっとりした恨むような眼差しで、唯先輩が睨む。

唯「私だって、緊張してるよ? だってあずにゃん、いつも常識人っぽく振る舞ってるし……」
梓「ぁう……」
唯「常識人なのはいいよ、実際そうなんだし……でも、私とふたりっきりの時くらいは、羽目を外して欲しいなあ?」

 ぺろっ、とアイスを舐めた舌先でそのまま、いやらしい仕草で唇を舐める。
 あの唇で。あの舌で。ついでに言えば、あのアイスの棒を持っている指先で。
 私、気持ちよくされちゃったんだ。

梓「あ、あのぉ……」
唯「うん?」
梓「い、一緒に、そのアイス食べても、いいですか……?」

 心が揺れる。
 私は、唯先輩が好き。こんな風に誘われたら、心が動かないわけがない。

唯「ん……勿論、大歓迎だよ? ほら、あずにゃん……一緒にぺろぺろしよ?」
梓「は、い……」

 足が勝手に動く、唯先輩の下へ。
 テーブルに肘をついて、舌を突き出して……唯先輩の持っているアイスに、触れる。

梓「れる……ん、ん、れるるっ」
唯「そんな、ちょちょっと舐めるだけじゃ、アイスは溶けないよ?」

 アイスの反対側から、唯先輩の舌先が滑ってくる。
 氷の冷たさに慣れていた私は、とろけそうな熱さに思わず舌を引っ込めてしまう。

梓「んっ」
唯「あずにゃん、舌……」
梓「は、はい……ん、んぁむ……ちゅ、ちゅる……んふっ」
唯「ちゅっ、ちゅう、れるる……れろれるっ、ちゅ……あは、あずにゃんの舌、美味しいっ」
梓「私の舌じゃなくて、アイスを舐めてくださいっ」
唯「でも、アイスが溶けて、美味しいよね?」
梓「そっ、それ、は……そうですけど……はうぅ……」

 確かに、美味しい。
 でもそれはアイスの味であって、決して唯先輩と舌を絡めているからでは……ない、ハズ。

梓「んるっ、ちゅ、ちゅくっ……れるるっ、ちゅぷ、ちゅっ、んっ、んくっ」
唯「んふ……♪ ぴちゅる、ちゅ、んむ……はぁむ、あむむ、あむっ、ちゅうっ……」

 あ……。
 何だか、アイスはもう、どうでもいい感じ。
 熱くて冷たくて、でも唯先輩がねろねろ絡まってきて……腰が、抜けちゃった。

唯「どおしたの? アイス、残りは私が食べちゃってもいいの?」
梓「はぁ、はふ……い、いいです……唯先輩、食べちゃって、ください……」
唯「うん……ちゅる、ちゅ、んむ……はむあぷ……」

 わざと唾液を絡めて、ネチャネチャと卑猥な音を立てながら残ったアイスを食べる唯先輩。
 舌がオレンジ味にしびれてるのは、きっと、アイスが冷たかったせい……だよね。

唯「ん、ちゅ……あずにゃん。アイス、食べ終わっちゃった」
梓「そぉ、ですか……」

 アイスひとつで。
 どうして、私は、アイスひとつで。
 どうしてアソコがじんじんして、立てないくらいに身体を震わせているんだろう。

唯「あずにゃん、ベッドに行く? 先に言っておくけど、エッチなことするよ」
梓「は……ひ。エッチなことされて、気持ちよくなりたい……です……」

 オレンジ味の唇を舐める。
 舐めきれなくて、垂れた分を、唯先輩が舐めてくれる。

唯「ふちゅ、ちゅ、んちゅっ……あずにゃんって、クールなイメージだったのに……アイスには弱かったんだね」
梓「……からかわないでください。私は、唯先輩に弱いだけなんです」

 あごの先から唇。ぺろぺろって、今は何故か遠慮がちに、でもやっぱり優しく私の口元を舐めてきてくれる。
 ああ――唯先輩。私はやっぱり、先輩後輩の立場を抜きにして、貴女が好きで好きで堪らないみたいです。

梓「あ、あ……あう……ん、んあぁ……」
唯「ぷるぷる舌を震わせちゃって、可愛いねぇ……ちゅ、ちゅるっ、んむぅ……はむ、ん、んむく、ちゅくっ」
梓「あふ、ちゅるるっ、んむむ……んく、んっ……ちゅううっ」

 弱々しく突き出した舌先を、唯先ぱいがすってくれる。なめてくれる。
 ねろねろと、おたがいのしたがとろけて、いやらしくねばって、きもちよくて、もうぜったいにたてない。

唯「んふ……アイス溶けちゃったし、ベッドに行こうか? あずにゃん」
梓「はぁ、はっ、はぁぁ……べっど……?」

 ゆいせんぱいのくちびる。
 ゆいせんぱいのおっぱい。
 ゆいせんぱいのおしり。

唯「一緒に気持ちよくなろうね?」
梓「は、い……」

 わたしとえっちしたいってゆう、やらしいこえと、かおつき。
 ……わたしも、ゆいせんぱいと、えっち、したい。

梓「ゆいせんぱぁい……さっきよりもイイこと、してくれますか?」
唯「ん~、大体あずにゃんとしたいはことしちゃったけど……大丈夫! まだまだエッチぃことしちゃうよ!」
梓「わたし、ゆいせんぱいといっしょに、きもちよく、なりたい、です」

 どうしよう。
 いしきははっきりしているのに、うまくろれつがまわらない。
 かんちがいされちゃう。えっちなことしかかんがえてないって、おもわれちゃう。

梓「ゆいせんぱいのからだ、さわるだけでうれしいんです……やーらかくて、びんかんにかんじてくれて」
梓「ぎゃくに、さわられるとすっごくかんじちゃって、わたし、いっしょに、ゆいせんぱいといっしょにきもちよくなりたいんです」
唯「もっちろんだよ! あずにゃんと一緒に気持ちよくならないと、全然意味ないもんねっ!」

 ぎゅうって、したがつめたくてかたいゆかでいたいのに、とびつかれる。
 でも。

唯「あずにゃんっ、すぐするよ!? エッチするよ! あ、ハナチは我慢するからね!」

 ゆかのつめたさが、ほんのすこしだけ、り性を取り戻させてくれた。
 ……随分と恥ずかしいことを口走っていたような気がする、けど。

梓「……ベッドでお願いします。床、痛いので……」
唯「うん、うんっ! ごめんね、私だけ盛り上がっちゃって!」
梓「い、いえ……むしろ盛り上がりまくってくださいっ」

 私がしたいことは、さっきほとんどやり尽くしてしまった。
 唯先輩も、きっと同じだと思う。
 それなのに、また盛り上がってるって……何をされちゃうんだろう?



いんざべっどあげん!

梓「……とりあえず馬乗りになってはみましたけど」
唯「うん。あずにゃんにどんな風に犯されるか、どっきどきだよ!」
梓「犯すわけじゃないです。それに、何をどうしたらいいのか、かなり混乱してるです」

 眼下には、頬を興奮に赤らめた唯先輩の顔。
 ぷくっと尖っていじられたがってる乳首と、おっぱい。
 もう少しずらせば、アソコとアソコが触れてしまいそうな距離。

梓「んく……」

 どこを触っても、唯先輩は甘い声であえいでくれると思う。
 けど。

梓「唯先輩。ハナチ、我慢出来ますか?」
唯「ぅん? う、うんっ」
梓「エッチした後、血まみれのシーツで寝るの、私は嫌ですよ?」
唯「うん、うん! お、おね、お姉様って呼んでくれるんだよね!?」

 ふー、って鼻を押さえた指の間から息が漏れてる。
 大丈夫かな。どうしようかな。
 でも、唯先輩が喜んでくれるなら……やってやるです。

梓「……唯……お、お姉様」
唯「はうっ」
梓「唯お姉様。唯お姉様」

 自分を慣らすように、唯先輩にも慣れてもらうように、何度も繰り返す。
 年上なんだし、妹もいるんだし、まごうことなきお姉様。
 だから、こう呼んでもおかしくない、どきどきする必要なんかない……のに。

梓「唯お姉様ぁ……」
唯「あずにゃん……」

 普段と違う状況、呼び名に興奮しちゃう。
 ゆっくり胸元に手を伸ばすと、唯先輩も身体を硬直させて、おっぱいを突き出すように背すじを反らせる。

梓「……やーらかい、です……」
唯「んふ……ん、んぅ……も、もっと乱暴に揉んでもいーよ、あずにゃん?」

 両手でおっぱいを揉みしだく。
 唯先輩は、私もそのうち大きくなるだろう、なんて言ってくれたけど……本当、あやかりたいくらい。

唯「んぅ、ん……あ、あふ……あ、あずにゃぁん……♪」
梓「こんなにやぁらかいおっぱいなのに……ココだけ、固くして……唯お姉様ってば、エッチすぎですよ?」
唯「やぁん、そ、そんなこと、言わないでよぉ……んく、んっ……あ、ああっ」

 尖った乳首をつまんで、余った指は乳輪をくすぐるように動かす。
 びくびくんって、唯先輩。上に乗ってる私まで揺れるくらいに大きく震えて、恥ずかしい声であえぐ。

唯「んきゅうううんっ! や、ああんっ! あぅ、あ、あぅぅっ、やぁん、駄目、急に、あ、そ、そんなぁっ!」
梓「やーらかくて、それでいて感じやすいおっぱい……やらしいですねぇ、唯お姉様?」
唯「んっ、はぅ……あ、あぅあぅ……あずにゃん、目が、据わってる……よ?」

 掌に吸い付いてくるような、しっとりと柔らかい肌。
 揉んでも、さすっても、なでても、ぷるんっと揺れて元の形に戻るおっぱい。
 私も、いつかこんな素敵な膨らみが出来るのかな。

唯「んっ、あ、あんっ! あ、あずにゃん、や、やあ、乳首ぃ、つまんだまま引っ張っちゃやだよ、あぅ、はぅぅんっ!」
梓「やだ、っていうのは……気持ちいいから、もっとして欲しいって意味ですよね?」

 こんなに柔らかくて、そのくせ敏感。
 『やだ』とか言ってるのに、女の子の私から見ても興奮するような表情であえいで、ズルい。
 それに、おっぱいだけじゃなくって、唇も……。

梓「ん……ちゅ、んむ……ん、れるっ、んるれるっ」
唯「ふむぅ!? ん、んぁ、あ、あぅ……れる、れるりゅ、んちゅ、ちゅく……」
梓「はむむ、ん、くむっ、くちゅ……ちゅ、ちゅぅぅっ」
唯「あ……は、あは、あずにゃん、じょーねつ的な口付けだねぇ?」
梓「ん、ふぅ……唯お姉様……身体中、どこも気持ちよくって、本当に素敵です……ちゅっ、くちゅっ」
唯「んぅ、くぷ……ふうう、んぁ、あぷ……ん、んく……んっ、んんっ、んぐ」

 私が口中に垂れ零した涎を飲み込む仕草と音。
 目を開けてみると、唯先輩の双瞳は、もう潤みきっていた。

唯「あっ、あ、あずにゃん、すごい、キスぅ……はふ……キスだけでイっちゃいそおだよ……」
梓「唯お姉様のキスに比べたら、まだまだ可愛いもんです」

 あれ、ちょっと今の『唯お姉様』は、自然に言ったかも。

梓「……キスだけじゃなくって……唯お姉様が感じる度にふるふる揺れてる、綺麗なおっぱいを舐めてもいいです……よね?」
唯「やっ……駄目だよぉ、あずにゃん……そんな、おっぱい、なんて」

 否定のふりをした肯定、と判断する。
 舌が触れる寸前まで、唯先輩の乳首を指できゅっと引っ張って、ぷるんと戻ったところを口に含む。

梓「んちゅ、んむっ、んるるっ、ちゅく……あむむ、はむ、ちゅぷ」
唯「んんんっ!? あ、ひゃ、あず、にゃんっ、やあああああんっ! やぁ、あ、あっ、駄目、おっぱい駄目ぇ!」

 乳首が充血して、舌先で転がしやすい固さになってる。
 ……薄い、オレンジ味。
 ちゅうちゅうと、わざと大きな音を立てて吸い、唯先輩が身体の芯から震える様子を楽しむ。

唯「んぁっ、あっ! あああ! あず、あずにゃん! おっぱい、駄目、あふ……ん、んきゅうっ!」
梓「おっぱいが駄目なら、どこをいじって欲しいんです?」


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