梓「ま、まだ始めたばかりですっ……だ、だから、比べるのは早すぎますっ」
唯「あ……そうだね。あずにゃんの中、イった時みたいに、ひくひくって動いて気持ちよさそうだったから、つい……」
梓「……はい。唯先輩の指がこすれて、かなり気持ちいいです」
唯「そっかぁ。それはよかったよー」
梓「でも……誰がイった時と比べてるんですか?」
唯「え?」

 まるで、誰かをイかせた経験があるみたいじゃないですか。
 初めてだって、さっき、私に教えてくれたじゃないですか。
 なのに、どうして比較対象がいるんですか?

梓「まさか、私以外の人と……」
唯「ち、違うよ! ほんとに初めて! 比べたのは……じっ、自分のアソコだよ……」
梓「……え?」
唯「私! あずにゃんのこと考えながらエッチして、指入れて、イった時っ……指が痛いくらいに、ぎゅううううううってなるの!」

 ……ああ。唯先輩も、私と同じなんだ。
 言葉を選んで、相手に勘違いさせないように気を付けて。
 それでも間違っちゃったから、一生懸命に誤解をとこうとするんですね。
 お互いに、相手のことが大好きだから。

梓「唯先輩」
唯「な、何?」
梓「え、えとですね、とりあえず十段階で」
唯「……うん」
梓「自分でしてて、その、相当盛り上がってきて……イっ、イった時を10とすると……今は、8くらい、です……」
梓「指を入れただけでそうなんですよ? だ、だから、唯先輩にイかされたら、12とか、20とかになりそうで……怖い、くらいで」
唯「あ……そ、そうなんだぁ……えへへ、嬉しいなっ」

 リップサービスじゃない。自分じゃなく、唯先輩の指が入っているという事実だけで、興奮が普段の三倍増。
 唯先輩に早く指を動かしてもらって、私の感じる場所を教えてあげて、思いきりイかせてもらいたいから。

唯「じゃ、じゃあ、いつも私がしてる通りに……してみる、ね?」
梓「は……はいっ」

 唯先輩の指先が、愛液で濡れた私のアソコの中を探るように動き始める。
 優しく、とっても優しく。きっと、間違っても私に『痛い』なんて言わせないように。

梓「んぁ、ぁ、はぅんっ……ふぅぅっ、ふぁ、あっ、あぅんっ! んっ、んんっ!」
唯「痛かったら、すぐ言ってね? 自分以外のアソコをいじったことないから、あずにゃんのやり方と違ったら痛くしちゃうかもしれないし」

 そう言いつつも、唯先輩の指は巧みに私の濡れた粘膜をこすり、押し込み、なでる。
 グチャグチャと卑猥に鳴っているのは、私の愛液の音だ。

梓「あはぅ、ああ、は、唯、先輩っ……イイです、気持ちいいですぅ……んんく、きゅふんっ」
唯「うん。あずにゃんの中、ぎゅぎゅって私の指を締め付けて、とっても気持ちよさそうにしてるよ」

 私があられもなく声を上げるのを楽しむように、唯先輩が相貌を崩す。
 そして、だらしなく半開きになったままの私の唇に、舌を伸ばして触れる。

唯「れるっ、んっ、くぷ……んむむっ、ちゅうっ……」
梓「っは、はぅ……んんっ……ちゅっ、りゅる、れるるっ」

 口の中は舌で、アソコは指先で同時にかき回されて、意識をどっちに集中すればいいのかわからない。
 こんなの、独りでしてたら絶対に味わえない。何て背徳ちっくな官能の刺激なんだろう。

梓「んちゅ、んむ、ぷぁ……ぁは、唯せんぱ、い、今の、とっても感じちゃいました……」
唯「ん~? あずにゃんは、ちゅっちゅされながらアソコいじられるのがイイの~?」
梓「……は、はい……だか、だから、もっと、キスしてくださいっ……んむっ」
唯「ちゅ、ちゅくくっ、んちゅっ、ぴちゅ……ふむぅ、ん、んりゅりゅっ、れれるろっ」
梓「んふーっ!? んっ、んあむ、くちゅちゅ、んぐっ、く、んくっ……じゅるっ、れるりれるっ」

 アソコの奥、まだ私が教えてないのに、すっごく感じる場所を念入りに責めてくる唯先輩。
 お尻とか、背すじとか、ぶるぶる震わせちゃってたから、すぐにバレても当然……かな。
 それに、キスが気持ちよくって……舌同士を絡め合わせて、お互いの唾液をすすって飲み込んで。
 私の頭はとろけきっていて、舌を吸うので一杯一杯なのに、同じ刺激を味わっているハズなのに、まだ私を愛撫し続けていられる唯先輩って、やっぱりすごい。

唯「んちゅ、はぷ……あぁ、あずにゃん、あずにゃん。キスに応えてくれて、とっても嬉しいよお」
梓「は、はひ……もお、イきそおで、全身ぞくぞくしちゃってますけどっ……!」
唯「あ……そお? じゃあ、私の〆の仕方でイかせ……られるかな?」

 私の敏感な場所の中で、唯先輩の指が、くんっ、くくんっと小刻みに揺れる。
 ついでに親指も動かして、私が一番感じる部分をくにくにと押し潰すように刺激してきた。

梓「んひんっ!? ひゃぁ、あっ、唯、せんぱ、そこっ、そこしなくても、イくっ、イきますからっ!」
唯「ん。でも、折角だし、もっともっと気持ちよくなって欲しいから……ね?」

 『ね?』じゃないですよ、もう。

唯「んちゅ、ちゅ、ぴちゅる……れれるっ、んむっ、ちゅ、ちゅうううっ、ちゅぷ」
梓「きゃ……あ、あああああ、ふあっ! や、駄目だめ、またおっぱい吸うなんて、やですぅっ!」
唯「大丈夫、ちゃんと両方平等に吸ってあげるから。ほら……あむ、はむむ、ちゅるれるっ」
梓「んひぃんっ!? ひゃあ、あああああっ、あっ、あう、んっ……っはう、んくっ、あぅっ、あん、あああんっ!」

 赤ちゃんみたいに……ううん、赤ちゃんは乳首をいやらしく舐めない。
 唯先輩は、宣言通りに左右のおっぱいを交互に舐めたり吸ったり、私のあえぎ声を聞きながら楽しんでいるみたい。
 そして―――クリトリス。丁寧に包皮を剥かれて、愛液のぬめりを利用して、てろてろとさすられると、もう耐えられない。

梓「い、や、そこ、駄目ぇ……唯せんぱ、そこ、止め、ほんとにっ……っひうううんっ! あ、駄目だめ、もぉイきそぉですっ!」

 いきなり責められても、腰砕けになるわけじゃないけれども。
 こんなに性感が昂ぶって、興奮して、頭もアソコもとろとろの状態だと、本当の弱点になっちゃう。

唯「そっかぁ、あずにゃんはクリ責めが特に弱いんだねえ?」
梓「ひっ、あひ、ああっ、ああああああ! んあああっ、あっ、唯せんぱっい、せんぱぁいっ!」

 私はもっと可愛がってもらいたくて、だから、イくのはもっと先がよかったのに、唯先輩は早く私をイかせたいみたい。
 多分、そうだからこそ、またキスで私をめろめろにしようと思ったんだろう。

唯「あーずにゃん。うふ……ちゅっ、ちゅちゅっ、ぴちゅっ……んむ、れりゅっ、くぷ……くちゅれろっ」
梓「はぷ、ん、ちゅ、ちゅく、れりりゅっ、んぬむっ、あむ……ちゅううっ、んくっ、んぐ、んっ……」

 媚薬というものが存在するのなら、唯先輩の唾液こそがそれに違いない。
 口腔も舌も甘ったるい感触になって、溜まった唾液を嚥下すれば興奮が増すし、何より―――。

唯「ちゅるっ……んくっ。あずにゃんの涎、とろっとろで美味しいねぇ♪」
梓「あ、あああっ……そんな、恥ずかしいっ……」

 唇から垂れる唾液を舐めたかと思うと、何の躊躇もなく飲み込んでしまう。
 心底嬉しそうに、美味しそうに。
 ―――唯先輩の、こういうところが、私を昂ぶらせているんだと思う。

唯「こうして、くにくに~ってね。中も外も一緒にすると、気持ちいいよね」
梓「ふぁ……は、はひ……気持ち、い、れふ……んっ、んふぅ……んぁっ、あああっ、あんっ!」

 ろれつが回ってない自覚はある、けど、神経がまともに働いてくれていない。
 それを指で感じ取ったのか、唯先輩は私のアソコをいじる動きを強め、速め、一気に私を追い込もうとしてきた。

唯「イっちゃう? イきそう? ねえ、あずにゃん?」
梓「は、い、イくぅ、も、イきましゅ、しぇんぱ……は、ああっ、イきます、ああ、イくっ、イくうううううっ!」

 高く高く積み重ねたブロックが、一瞬で崩れてゆくような感じ。
 身体が、手足どころか指先まで、何度も何度も痙攣を続けて収まらない。
 自分でした時より、何倍も、何十倍も、気持ちイイ。
 だって、こんな、頭の中も何もかもが、真っ白になってくことなんて、今までなかったし……。

唯「あ……あれ? あずにゃん? あずにゃーん?」
梓「……よ……よんじゅう……?」

 今、自分が何を口走ったのかわからない。
 けれど、薄れていく視界の中で、唯先輩がとびっきりの笑顔を見せてくれた。
 なら、きっと私は、全てじゃなくても、伝えたいことを伝えられた、ん、だろう。

梓「ふぁ……あ、ああぁ……」
唯「あずにゃん、だーい好きだよっ!」

 優しく、だけどしっかりと抱き締められる。
 唯先輩の甘ったるい声と、とってもいい香り。
 汗ばんだ肌同士がくっついて、こすれて、イったばかりの私には刺激が強すぎて。
 意識が、飛んでしまった。

~唯ターンエンド~



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