気まずさ選手権! リベンジマッチ!
一回戦 唯和

和「って言っても今更よね。もう何年も一緒にいるのに気まずくなんてなるわけないじゃない」

唯「幼なじみだもんね~」スリヨリ

和「なんで擦り寄って来るのよ」

唯「だってぇ。こうして和ちゃんと二人きりって久しぶりだから。嬉しくて!」

和「外から凄い見られてるけどね」

唯「気にしたら負けだよ!」

律『さ~いよいよ始まりました気まずさ選手権リベンジマッチ! 実況はわたくし才色兼備を兼ね備えた桜ヶ丘高校のアイドル田井中がお送りしま~す!』

梓『自分で才色兼備って痛いですよ律先輩』

紬『同じ幼なじみとしてどう見ますか?』

澪『やっぱり仲良いよなあの二人も』

紬『二人も、ってところに愛を感じてもよろしいんですね!?』

澪『ちょ、ムギ落ち着けよ!』

律『二人を良く知る憂ちゃんに聞いてみましょう!』

憂『昔からとっても仲がいいですよ。私も和ちゃん…じゃなくて和さんの家によく遊びに行きました』

さわ子『幼なじみ、もえるわね。気まずさは微塵も感じないけど』

純『(……)』

梓『(さっきから純元気なさそう……何かあったのかな?)』

和「大学はみんなと一緒のところへ行くんだっけ?」

唯「うん! これからがんばって勉強するよ!」フンスッ

和「そ……。じゃあ幼稚園からの付き合いも高校でおしまいね」

唯「えっ……」

和「違う大学に行っても連絡は取るとは思うけど、やっぱりちょっと寂しいわね。でも軽音部のみんなと一緒なら安心出来るわ。いい友達見つけたわね、唯」

律『……』
澪『……』
紬『……』

唯「やだよ……! ずっと…ずっと一緒にいたいよ……和ちゃん」

和「バカね。大学が違っても家は近いんだから会おうと思えば会えるわよ。ああでもどっちかが寮に入ったりしたら簡単には会えなくなる…か」


唯「和ちゃん……」

和「唯。私はあなたに何度も助けられたわ。あなたの仕草に、あなたの言葉に。きっと軽音部のみんなもそう」

唯「そ゛う゛なの?」

和「私はもう十分あなたに色々もらったわ。だから次は軽音部のみんなに分けてあげて」

唯「ぅんっ……うんっ!」

和「なんて顔してるのよ。別々の大学に行ったって寮に入ったって会えなくなるわけじゃないんだから。それに……」

和「私達が幼馴染みってことは永遠に変わらないもの」

唯「和ちゃああああん」ギュッ

梓「あ、あの……。いいところ申し訳ないんですが5分経ちました」

和「ほら、唯。5分経ったって」

唯「のどかち゛ゃあああああん」スリスリ

律「え゛え゛話やー」グスグス

澪「幼馴染みっていいなぁ!」グスグス

紬「唯ちゃんは大切に育てます」ズピー

憂「違う大学に行っても絶対遊びに来てね和ちゃ~ん」メソメソ

和「あらあら」

梓「(やっぱり和先輩優しいな)」

さわ子「いいもの見せてもらったわ!」


得点!

①①①①①①①
律澪紬梓憂純さ

律「文句なぁし!」

澪「あれに1点じゃなかったらこの先何が来ても1点つけられないしな」

梓「ですね」

紬「私にも幼なじみがいたらな~」

さわ子「まあこの辺りはね~」

 唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦  24
澪⑧\③⑨③    23
律③③\⑥⑮    27
紬③⑨⑥\③    21
梓③③⑮③\    24

律「さあどんどんいってみよ~!」

紬「ドォルドォルドォル~」

律「どんっ! 澪&純ちゃ~ん」

澪「(純ちゃんか。三人の中じゃ一番話したことないけどベース繋がりだし大丈夫かな)」

純「……」

梓「純。呼ばれたよ?」

純「ん? ああっ! はいはい」

梓「何かあったの?」

純「ん~ん。何でも。じゃあ行ってくるね」

梓「憧れの澪先輩と二人きりなんだからもっと喜びなよ」

純「そ、そうだね。うん……」

梓「(律先輩のことかな? 純がここまでシュンとするなんて珍しい…。ほんとに何があったんだろ)」


気まずさ選手権! リベンジマッチ!
二回戦 澪純

澪「よろしくね、純ちゃん」

純「あっはい! よろしくお願いします!」

澪「そんなに緊張しなくていいよ。同じベーシスト同士仲良くしよう」

純「はい……。(いつもなら飛び上がる程嬉しい筈なのに……なんでだろ)」

澪「純ちゃんは何でベース始めたの?」

純「音色がいいから……後はカッコいいからですかね」

澪「やっぱり? ベースの音色っていいよね。あの重く空気に震動する感じが何度も……ベース何使ってるの?」

純「YAMAHAのSBV‐500です」

澪「ネックも持ちやすいから弾きやすいし値段もリーズナブルだからいいよね」

純「ありがとう……ございます」

澪「私の弾いてみる? って言ってもレフティだから弾きにくいと思うけど……形だけでもさ」

純「いいんですか?」

澪「うん。色々なベースを触ってみてわかることもあるだろうし」

純「(こんな優しくしてくれてるのに上の空だなんて……。しっかりしろ純!)」

純「じゃあ……ちょっとだけ」

純「(この先必ず律先輩と二人になる機会があるんだ。その時に聞こう……)」

ベンベンベベンベン

純「(わたしのよりちょっと重たいかな? でも右手なら弾きやすそう)」

澪「どうかな?」

純「いいですね。持った感じもいいですし……凄い手入れが行き届いてるってわかります。弦も張り替えたばっかりでご機嫌って感じです!」

澪「昨日変えたばっかりなんだ。良かった、気に入ってもらったみたいで。エリザベスも喜んでるよきっと」

純「エ、エリザベス?」

澪「い、いや、何でもないよ!」

唯「5分経ったよ~」


得点!

①①①①①①①
唯律紬梓和憂さ

唯「ベース仲間って感じがしたね!」

律「やっぱり楽曲繋がりは話が広がるな~」

紬「私の番まだかしら~」

梓「お疲れ純。どうだった?」

純「やっぱり澪先輩は憧れの先輩だった!」

梓「そ(元気になったみたいで良かった)」

純「(くよくよしてるなんてわたしらしくないよね!)」

 唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦  24
澪⑧\③⑨③ ⑦ 30
律③③\⑥⑮    27
紬③⑨⑥\③    21
梓③③⑮③\    24

さわ子「次ね」

律「三回戦目は~」

紬「私!私!」

律「梓&憂ちゃ~ん」

紬「」ションボリ

憂「よろしく梓ちゃん」

梓「うん。何の話しよっか」

さわ子「何だか気まずくなりそうにないメンバーばっかり当たるわね。つまんな~い。早く10点つけたいわ」

律「わたしの時はやめてねさわちゃん」

澪「私の時も……」



梓「今度の休みどこ遊びに行こっか?」

憂「う~んまたバッティングセンターとか」

梓「じゃあさ、じゃあさ。その後喫茶店行かない? 昨日和先輩とさまよってたらたまたま良いところ見つけてさ」

憂「うん。いいよ」

梓「そう言えば和先輩って見た目によらず方向音痴なんだね。私びっくりしちゃった」

憂「あはは……。本人もそれ気にしてるみたい」

唯『和ちゃんは実は方向音痴なのだ!』

和『わざわざ言い直さなくてもいいわよっ!』


得点!

①①①①①①①
唯律澪紬和純さ

律「1点が並ぶな~」

澪「これが普通なんだけどな」

紬「次こそ私!」

\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦--24
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮---27
紬③⑨⑥\③-?-21
梓③③⑮③\--⑦24


律「ガラガラ~ぽんっ!」

律「良かったなムギ! 紬&純だ!」

紬「やったわ!」

さわ子「(いきなりクライマックス来ちゃったああ!!)」


気まずさ選手権!リベンジマッチ!
四回戦 紬純

紬「お茶どうぞ~」

純「は、はい」

律『駄目だ、もう気まずい』

さわ子『これよ! これを待ってたのよ!』

和『ムギは普通だけど鈴木さんがちょっと苦しそうね』

紬「純ちゃんって呼んでいいかしら? 私のこともムギちゃんでいいから」

純「そ、そんな呼べませんよ! 先輩ですし……」

紬「遠慮しなくていいのよ? 仲良くなるにはまず呼び方からってお母様が……」

梓『(よっぽどたまってたのかムギ先輩の仲良くなりましょパワーがとんでもないことに!)』

紬「純ちゃん♪」

純「(えっ、もしかして私も呼べってこと?)」

紬「じゅ~んちゃん♪」

純「む、む、むぅぎぃちゃあん……///」

紬「うふふ、ありがとう」

律『気まずMAX』

澪『ムギは幸せそうだけどな……』

和『相手のこともフォローしつつ気まずさを感じさせないようにしなきゃならない……以外とこのゲーム過酷ね』

唯『でしょう!?』

憂『純ちゃんファイト~。紬さんいい人だから大丈夫だよ~』

紬「純ちゃんの髪の毛可愛くて素敵ね」

純「そ、そうですかね? 凄い癖毛だから気にしてるんですけど。梓とかにはモップ髪とかバカにされてるんですよ!」

紬「まあ! それはちょっと酷いわね。同じ癖毛仲間としては見過ごせないわ!」

純「ムギ先輩も癖毛なんですか?」

紬「む~」プクー

純「む、ムギちゃんも癖毛何ですか……?」

紬「」ニコー

紬「ええ。雨の日なんて湿気で髪の毛がよく跳ねるの」

純「こんな綺麗な髪なのに……(意外だ!)」

紬「ちょっといいかしら?」

純「へ? あ、あのっ」

紬「ん~?」

縛っている髪をほどいて櫛で研き出す。

純「私の髪なんて……」

紬「そんなことないわ。私は好きよ、純ちゃんの髪」

純「///」

律『恥ずかしそうにしてるけど気まずくはないな』

澪『だな。やっぱりムギはいるだけで空気が和むっていうか……』

梓『わかります。いつもニコニコしてるからこっちもそうなるって言うか』

唯『ムギちゃんぽわぽわだからね~』

紬「ストレートにしてみましょうか」

純「えっ!? それはちょっと無理っていうか……」

紬「大丈夫よ。私に任せといて」

純「じゃなくてぇ! その……、く、くっ」

バキッ

紬「あら?」

唯律澪梓和憂さわ子『あ』

純「……ストレートにしようとすると櫛がいっつも耐えられなくて……えへへ」

紬「そ、そうなの~」

梓『これは気まずい』


得点!

律「悪いな……ムギ」

澪「なんかごめんな……」

梓「すいませんムギ先輩、恨むなら純の髪の毛を恨んでください」

さわ子「これは……ね」

唯「面白かったよムギちゃん!」

和「審査は厳正に行われるべきだから……」
③⑤⑤⑤⑤①⑩
唯律澪梓和憂さ

梓「(やっぱりとんでもない高得点出ちゃった! けど……)」

紬「ごめんね純ちゃん……。髪の毛痛くなかった?」

純「いえ……。大丈夫です。それよりわたしのせいですみません……」

紬「ううん、いいのよ。気にしないで。今度またお話しましょうね。私が良く行く美容院とか紹介するわ」

純「ありがとうございます、ムギちゃん先輩」

梓「(これはこれで……良かったかもしれない、よね)」

\唯澪律紬梓和純憂合
唯\⑧③③③⑦--24
澪⑧\③⑨③-⑦-30
律③③\⑥⑮---27
紬③⑨⑥\③-34-55
梓③③⑮③\--⑦31

律「次行くか~(優勝おめでとうムギ)」


律「せいやっ! 何々
~? おっといよいよ出番か律&憂~!」

梓「(またまた意外なペアですね)」

澪「(唯の勉強教えてた時とか普通に二人きりでゲームとかしてたからそんな気まずくはならないかな)」

憂「よろしくお願いします律さん」

律「おぅよ!」

気まずさ選手権! リベンジマッチ!
五回戦 律憂


律「前々から言おうと思ってたんだけど憂ちゃんってゲーム上手いよな!」

憂「そうですか? お姉ちゃんとちょっとするぐらいですけど」

律「あの時完敗したのがまだ忘れられないよ! あのゲーム聡と一緒に結構やりこんだんだけどな~」

憂「あのゲームはほとんど負けたことないんです。梓ちゃんと純ちゃんとやっても勝ってばっかりで。ちょっと悪いかな?とか思ってます」

律「いや! ゲーマーたるもの鼠を狩るのも常に全力を出さなきゃ!」

さわ子『思ったより普通ね』

梓『ですね。まあどっちもゲーム好きですし。憂はそこまでやってないと思いますけど。話を合わせてるんだと思います』

さわ子『憂ちゃん空気読めそうだもんね~』

澪『憂ちゃんは人見知りとかしないタイプなの?』

唯『人見知り?』

澪『唯に聞いた私がバカだったよ』

和『気持ちはわかるわ、澪』

律「外ゲーとかやらないの?」

憂「梓ちゃんと純ちゃんとたまにやりますよ」

律「じゃああれやった?! クラッシュカーチェイス!」

憂「はい」

律「わたしあれ上手いんだぜ~? 今度やりに行こっか?」

憂「はい。是非」

純『(誰とでも行っちゃうんだ……って当たり前じゃん何言ってんのよわたしは!)』

純『(でも……やっぱりなんか面白くない)』モヤモヤ

梓『……』


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