梓「唯先輩、それって…///」



梓「なんてねー」

梓「はぁ……もうそんなこんなで24日だよ」

梓「メールでも送ってみようかな」

梓「いまごろ唯先輩、憂と仲良くやってるのかな」

梓「……」

梓「いくじなし」

梓「いいもん! この際どうなったってしらない」

pipipipi

梓「直接電話してみよう」

prrrrr

梓(聖夜か……奇跡ってあるのかな)


唯「もしもしあずにゃん?」

梓「あ、唯先輩」

唯「どしたのー」

梓「あの……今日」

唯「あ! そうだね。 メリークリスマス!」

梓「ふふ、クリスマスは明日ですよ」

唯「ごめんねー今年は受験のせいでパーティできなくて」

梓「いえいいんです。勉強はかどってますか?」

唯「まぁねー」

梓「なんかテレビの音きこえますけど」

唯「あちゃーバレちゃったか」

梓「だめじゃないですか。しっかり勉強しなきゃ!」

梓「唯先輩にとってはかなりランクの高い大学なんですから!」

唯「イブにまであずにゃんさんにお説教されちゃった……」

梓「あ、その……すいませんそういうつもりじゃ」

唯「なんだかあずにゃんに会いたくなったなー」

梓「えっ」

唯「声だけじゃ今日のあずにゃん分補給できないよー」

梓「そ、そうですか……」

唯「ん? どったの?」

梓「あの、忙しいのはわかってますけど……・」

唯「うん」

梓「これから会えませんか?」

唯「おぉ!?」

梓「あ、やっぱり忘れてください……無理言ってすいません」

唯「やったー! あずにゃん一緒におでかけしようよ!」

梓「でも勉強が……」

唯「どうせそわそわして集中できないしいいよー」

梓「すいませんすいません! ほんと邪魔しちゃって」

唯「ふふ、ういヤツういヤツ」

唯「じゃあ早速迎えにいくねー」

梓「は、はい。待ってます……」

唯「マッハでいくよー! トンちゃんより疾いよー!」

梓「全然早くないですね」

唯「じゃあまた後でねー」

梓「はい!」

唯「……」

梓「どうしたんですか?」

唯「電話、あずにゃんから切ってよ」

梓「えっと……」

梓「それじゃあ……」

唯「……ふんす!」

梓「ふふ、やっぱり唯先輩から切ってください」

唯「えぇ~」

梓「すぐ会えますから」

唯「じゃあね~」

ガチャ ツーツー

梓「……」

梓「……やったぁ」

梓「唯先輩……」

梓「憂ごめん。私唯先輩の邪魔しちゃった……」

梓「……でも嬉しい……かも」

梓「あ! 急いで準備しなきゃ!」

梓「なに来ていこう」

梓「うわっこんな日に限ってオキニの服洗濯中だ!」

梓「もう、唯先輩じゃあるまいしこんなに計画性がないなんて」

梓「どこに行こうかな」

梓「お昼どうしよう」

梓「唯先輩どんな格好でくるのかな」

梓「……クス」


……

唯「やっほー! あずにゃーん!」

梓「ど、どうもです。結構早かったですね」

唯「うん。実はすでに出かける準備してたんだー」

唯「憂の目を盗んで」

梓「どこへ逃げ出すっていうんですか」

唯「そりゃあ愛すべき後輩のもとさ!」

梓「うっ……」

梓「(平気でそういうこと言うんだから……)

唯「あずにゃんの服はいつも可愛いねぇ」

梓「唯先輩はいつもおかしなもの着てますよね」

唯「そうかなー澪ちゃんよりマシかと!」

梓「アハハ。それすごく失礼ですよ」

唯「じゃあまずはどこ行く?」

梓「そうですね……近場のほうがいいですよね」

唯「うん。商店街とか?」

梓「さすがにクリスマスに商店街はちょっと……」

唯「んぅ~じゃあモールとか?」

梓「いいですね! 去年できたガーデンズいってみません?」

唯「おっけー。電車ですぐだねー」

梓(これってデートなのかな)

梓(デート……だよね?)

梓(うん。デートに違いない)

梓「だってクリスマスだもん……」

唯「ん?なんか言った?」

梓「あ、いえ」

唯「あずにゃんと二人でお出かけするの久しぶりだね~」

梓「そうですね。最近はなかなか時間もなくて」

唯「受験なんてなくなっちゃえばいいのに」

梓「ちゃんと明日から勉強してくださいね?」

唯「ほいほーい」


唯「着いた!」

梓「予想はしてましたけど、やっぱり人だらけですね」

唯「おぉ~アベックばっかりだよあずにゃん!」

梓「う……そうですね」

唯「よーしカップル狩りしようよ」

梓「さわ子先生みたいなこと言わないでください」

唯「私たちってどんな風にみえるのかなー」

梓「え、それって……」

唯「モテナイ女、ふたり旅!」

梓「はぁ……そうですか」

唯「みんな呼んだらよかった?」

梓「だめ! あ、いえなんでもないです」

唯「? いまさらだけどちょっと電話してみようかな」

梓(唯先輩の馬鹿……)

唯「もしもし澪ちゃん? んー今ね、あずにゃんとね~」

唯「えぇ~クリスマスだよ? 一人は寂しいよ~」

唯「うん。はい。わかってます! 一緒に合格するよ?」

唯「息抜きは必要だって~」

唯「澪ちゃんつめたーい!」

唯「クールビューティー澪ちゃん」

唯「そこをなんとか」

唯「うぅ~」

唯「そっかぁ。じゃあね」

梓「ど、どうなりました?」

唯「澪ちゃんは勉強にとりつかれたんだよ!」

唯「何を聞いてもy=2しか答えなかった!」

梓「嘘付かないでください。それで」

唯「断られちゃった~。これじゃありっちゃんもムギちゃんも無理かなー」

梓「まぁみなさん忙しいですし。ふたりきりでも……」

唯「あずにゃんとふたりぼっち~」

梓「嫌ですか?」

唯「そんなことないよ~」

唯「ほら行こうよ。手をつなごう」

梓「け、結構です」

唯「あったかいよ?」

梓「しってますけど……恥ずかしいので」

唯「周りはみんなやってるよ? ほれ見てみ」

梓「カップルですもんね……」

唯「しどいあずにゃん!私のことは遊びだったのね!」

梓「あ、ちょ、ちょっとわかりましたから恥ずかしい事しないでください」

唯「あずにゃんのお手手ちっさいねー」

梓「唯先輩の手ってすごくあったかいですけど」

唯「けど?」

梓「やっぱり指固いですね」

唯「あずにゃんもね」

梓「いい傾向じゃないですか」

唯「ふんす! ほれほれ」

梓「手のひらくすぐるのやめてください」

唯「腕もからましてみる?」

梓「それだとカップルみたいに見えますけど」

唯「そっかー。それは恥ずかしいかなー」

梓(やっちゃった……)

唯「でもまぁこんな日だしいいよね?」

ガシ

梓「えっ、ぇ?」

唯「ほらあずにゃんのほうがちびっこいんだから寄りかかっていいんだよ?」

梓「う……」

唯「遠慮しないで!」

梓「そうですか? じゃあ……」

スス

唯「おぉ! なんだかほんとに恋人さんみたいだよ!」

梓「果たしてそう見えますかね」

唯「どっちかっていうよ仲良し姉妹だよねー」

梓「はい……まぁいっか」

唯「今日は何みよっかー」

梓「服たりてます?」

唯「んーあんまり最近外でないからねー寒いし」

梓「だろうと思いました」

唯「それに服ってシャツ以外何買えばいいかわからないし」

梓「なら私が見繕ってあげます!」

唯「まずはこの辺から」

梓「ちょ、そこ高いですよ!」

唯「そっかなー」

梓「そういえばお金あります?」

唯「あ……」

梓「……」

唯「あずにゃんさーん……」

梓「私も文無しです。年の瀬ですし」

唯「えぇ~じゃあ何しにこんなとこまできたのー?」

梓「ま、街行くカップル観察的な……」

唯「ますます惨めになるよ」

梓「い、いいじゃないですかこうやってぶらぶらしてるだけでも」

梓「結構楽しかったり……」モニョモニョ

唯「ちゃんとしゃべってよあずにゃーん」

梓「先にお昼にします!」

唯「フードコートがいいかな?」

梓「席いっぱいじゃないですか?」

唯「うん。カップルでいっぱい」

梓「それことさら強調されましても……」

唯「5階に食べるお店いっぱいあるみたいだよー」

梓「さすがにすごく混んでますね」

唯「じゃあそこのスーパーで適当に買う?」

梓「う、イズミヤ……あんまりその、ムードというか」

唯「あちゃーあずにゃんはそういうの気にするタイプかー」

梓「クリスマスですし……」

唯「私はあずにゃんと一緒ならどこでもいいよ?」

梓「そりゃあ本音いうと私もそうですけど」

梓「せっかくここまできたんですから……」

唯「じゃあちょっと並ぼ!」

梓「はい!」


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