唯「いい湯だった~」サッパリ

律「苦しゅうない。余は大変満足じゃ。」パタパタ

澪「そろそろ寝るか。」

唯「あれ、布団が足りないよ?」

紬「梓、一緒に寝ましょ。」

梓「え~、なんでよ?」

紬「仕方ないでしょ。」

律「それじゃ、おやすみなさい…と見せかけてどりゃあ!」バッ

澪「うわっ!?」

律「まくら投げ大会!夜はこれからだ!」

唯「よーし、やぁ!」ヒュン

紬「やったわね~えい!」ポイ

梓「ちょっと!どこ投げてんの!?」

律「更にもいっちょ…」

澪「いい加減にしろ!」ゴチン

律「あいだい!」

澪「ほら、唯もムギも寝るぞ。」

唯「はーい…」


翌朝

澪「よく眠れなかった…律のせいだ…」ウトウト

澪「…今何時だ?」

紬「いいおやじ?」

澪「いや、無理にボケなくていい…ムギも目が覚めたのか。」

紬「うん。」

澪「梓ちゃんは…まだ寝てるか。…ムギはなんで梓ちゃんと仲が悪いんだ?」

紬「私でもよく分からないわ。でもついついケンカ腰になっちゃうのよね…」シュン

梓「…zzz…ムギお姉ちゃん…」

澪「寝言?梓ちゃんは本当はムギに甘えたいんじゃないか…?」

紬「そうかもね。でも素直になれないの、お互いにね。」

澪「いつか、ちゃんと仲直りするんだぞ?」

紬「うん、いつかきっとね。」



帰りの電車

唯「…むにゃむにゃ…zzz」

梓「…離れてください。」

律「しかし、姉妹なのに全然似てないな…澪の方がまだ似てるくらいだ。」

紬「そうよね…」

律「あ、悪い意味は特にないぞ?」

澪「でも、梓ちゃんは唯にとっての憂ちゃんとは違う意味でムギにとってのいい妹だと思う。」

紬「そうかしら?ありがと、澪ちゃん。」ニコ



中野家

梓母「あなた…」

梓父「ああ、わかってる。紬にはいつか話さないといけない。」

梓母「梓もきっとショックを受けるはずよ…」

梓父「それでも絶対に話さないといけないんだ。」

梓母「そうね…」

梓父「でももう少しだけ待とう…」



部室

梓「こんにちは~」

唯「梓ちゃん!よく来たね~」

澪「最近は一緒に練習することも多いな。」

律「もうすっかり軽音部の一員だな~」

紬「あの子…何となくうれしそう。」

さわ子「お邪魔するわよ~あら、この子は?」

紬「妹の梓です。」

梓「初めまして。」

さわ子「あら、可愛い。猫耳なんか合いそうね…ちょっと付けてみて?」ヒョイ

梓「へ?」

さわ子「すごい似合ってるじゃない!それで『にゃあ~』って言ってみて!?」ワクワク

梓「こうですか?…にゃあ~」ニャ

さわ子「……グゥレイトオッッ!!」

澪「MMQ!!」

律「かわええ…」

紬「なんか、こう…抱きしめたくなる可愛さだわ…」

唯「よし!今日からあだ名はあずにゃんだよ!」

梓「あずにゃん!?」

唯「あ~ずにゃん!」ギュッ

梓「や、やめてください!」

さわ子「やっぱり軽音部の顧問やってよかったわ~!」

澪「(最初はあんなに嫌そうにしてたのに…)」



学祭ライブ!

唯「軽音部です!」

梓「(やっぱり素人くさい…)」

澪「キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI♪」~♪

梓「(でも、なんかこの前よりも上達したって感じがする…)」

律「(ドラム)」~♪

梓「(そして何よりも、みんな楽しそう。)」

紬「(キーボード)」~♪

梓「(お姉ちゃんのキーボードもすごい似合ってる。…何となくだけど。)」

唯「どうもありがとうございました!」

澪「…あっ!」ツルッ

ドテッ

律「澪!?」

紬「澪ちゃん!?」

梓「あ」

澪「いてて…」

梓「縞パン…」

澪「い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!」

こうして、縞パン事件の後も月日は流れていった。
クリスマスにお正月。
紬と梓は親友たちと楽しい時間を過ごした。
二人を待ち受けている運命など知らずに…



二月
桜高合格発表

憂「あった!あったよ、お姉ちゃん!」ピョンピョン

唯「うい!おめでとう!」ギュッ

梓「私も…あった!」グッ

紬「おめでとう、梓。」

梓「…ありがと。」

律「これで梓も正式な軽音部員だな!」

澪「そうだな。」


新学期!

唯「私たちのクラスは…」

律「お、おんなじだ。」

紬「私も~」

澪「私だけ…違う。」ガックリ

唯「ドンマイ!」

和「私も澪と同じクラスね。これからよろしく。」

澪「うん、よろしく。(よかった~)」

憂「私たちもおんなじクラスだね。」

梓「そうだね。」

純「お~っす、憂!」

梓「?」

憂「紹介するね。こちら中学の同級生の鈴木純ちゃん。それでこちらが中野梓ちゃん。」

純「どうも!よろしくね。」ビシッ

梓「こちらこそよろしく。」コク


部室

律「では改めまして…軽音部にようこそ~!」パチパチパチ

梓「どうも、中野梓です。」ペコリ

唯「あずにゃんが来てくれてほんとにうれしいよ!」

澪「これからは梓も軽音部の仲間だな。」

紬「これから一緒に頑張ろ?」

梓「…うん。」

さわ子「(あの子にはどんなコスプレさせようかしら…)」


ある日

梓「もう!ちゃんと練習してください!」プンプン

紬「まあまあ…これ、あの店のプリンよ?」

梓「お姉ちゃんもすぐそうやって甘やかす!」

唯「あずにゃんも食べてみなよ~」

梓「仕方ないですね…ちょっとだけなら…」パク

梓「お、おいしい!」

律「だろ~まだまだあるぜ?」ニヤニヤ

梓「いただきます。ってそうじゃなくて!」

澪「食べてからでも遅くはないぞ?」

梓「澪さんまで…」

唯「ギ―太も休みたいって言ってるよ?」

梓「ギ―太って何ですか…?」

唯「ギ―太とは楽器店で運命的な出会いをしたんだ!今こうして私のそばにいるのもムギちゃんのお陰だよ。」

梓「(あの時、10万欲しいって言ってたのはそのために…)」

梓「(それであのお父さんのギターを売り払ってまで…)」

梓「でもそのギ―太はご主人様がサボってばっかだから練習したいって言ってますよ?」

澪「梓?」

梓「そうじゃないとせっかく10万で売り払われたギターが報われないって。」

律「おいおい…」

梓「使い古されて大事にされたギターに取って代わったのに主人がやる気ないせいでこのザマだと、嘆いていますよ?おまけにギ―太なんて変な名前までつけられて…」クドクド

唯「そんな、あずにゃん…」ウルウル

紬「…」ワナワナ

梓「どうしたの?」

紬「梓…謝りなさい、唯ちゃんとギ―太に。」

梓「なんでよ!?私はただギターの事を考えて…」

パンッ!

梓「いたっ!!」

紬「謝りなさい!!」

紬「確かにみんなで練習することは大事よ。でも唯ちゃんは今練習しなかった分だけ、家でちゃんと練習しているのよ。そうでなければ去年の学祭ライブのようなあんなすばらしい演奏はできないでしょ?」

梓「!」

紬「ギ―太もちゃんと使ってもらえて喜んでいると思うわ。お父さんのギターだってきっと、自分に取って代わったギ―太が大事にされてることを喜んでるはずよ。それに唯ちゃんはただサボってるわけじゃないわ。」

梓「え…?」

紬「みんなとコミュニケーションを図るためにこうやってお茶会をしているのよ。提案したのは私だけど、おやつをみんなと食べると一人の時よりもすごく楽しいって言ってくれたのは唯ちゃんなのよ?だからこうしてみんなでティータイムをしているの。」

梓「…」

唯「ごめんねあずにゃん…これからは練習ももっとするよ。」ペコ

梓「いえ、私の方こそごめんなさい…唯さん、ギ―太、そしてムギおねぇちゃん…」グスッ

紬「私も手を出したり怒鳴ったりしてごめんね、梓。」

梓「うん…」

澪「収まったみたいだな。」

律「そんじゃ練習と行きますか!」

皆「おー!」



マックスバーガー

憂「それで、お姉ちゃんがね~!」カクカクシカジカ

梓「憂はほんとに唯さんが大好きなんだね…」

憂「梓ちゃんも紬さんっていうすてきなお姉ちゃんがいるじゃない。」

梓「うん、まあ。悪くはないんだけど、もう一人お姉ちゃんがいるとすれば澪さんがいいかな…」

憂「そうなの?澪さん美人だからねぇ…」

憂「お姉ちゃんは渡さないとして、律さんは?」

梓「あの人はいい加減で大雑把だからパス。」キッパリ

律「…ほほう。誰がいい加減で大雑把だって…?」ピキピキ

梓「え、ええっ!?」ビクッ

律「憂ちゃん、こんにちは。」ギリギリ

梓「ギギギ…苦しい…」

憂「こ、こんにちは律さん。」


律「追加でデザートでもたのもうか。」

憂「はい!」

紬「いらっしゃいませ~!」キラリン

梓「お姉ちゃん!?」

紬「ここでバイト始めたの~」

律「おおう、しっかりやっとるかね!?」

紬「まいどおおきに~」

憂「このカップデザートを三つお願いします。」

紬「ありがとうございま~す、一緒にポテトはいかがですか~?」

梓「いらない。」



また合宿!

唯「どうも、また来ました!」

律「今回こそゲーム完全制覇だ!」

澪「練習はどうした!?」

管理人「こんにちは。ムギちゃんと梓ちゃん、また背が伸びた気がするなぁ…」シミジミ

梓「そうですか…?」

紬「お世話になります。」ペコリ

管理人「そうだ、近くに自然公園があるからそこで遊んでくるといいよ。育ちざかりの君たちにはゲームよりずっと健康的だよ?」

律「わかりました!よし、いっくぞー!」ダッシュ

澪「おい、待てったら!」タタタ

梓「やれやれ、結局この流れに…」ハァ

紬「梓は行かないの?」

梓「う…やってやるです!」


日も暮れて…

律「しっかし、梓はよく焼けたな~」

梓「昔から日焼けしやすい体質のようで…お姉ちゃんは何ともないのに…」ジトッ

紬「しゃらんら~」

唯「あずにゃんが焦げた…こげにゃんだ!」

梓「…あーはいはい。」

澪「この後はしっかり練習だぞ?」チラッ

律「わかってるよん。」


エントランス

紬「ただいま戻りました。」

管理人「お帰り。スタジオの方、準備できてるよ。梓ちゃんはすごく焼けたねぇ…」

梓「体質なんです!仕方ないです…」ウルウル

澪「ソファーに座ってるあの人はもしや…」

さわ子「あなたたち~よくも置いてけぼりにしてくれたわね~!」ヒック

唯「いや、予定があると思ってたのであえて呼びませんでした。(キリッ」

さわ子「ドタキャンされたのよ!ちくしょう!!」ガーッ

律「そんでずっと飲んだくれてたのかよ…」


練習

律「よしっ、終わりっ!」

唯「お疲れ様、ギ―太。」

澪「梓のギターもすっかり馴染んできたな。」

梓「あ、はい。澪さんのベースもとってもうまかったです…///」

紬「梓、顔赤いわよ…?」

梓「うるさいな…///」


浴場

律「よし、風呂だ風呂!」ザパーン

さわ子「あ~クラクラする…」フラフラ

澪「飲みすぎるからですよ…?」

律「ほら、唯!海坊主!」ブクブク

唯「わっ!」

紬「梓、背中洗うわね。」

梓「別にいいって。」

紬「遠慮しないの。」シャアア

梓「う、うん。」

紬「梓の背中…ちっちゃくて可愛い。」ゴシゴシ

梓「うるさいって…(気持ちいい…)」


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