ぐぐぐっとゆっくり挿入されていきます。

憂「…痛っ」

唯「!?憂だいじょうb

憂「だめっそのままでいてっ…」

抜こうとするお姉ちゃんの手を押さえつけます。

唯「で、でもぉ」

憂「私は大丈夫だから続けて…?」

唯「うう…」

憂「それにまた一から挿れるほうが痛いから…。」

唯「じゃあ動かないから慣れるまでこのままでいよぉ」

憂「うん…。」

唯「ういー。」

心配そうにお姉ちゃんが見つめます。本当は気持ちよくなりたいと思っているのに。

優しすぎるよおお姉ちゃん。

憂「今…どのくらい?」

唯「えっ…まだ先っぽだけ…。」

嘘…こんなに痛いのにまだ半分も入っていないんだ…。

唯「憂、いつでも辞めるからね?」

憂「大丈夫だよ、お姉ちゃん。」

唯「ういー…」

憂「落ち着いたから続き…して?」

唯「うんっ」

ゆっくり、ゆっくりと入っていきます。

唯「う…。」

憂「んんっ…」

普段の指とは違い、膣の中が隙間なく、お姉ちゃんのそれの形に沿って膣内が広がります。

憂「うぁ…。」

唯「ぉおぅ…。」

陰毛と陰毛が重なり合う初めての感触がします。

唯「…全部…入ったよ」

お姉ちゃんのそれが標準よりも大きいか小さいかは分かりませんが…私には大きすぎるように思います。

お姉ちゃんの切なそうな顔は見慣れなくて、なんだか色っぽくて…。

動悸がするのは緊張ではなく普段とは違う姉の顔のせいだと思います。


元々私の体はお姉ちゃんによって開拓されています。大きすぎると思ったそれも一度入ると思ったより早く痛みは引きました。

唯「動くね…?」

憂「うん、お姉ちゃん手…。」

唯「えへ、そうだね。」

一度離した左手をもう一度繋ぎます。

唯「そぉ~と…」

一度腰を引くと膣内が楽になった気がします。

唯「ふんすっ」

憂「…んっ」

また陰茎が押し込まれ強すぎる刺激が奥まで届きます。

走り始める蒸気機関車の様にゆっくりゆっくり、けれどだんだん激しくお姉ちゃんの物が突いていきます。

唯「ふぁ…」

憂「んっ…あっ…」

唯「大丈夫?ういっ」

憂「うんっ…あっ…」

唯「ほぇ?」

憂「?」

唯「ごめん、抜けちゃったぁ」

また手を離され、挿れなおします。

唯「よぃしょっと」

憂「…んっ」

唯「ふんっ…」

二回目の挿入はすんなりといきました。

唯「ごめんね、じゃあ…」

憂「んぁっ…お姉ちゃんっ」

股間がぶつかりあう度パンと音が弾けます。

唯「あれぇ?」

憂「…?」

唯「また抜けちゃったぁ」

申し訳なさそうに再度挿入しなおします。

漫画とは違い、思ったよりうまくいかないみたいですね。

唯「えへ…なんかグダグダで情けないねぇ…」

たははとお姉ちゃんは呟きます。

憂「そんな事ないよ!お姉ちゃんっ!」

胸を張ってそう言いたかったけれど慣れない刺激で疲れた私は首を横に振るくらいしかできませんでした。本当に情けないのは私です。

唯「ふんすっ今度こそっ」

やる気満々で再度チャレンジをするお姉ちゃんはかっこいいけれどやぱり可愛いです。

唯「三度目の正直~」

憂「んっ」

挿入すること自体はもう慣れたようですんなりと進みます。

唯「ごめんね、憂」

憂「ううん…」

時間が掛かったおかげですっかり緊張もほぐたのでかえって良かったのかもしれません。

憂「お姉ちゃんは…どぉ?」

唯「ほえ?…気持ちいよ?」

憂「…ほんと?」

唯「うん、憂だもん。」

憂「…えへへ。」

唯「…動かすねー」

繋いだり離したりした左手を今度こそ離すことのない用に固く絡めます。

両手繋いで、お姉ちゃんとキスができて、性器が溶け合う。

異性間では当たり前の事なのに私たちには貴重で、涙がでるくらい価値のある事でした。

唯「ほっ…ほっ…」

憂「んっ…ぁっ…お姉ちゃ…んっ」

唯「う~」

憂「あっ…お姉ちゃんっ…どぉっ?」

唯「いつもより、キツくかんじるよぉ」

憂「んっ…」

唯「っ…指じゃないからかなぁ?」

お姉ちゃんの腰がだんだん強くなってきます。こんなに早く動くものなんですね。

唯「憂っ…」

憂「んっ…?」

唯「外れちゃうから、足、お尻に絡めて」

憂「う、うんっ」

言われた通りに足をお姉ちゃんのお尻に乗せます。

だっこちゃんみたいにくっつくこの体制…恥ずかしいです…。

唯「ぁうっ…」

憂「んっ…!」

お姉ちゃんのお尻に足を絡めたら膣にあたる感じがさらに強くなりました。

唯「ぅぁ…うい~気持ちいよぉっ」

憂「んっ、ほんとっ?お姉ちゃんっ…」

唯「うんっ、今ね、余計きゅうううってっ」

憂「よかったぁっ…んんっ」

唯「あのね、もっと早くして平気?」

憂「んっ…大丈夫だぉ」

唯「多分、痛くしちゃうんと思うんだぁ」

憂「いいよ、お姉ちゃんだからっ」

今までお姉ちゃんは色んな事を私にしてくれました。

それらと比べると些細かもしれませんがこれでお姉ちゃんが喜んでくれるならいくらでも頑張れます。

唯「憂~ちゅうー。」

憂「…べー。」

唯「ちゅ、ちゅ、ちゅううう」

憂「はぁっ…ちゅ…お姉ちゃんの…熱いね…。」

唯「憂の中も…熱いよぉ?」

抱きしめて、手を繋ぎ、キスをして、挿入されて全身がくまなくお姉ちゃんと重なり合います。

唯「憂っ…出ちゃうよぉ…」

憂「出ちゃうっ…?」

唯「せーしが…その、イっちゃうって事だよぉ」

憂「ええっ…うんっ、分かったぁ」

唯「ういー。」

唇で前髪を除けおでこにキスされます。張り付いた前髪の感触で汗だくになっていたのに気が付きました。


唯「ごめんね、憂がイく前にイっちゃいそおだよぉ」

憂「大丈夫っ…大丈夫だからっ」

唯「憂っ…ういっういっ」

憂「んん”っ…」

何に例えればいいか分からない速度でお姉ちゃんの腰が動きます。

激しさと比例しピストンが雑になりいろんな角度でそれが当たります。

痛さもあるけど…指では感じることのできない気持ち良さがあります。

お姉ちゃんの汗がしたたり落ちて、もう溶けて、溶けてこのままくっついたまま離れたくありません。

唯「ういっ…!」

憂「あっ…お姉ちゃんっ…」

唯「イっちゃう…イくねっ…」

唯「憂っういっういっ…っ」

憂「ぁっ、お姉ちゃんっ…!」

唯「ちゅうっ…」

憂「んっ…ちゅっ…」

唯「~~~っ…!!」

お姉ちゃんが深く押し込まれドクン、ドクンと波を打ちます。

私の処女、お姉ちゃんの童貞(?)が失った瞬間でした。

唯「…ふぇ…。」

そしてそのまま私の上に倒れました。

唯「…暑い…」

憂「…離れる?」

唯「んーん、このまま…。」

上下する肩と汗びっしょりのお姉ちゃんはまるでライブ中みたいです。

唯「ういーぃぃ」

憂「はぁ…お姉ちゃん…」

唯「ぎゅー」

憂「ふふ」

いつもは行為後のダルさで動けない私をお姉ちゃんが介抱してくれますが今日は共倒れです。

でもだらけたままくっ付き合うのも悪くないですね。

唯「このまま入ったまま寝ちゃいたいねぇ」

憂「うん…。」

唯「嘘だよ、取れちゃったら大変だし。」

憂「そっかぁ」

憂「ねえお姉ちゃん…」

唯「ほえ?」

憂「なんでお姉ちゃんに…ついてるの?」

唯「んー?」

憂「だって…本物だよねぇ?」

唯「ふへ。」

憂「?」

唯「憂と一つになりたいって神様にお願いしたらついてたんだよぉ」

にへらと照れ照れしながらお姉ちゃんは囁きます。

憂「そんな事って…。」

唯「ほら、憂風邪ひいちゃうよ?」

毛布を首まで掛けられ頭を呼吸に合わせてポンポンと撫でられます。

憂「こんなことされたら寝ちゃうよぉ」

唯「いいのいいの」

憂「でもシャワー浴びてないよ?」

唯「明日ゆっくり入りなさいな」

憂「お姉ちゃん…」

瞼が下りる瞬間も最後まで私が見ていたのはお姉ちゃんのほんわかとした笑顔でした。

お姉ちゃんを抱きしめお姉ちゃんの柔らかい胸の中でうとうととします。

唯「ういー…、寝ちゃったかなぁ?」

うっすらとお姉ちゃんの声がします。

唯「可愛いなぁ…えへへ。」

宝物に触れるように撫でるお姉ちゃんの感触に浸ったまま眠りに落ちました。


――――――

唯「うーいっ」

憂「あれ…お姉ちゃん…?」

唯「憂がお寝坊なんて珍しいねえ」

憂「…え?」

時間を見ると8時過ぎ。今日が学校だったら遅刻でした。

憂「あれ…私…」

昨日は行為が終わって裸のまま寝たのに今はパジャマを着ています。



憂「あれ?お姉ちゃん…服着せてくれたの?」

唯「ほぇ?なんの事?」

憂「だって…昨日お姉ちゃんと…」

唯「憂…寝ぼけてるの?昨日は別々に寝たじゃん」

憂「え?だって昨日はっ」

あんなにインパクトのあるできごと記憶違いな訳がありません。

恥ずかしさを我慢して昨日の夜を事細かに説明しました。

唯「憂…ずいぶんとエッチな夢をみたんだねぇ…」

口元に手を当ててからかう用にお姉ちゃんは笑います。

憂「本当だよぉっ。…!証拠っ」

お姉ちゃんの股間に手を当てます。…あれ?

憂「ついて…ない?」

唯「ういがせくはらしたー。」

憂「ち、違うのお姉ちゃんっ!」

やっぱり昨日の事は夢だったのでしょうか。

現実である日とつぜん男性器が生えるなんて非現実的ですし…。

憂「…やっぱり私の勘違いだったのかなあ?」

唯「きっとそうだよぉ」

憂「うーん、ま、いっかあ」

唯「ういーお腹すいたあー。」

憂「ごめんね、今着替えるから。」

パジャマを脱いで私服に着替えます。

憂「あれ…?」

唯「ほぇ?」

憂「…股間が…」


後日お姉ちゃんの処女喪失はまた別のお話。


おしまい



最終更新:2010年12月23日 22:00