Voleurs De Chevaux (2007)

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aka In the Arms of My Enemy



フランス・ベルギー・カナダ合作映画。
1850年代の西欧を舞台に
二組の兄弟 Jakub と Vladimir、Roman と Elias それぞれの物語がやがて交差して、という復讐劇。

物乞いで飢えを凌ぐJakub と Vladimir。
コサックはその地で獣と蔑せられる存在だったが、生きるために Jakub は兵に志願し Vladimir も仕方なく従う。

Elias は子供のときから動物を馴らすことのできる特別な能力の持ち主。
兄 Roman の悪戯がもとで脚が少し不自由。
殺人を嫌い、極度の緊張に陥ると身体的にもパニック状態(痙攣と呼吸困難)になってしまう。
Roman は Elias に負い目を持ちつつその能力を馬泥棒の片棒に使わせる。

つらい使役や上官・志願兵仲間からの苛めに耐え、Jakub と Vladimir は晴れて正式なコサックの一員となる。
無邪気に水浴びを楽しむ二人――その湖畔、繋がれた馬たちを Roman と Elias が盗みにかかる。
それを境に4人の運命が急転する――。


広大な自然と馬、美しい音楽、それに魅力的な 4人の青年で出来た映画。
IMDb のレビューにあるように低予算映画なんだろうけど、中身は濃い(いい意味で)。
黒髪で目力の強い Jakub は乗馬シーンも鮮やかだし、4人の中で年長な Roman はややサディスティック。
どちらも兄として弟を庇護しようとするところは同じだけれど、Roman のそれは支配欲混じり。
精神的な弱さを隠せない Vladimir、身体的に弱いけれど精神的には兄と別種のしなやかな強さを持つ Elias の対比も面白い。

台詞が必要最小限というかんじで視覚的にストレートで判りやすい筋立て。
哀切さを帯びた音楽もあって、見ていて入り込みやすい。
直截的にゲイ・テーマな映画ではないけれど、801的に極上。

…IMDb のページにある DVD カバーは USA版。
ターゲット(ゲイ)を意識しすぎたバージョンと思われる(comingofagemovies.com)。
劇場版ポスターは馬メインの美しいものだが、シンプルすぎて差し替えも無理なしか。


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