メタキャラクタ
シェルで特別な意味をもつ記号。
オプション |
動作 |
* |
ワイルドカード(任意の数の任意の文字) |
? |
ワイルドカード(1文字の任意の文字) |
コマンド1;コマンド2 |
コマンドの連結 |
コマンド1&&コマンド2 |
コマンド1が成功した場合コマンド2を実行 |
コマンド2\\コマンド2 |
コマンド1が成功した場合コマンド2を実行 |
使用例 |
結果 |
$var1=`pwd` $echo $var1 |
/home/user1 |
echo '$HOME' |
$HOME |
echo "$HOME" |
/home/user1 |
|
|
シェルの種類
シェルには大きく以下の系統がある
- /bin/sh系統
- /bin/csh系統
ログインシェル
ユーザーがログインした際,最初に起動するシェル
設定ファイル
/etc/passwd
変更方法
#chsh
#chsh #設定済みのシェルの表示 /etc/shellsの内容を表示
以下の方法では、現在のシェルを変更するだけで、ログインシェルは変更されていない。
#tcsh #tcshに変更
#bash #bashに変更
bashの設定ファイルが処理される順番
ログインシェル起動
/etc/profile
~/.bash_profile
~/.bashrc
/etc/bashrc
ログイン後にプロセスとしてシェル起動
~/.bashrc
/etc/bashrc
bashrcには、aliasやシェル変数を設定する。
bashrc変更後は以下を実行して設定ファイルを読み込む。
source ~/.bashrc
又は
. ~/.bashrc
シェル変数
現在実行中の変数だけで有効な変数。
設定と表示方法
bashの場合
VAR=value #設定: 変数名=値
echo $VAR #変数の値を表示: echo $変数名
set #定義済の変数を一覧表示する(環境変数や関数なども表示される)
unset VAR #変数の削除: unset 変数名
tcshの場合
set VAR=value #設定: set 変数名=値
主なシェル変数
シェル変数 |
内容 |
PS1 |
プロンプト |
PS2 |
コマンド継続中のプロンプト |
CDPATH |
cdコマンドの検索対象とするPATH |
環境変数
シェルから実行したコマンドにも引き継がれる変数。
変数の定義
bashの場合
VAR=value #シェル変数の定義
export VAR #シェル変数を環境変数にする
export VAR=value #環境変数を定義する
unset VAR #変数の削除: unset 変数名
printenv #定義されている環境変数を一覧表示する。
tcshの場合
setenv VAR value
tcshの場合、シェル変数と環境変数は、完全に別のものとして扱われる。
主な環境変数
コマンド |
動作 |
PATH |
実行コマンドの検索パス |
LANG |
使用言語 |
最終更新:2009年08月30日 22:01