応募しようと思った貴方、ちょっと待って欲しい。

私の記憶が確かなら、光栄(あえて漢字で表記する)は過去に二度、同じようなキャンペーンをやっている。

まずはウイニングポスト2の時。荻伏レーシング・クラブの馬の権利をプレゼントするというもの。
多くは語らない。これを見て欲しい。


次に、ウイニングポスト6の時だ。馬は今回と同じグリーンファーム。


2頭で一銭の利益も上げられていないのがおわかりいただけるだろうか。
「それが競馬だ」と言えばそれまでなのだが、どうもババを掴まされている気がしてならない。
もし仮にプレゼントした馬が大活躍してしまうと、他の会員からクレームがつくであろうことは容易に想像がつく。

また、今回プレゼントされるピサノダイヤの2008は、母が高齢時に出産した馬で、オーゴンサンデーという活躍馬が全兄になるものの、それ以降の馬は全く走っていない。
常識的に考えて手の出しにくい馬だ。
もっと言えば、この馬は那須野牧場が当歳セリにて6,825,000円で落札した馬である。
推測でしかないが、繁殖目的で購入→募集して回収→メシウマな構図がうっすら見える。

おそらくこれに応募しようという方は、一口馬主のシステムを理解していない方がほとんどであろうから、さわりだけ解説すると、もし当選したとしても、タダで権利を持てるわけではない。グリーンファームに対し毎月3,150円の会費を払い、ピサノダイヤ2008が2歳になった時点から月1.200円払わなくてはならない。その他に保険料(年数百円)を払う必要がある。

そして、ここからが重要なのだが、ピサノダイヤ2008が以前の2頭と同じように掲示板にすら載れず引退したとする。この場合返金などは当然だが、無い。
かわりに保険がいくらか降り、クラブから2歳以降未勝利の補償金がもらえるが、全て足しても払った月会費の方が額が多くなる可能性が高い。

ともかく、応募しようという方は、圧倒的にリスクの方が大きい賞品であるというのを認識した上で、自己責任で応募して欲しい。
最終更新:2009年02月27日 11:48