手描き動画の中で、アニメのOPやEDを連番出力し、その画像にそのまま描きこんで
キャラや絵柄を書き換えるものの作り方。
トレースなどよりもひと手間少なく、また編集の労力がほとんどなくなります。
ただし元画像をそのまま加工して作るので、いろんな意味で少々荒っぽい。
プロの動画を加工しているので見栄えはたいてい良くなる。オリジナル要素を入れにくい。
基本
①元ネタ動画を連番の画像ファイルにする
②1枚ずつ描きこむ
③画像を順番に並べ、音声をつけて動画にする
基本は以上。以下はさらに詳しい作り方です。加筆修正求む。
作り方
1.元ネタの動画を用意する
まずは元ネタとなるOPやEDの動画を用意します。もちろんなるべく高画質のものが良。
ネット上から落としたものは、FLVやDivxなどコーデックが色々とあるが作業のためにAVIに変換が必要。
変換するためのデコーダーはMediaCoderなどが有名。音声と映像をそれぞれ抽出したりできるので吉。
ここで揃えるのは以下2つ。
2.連番出力
元ネタ動画のAVIから、連番の画像ファイルを抽出します。
ソフトとしては、AVI2JPGやAviUtlのプラグインなどがあります。
AviUtlを使う場合は、公式HPから連番BMP出力用のプラグインをダウンロードします。
fpsを落として連番出力(29.97fpsを15fpsになど)すると、加工する枚数が減るので少し楽になります。
※AVI2JPGではfps変換はできません。連番出力した後に手動で枚数を減らします。
※AviUtlでfpsを落とすには、動画の読み込みの際に「fps調整」にチェックし右下のfps変換値をいじります。
ここで揃えるのは1つ。
3.描き込み加工
連番画像を1枚ずつ見ていくと、同じ画像が連続するところがあるので、キーフレーム(絵柄が動いているところ)
を1枚ずつチェックして取り出していく。このキーフレームだけ描けばOK。のこりは同じ画像をコピー。
キーフレームにそのままペイントソフトで描き込み、絵柄を変えていく。
基本は描き込み、塗り込み加工と同じなので、スポイトやドット修正を駆使して描く。
ここで出来上がるのは、
4.撮影と編集
連番画像を動画に変換し、音声をつけて動画にする。
編集ソフト上で並べて動画として作る方法と、連番画像をJPG2AVIなどで変換する方法がある。
元動画そのままの連番を基本にしているので、編集ソフトはほとんど必要ない。
オリジナルで動きを足したり動画を足したり、あるいはいろんな動画からカットを持ってきてつなげるなどの場合は
編集ソフトがあった方が楽。いずれも音声を足して、ズレを修正し完成。
ここで出来上がるのは
あとは公開するサイトの仕様に合わせてエンコードするなりして、アップロード。
最終更新:2008年04月24日 14:09