なにはともあれReadme.txtを開くと、こんな文句が。
 「まずは、このシナリオはオリジナルシナリオです。現実に迷わないでください。」
 ……ちょっと素敵な言い回しだ。
 いつか使おう、「現実に迷わないでください」。

 「必要なMIDIを調べたかったらジュークボックスのeve開け」と突き放される。
 プレイヤーを甘やかさない構えだ。

ゲームスタート

 イレギュラーハンターと魔道師どちらか選べるらしい。
 とりあえずロックマン好きなのでハンターで。

 ロックマンエックスを♀化させたみたいな風貌の(でも男野郎)
 ヴァテルが主人公になった。

第一話 レッドアラート反乱!

 「安藤まほろのデータが不正です。
 装填というスペシャルパワーは存在しません。」

 気にしない方向で。

 どうもミサイルが発射されようとしているらしい。
 そのせいかどうか、アクセルくんがレッドアラートという
 組織を裏切ろうとしているらしい。

 らしい、らしいなのは作者がヨソの国の人で
 日本語が壊滅していて、想像力フルパワーで補うしかないため。
 OPテロップ一行目からして既に
 「NY147年、シグマの乱のよっては終われるみたい」
 と壊れてたり妙に可愛いかったりする次第。
 原作ベタコピーセリフ以外はほぼ全て変なので、
 以後ちょっとおかしい(可笑しい)程度のはいちいち取り上げたりしない。

 さあ、かつての仲間から逃げるぜアクセルくん。
 でもマップがなにやら真っ黒で見えない。
 ローカルアイコン使って添付し忘れたとかだろうか。
 心の眼で見る方向で。

# 後でreadme読み返してマップチップは自前で配布サイトからDLする
# 仕様だったことが解った

 敵が全滅狙いを1ターンで放棄させるくらいに強力な上、
 見えない崖に行く手を阻まれたりしてくじけそうになるも、
 何とか脱出ポイント到達、クリアー。
 やったぜパパ。


 連戦でした。

 真っ黒なマップにポコポコ現れる敵、敵、中立、中立。
 その数、総勢36。
 一体一体がザコのくせに味方数機でかからないと
 返り討ちにあいかねない強さだ。
 ちょっと涙を堪えるのに手間取る。
 でもゲーム内のゼロとかまほろさんとかは物怖じひとつせずやる気マンマン。
 すごいなあ。ぼくにはできない。

 しかも、その次ターンには増援まで来て数が倍近くに。
 ここでようやく作戦目的が脱出に変更。
 最初からそうしてください。

 どいつもこいつも後一発喰らえば大破という戦況、奇跡的な回避確率を
 潜りぬけ、なんとかゼロが脱出ポイントにタッチダウンを決める。
 Yeeee! 密かに俺に惚れてる幸運の女神様がいるとみたぜ!


 もいっちょ連戦でした。

 真っ黒なマップにポコポコ現れる敵、敵(ry
 その数、総勢75。
 そして全く回復してない味方。てやんでえ加入も焼け石に水。
 父さん、こんなときは男の子でも泣いていいよね?

 とばっちりを食わないことに専心して
 敵と中立の戦いを眺め倒し、なんとかクリア。
 無力な子ウサギの気持ちに。

 ショップに行くと「難易度低下」が売っていた。
 次ステージの難度が下がるそうな。
 当然購入。光の速さで。


第二話 なぞのクロウカード

 ところかわって現代風な町にカードキャプターさくら登場。
 オリ主人公ヴァテルさっそく影も形も無し。
 HP16000の『翔』とタイマンバトル。
 イベントなんかでなく、ガチで。

 こちらには燃費に難のあるウインディしかカードがないので
 苦戦必至と思えたが、なんかCT+50縛に改変されてて
 思ったよりあっさりと。
 なんでもいいが、マップが見えるというのはこんなに
 ありがたいことだったのか。
 でも当然連戦。

 サムライトルーパーと朱天童子登場。
 よくわからんが朱天童子もクロウカードを狙ってるようだ。

 どうでもいいが、知世を「あんた」と呼ぶさくらが
 ちびまるこっぽいと思った。

第三話 妖邪帝国の進撃

 やっぱりヴァテル影も形も無し。
 クロウカードと、その魔力に惹かれて李小狼と敵登場。
 多分オリ敵の誘いを「お前たちは嫌いだ!」とはねつける小狼くん。
 濡れそう。
 そしてさくらにも世界制服の片棒を持ちかける敵。
 「いやだ、そんなことは嫌だ!」男らしいぞさくら。濡れる。

 CT+50縛パワーで楽に敵殲滅、セーラームーンの敵が
 フフフフと暗躍セリフを放ってたので終わりかと一息つきかけたら
 やっぱり連戦。
 これはアレか。なんかポリシーなのか。

 クロウカードとその魔力に惹かれてサムライトルーパーと敵いっぱい登場。
 こればっかりだな。
 ついでにセーラームーン隊もちびうさ含め6人まとめて登場。
 操作めどい。

 ケルベロスにクロウカードを敵から守れと言われていたので、
 ここまで律儀に必死で前門の虎 後門の狼状態で戦っていたのだが、
 実は敵にカード破壊されても「よっしゃあ! そのまま封印や!」と
 問題なくカードゲットできることが判明。
 オイコラオウテメエ、糞ぬいぐるみ。

 経緯はよく理解できないがさくらとセーラーチームとトルーパーは
 協力関係になったみたい。

第4話 謎の生き物カオス、登場!

 ヴァテルって誰でしたっけ。

 さくらの前に突然現れた巨大生物カオスとソニック・ザ・ヘッジホッグ。
 敬語で喋るソニックが凄く嫌。
 なんだかわからないまま戦闘、逃げるカオスと去っていくソニック。
 そして連戦、敵と中立いっぱい。慣れてきた自分が凄く嫌。

 でもめどいことはめどいので、さくら一人で出撃し、
 基地に陣取って反撃縛りパワーでズバッと解決。
 凄いぞ強いぞ、ウッドですら縛+25だ。
 ドワハハハ、いまさら増援の10人程度じゃ俺の心は
 ビクともしねえぜー。

第5話 よみがえれ英雄伝説

 「乙女座のシャカのデータが不正です。
 パイロット「乙女座のシャカ」が定義されていません。」

 まったく涼しい気持ちでサクサク修正している自分が
 なんだか遠い別人のように思える。
 あしーたーのゆーしゃー おおイエー♪

 舞台はギリシャ、星矢最終試験の場面に。
 まほろの敵もセイントだけど絡めたりしないのかな。

 さあ試験開始……ってマップ真っ黒、
 今度こそマップ自体が添付されてねえ。
 更地マップ突っ込んで強行。
 何が俺をそうまでさせるのか。
 しんわーさー そぅじゃどぅりー♪

 カシオスの耳を削いで日本に戻ると、
 会わせてもらえる約束の姉さんは行方不明に。
 星矢の至極当然の怒りを軽くいなし、逆に
 都合よく丸め込む沙織。因業地獄女か。

 そこへ襲い来る暗黒聖闘士。
 星矢のピンチに駆けつける青銅聖闘士。
 さあ、まずは新たな仲間のステータス確認だ……

 ゲェーッ!? 

 こ、こいつらいきなりセブンセンシズに目覚めてやがる!?

 後はいつも通り無補給3連戦&敵50匹&増援。

第6話 光の救世主

 次々と消えていく銀河お嬢様コンテスト参加者。
 しかし人間を一個二個と数えるトウマは悪人。
 間違いない。

 通学?途中、宇宙人みたいなのに
 「あなたは光の救世主です」と電波なことを言われ
 あっさり覚醒するお嬢コン優勝者ユナ。
 ……こいつ、ユナさんだけにしか見えてないってことナイデスヨネ?

 闇の女王とかいうのが暗黒聖闘士と手を組んで
 世界を狙ってるそうな。
 ううむ、原作でさっさと絶滅した下っ端集団の暗黒聖闘士となあ。

 あとはいつものように平均HP20000のボス×5とザコ50匹。
 こ、これは流石に……と肩で息をしてるところに、
 やっぱりありました追加増援。
 「やるじゃない」とアインかロッキーくんのような一輝兄さんの登場に
 俺の気管は大ダメージ。
 オチャ ノミナガラ、ダメ、ゼッタイ。

第7話 それぞれの戦い…

 なんか飛影・クラマらを捕まえるために
 霊界から幽助が派遣されてきたけど、
 そんなことより「火」のカードに大苦戦。

 「迷ってないや!あいつは火なれば、弱点は水!」
 「水……?そうだっ!!」

 スンマセン、気力タンクザコもいてないのに、どうやって
 ウォーティ使用可気力120まで溜めろと。

 連戦 連戦 まーた連戦 連戦 連戦 (敵50匹だワン)
 ザコの壁は無視していきなりボスの隣に味方展開する斬新な
 布陣にシビレル。

第8話 対決!幽助VS飛影

 タイトルと裏腹にレッドアラート軍と闇女王軍との戦いから
 スタートなのが、また長い戦いを予感させる。
 そこへ横槍しにきたさくらと愉快な仲間達であったが
 敵中立総数実に79。
 チェィーンジ傍観者モゥード。

 ゲェー 絶妙に邪魔な位置に味方増援が!

 何とか被害を押さえつつ敵を退け、飛影との対決に……
 え? こっち味方二人っスか?
 しかも5ターンで倒さないとGameover?
 当然こっち全回復無し?

 ムリムリ、無理の無理。
 だって飛影のHP44000で、無理矢理搾り出した
 熱血覚悟クリティカル霊丸でも15000ダメージがやっとじゃんかよー。
 しかも乱数保存でクイックロード連打効かないのに
 命中50パー以下だしさー。


 ぼくの心は折れてしまいました。


 前半戦でキッチリ敵沈めて気力溜めて、
 離れた位置に孤立してる幽助達がSP使わなくても凌げるよう、
 足の速い奴に戦場のド真ん中突っ切らせて援軍に行かせてれば
 あるいは……とは思うけど、アレをもいっかいやり直す気になりません。
 少なくとも、しばらくは。 


まとめ

 疲れます。

 とにかく沢山のキャラを出したいという想いを優先してるからか
 (おそらくは言葉の壁のせいだけでなく)話に脈絡が無く
 一貫してないし、大胆で面白い他作品間の設定融合なども
 見られません。
 私そういうシナリオ、嫌いじゃないですが。

 でも後の伏線のつもりなんだろうけど、暗躍してるっぽいキャラが
 チョロっと出てきて影でフフフフ言ってるけれども
 今回の話とはまったく関係ない、みたいなのがやたら多いのはキツいです。

 戦闘もバランスおかしいです。
 なんというか、敵の数とその強さが明らかに見合ってません。
 長Pキャラが多くみんなスゲエ侵攻力なのでフクロにされやすく、
 味方の数は多くても出撃させる気になるキャラは限られてます。
 戦力外スレスレかアウトが大半です。
 難度低下を買おうが買うまいが辛いところは辛いです。
 何より長くてかったるいです。

 そして、力余ってます。
 言葉の意味はわからんがとにかく凄いパワーに満ち溢れてます。
 しかも往々にしてそのパゥワーが連続戦闘とか
 そーゆープレイヤーに有難くない方に向かってます。
 付き合ってると非常に疲れます。

 そういうの私は嫌いじゃないですが、
 だからといって誰にも薦められる物ではありません。
 私自身も、タイムマシンを使う機会があったとしても
 過去の自分にこのシナリオの存在を教えたりはしないです。

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最終更新:2007年12月21日 15:12