上条真氏が超オリに出した同名のロボットが主役の短編シナリオ。全6話。
とはいえ別に超オリやってなくても大して問題にならない。

ストーリーは主人公の祖父が物質転換理論を完成させ、それを狙う財閥と「研究成果くれよ!→やーだよ」、そんなもん。
しまいにゃ毎ターンHPとENを回復しつつ貫属性と超回避に物を言わせてうんざりする程ザコを蹴散らしまくる。
ただ、ラスボスらしいラスボスを用意せず最後の最後まで悪あがきの物量作戦というのはわりとレアなラストバトルかも。
合体メカで敗れて分離形態になろうと戦意を失わない、普通の少女vs超お嬢様らしからぬ泥臭さはちょっと予想外。
まあ主人公は主人公らしからぬ個性の薄さだが。言動も教科書的で、Pao氏書き下ろしのアイコン以外マジで普通の少女。
とてもじゃないが2周目以降まで奮い立たせられる程のキャラじゃない。

短編としてはよく組み立てられてると思うし主人公共々「優等生」という印象の作品だが、逆にセールスポイントがない。
超オリ絶頂期の頃の遺物だから、本編が瀕死状態の今からやるには個性の薄さがマイナスになると思う。
短編なら何でもいい、女なら誰でもいい、それくらい飢えてるならプレイするのもいいだろう。



オリオンリー・ロボ物で、全8話の短編シナリオ
物体の質量を自在に変化させる、トンデモ技術を巡り、科学者の娘と武闘派財閥が
ロボでドンパチを繰り広げる物語。
ちなみに、チョロリから生まれたキャラが独立した話であり、XVにも参戦している。

ストーリーは「普通の女子高生がロボバトルに巻き込まれました」につきる。
話が短い事もあり、謎や伏線も殆どなく、終始まったり気味に展開する。
こう書くと退屈に思われそうだが、強敵の出現に挫けそうな主人公を励ます友人やら、パワーアップ話、
微妙に愉快な敵の面々、意外と書き込まれた日常描写など、地味ながらに見るべきところはある。

戦闘はユニットが主役一体であり、決して戦術性が高いとは言えない。
しかし、敵のデータバランスが割りと練られており、変形を上手く使わないと苦戦とまで行かずとも、
ゲームオーバーの可能性はあり、サクッと楽しめる。

まとめると、傑作と言うほどではないが、キラリと光る佳作。
空いた時間を潰したい時や、ストレス無く遊べるシナリオをお探しなら、お勧め。

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最終更新:2007年08月30日 03:39