柿次郎（かきじろう、1982年9月16日 - ）は、
オモコロ所属の
ライター。大阪府出身。
▼父親のパチンコ狂いで悪化した大貧乏時代
積み重なる借金に耐えかねて、それまで住んでいたマンション（ファミールパークサイド）を売却。
同じ学区内の賃貸マンション（VIP新大阪）に柿次郎一家だけで住むことと
さまざまな制限から開放された柿次郎。
貧乏ながらも青春時代を満喫していたが、状況は少しずつ悪くなっていく。
小泉首相（当時）の規制緩和の流れに乗って、タクシードライバーに転職した父親。
ストレスが溜まっていたのか、次第にパチンコにのめりこんでいく。
給食費や家賃の滞納が続いた果てには、
インテリヤクザが家を訪れる機会が増えた。
現金ではなく、金券や交通チケットを用いた借金方法で
規制の隙間を狙った当時の闇金業者の手口。
知人や友人などに借りたお金で返済する自転車操業状態となった。
「この時期が貧乏のピークだった」（柿次郎）
成長期真っ只中にも関わらず、満足にご飯を食べることができない。
昼はインスタントラーメンのみ。夜は、少量の白飯と99円のサンマ一匹のみの食事が続いた。
その生活は長く続かずに、家賃滞納を理由に強制退去を命じられる。
期限前日の夜間に荷造りをして、道路を挟んだ向かい側のマンション（シャンボール第2新大阪）へ夜逃げ。
たまたま、即入居が可能な物件だったという。
夜逃げ後も、父親のパチンコ癖は悪化。
最終的には、高利貸しの闇金にまで手を出してしまう。
柿次郎や弟次郎が善意の気持ちで渡したお金をパチンコに費やすなど、
正真正銘のクズと化してしまう。
激しい口論やつかみ合いの喧嘩が繰り返され、
柿次郎が初めて人を殴った相手が父親となる。
▼当時の借金状況は、最終的にトゴまで発展！
親戚や知人、消費者ローンからお金を借りることができなくなった父親の借金。
気づけば、10日で5割の利息が発生する「トゴ」の業者に手を出すほど追い詰められていた。
しかも、4万円の借金を各闇金業者10件から借り入れ。
1日1万円以上の利息が雪だるま式に発生し、このままでは絶望の二文字しか残されていなかった。
そこで柿次郎が審査のゆるいセゾンクレジットカードを契約。
限度額の50万円をカードで借り入れて、トゴ業者の借金40万円以上を一括返済した。
悲しいエピソード
- 中学校登校初日、学年で唯一１人だけコンビニ弁当だった。
- 体育祭のお弁当のフタを開けたら9割白ご飯で、残り1割はコロッケ１つを4等分したものが詰め込まれていた。
- ホームルーム終了後に、授業費滞納などで生活指導室にひっそりと呼ばれること多数。
- 家に友達を呼んだことがない。
- 新聞配達を4年間続けた。
- 食生活の乱れから20歳で尿管結石を患い救急車で運ばれる。
- 24歳の時に実の母親に「会いたい」と告げるがあっさりと断られる。
スラムあるある（柿次郎の経験に基づく「スラム街出身にありがちなこと」）
- 一時期、食パンの耳だけで過ごしたことがある
- おかずが基本的に茶色い
- 給食費が払えないから毎月先生に呼び出される
- 中学生までケミカルウォッシュが普通だと思っていた
- 世の中には、もっと貧乏な人がいる…と思って気持ちを強くもつ
- 親に気を使って「物欲とか全然ないわー」っていう
- 身体の成長が、買い替えることができない制服に合わせて止まる
- 親戚との関係がなくなって孤立無援になる
- 本当の笑い方を忘れてしまう
地味に
オモコロ立ち上げ初期に加入。当初は「ストロング鳥谷」という名前だったが、2007年頃、編集長の
シモダが悪ノリで、"語感がおもしろい”という理由だけで「今日から柿次郎って名乗ってーや」と言われる。半年以上、抵抗を見せ続けていたが「柿次郎」という名前だけがオモコロスタッフ内で一人歩きし始めた頃、長い時間をかけてようやく受け入れる決意をする。
現在では、誰もが「柿次郎」と愛着を込めて呼び、改名してからは念願のライター職に就けるまでに至った。「処刑BBQ」で5代目は絶命したと思われていたが、2009年10月、北アルプスの槍・穂高連峰の頂上付近で発見される。全身重度の凍傷で、生死の境をさまよったがあたたか～いお湯をかけられることで完治。平日は目黒周辺、土日は渋谷周辺で、元気に走りまわる5代目柿次郎の姿が目撃されている。
2008年5月、オモコロ内で「
柿次郎マガジン」を開始。2009年2月に上京、
シモダの指令で「ひとりディズニーシー」を行う。3月、
シモダの指令で「犬の糞を嗅ぎながら白飯をもりもり食べるドキュメント」撮影。6月、
シモダの指令で「
処刑BBQ」を行う。現在は千葉県のディズニーランドに近い場所に潜伏中。
2010年4月、長い試用期間を経て有限会社ノオトの正社員に。
人物
血液型：A型
身長：170cm、体重55kg
趣味：音楽鑑賞、映画鑑賞、読書、ゲーム、インターネット。
特技：人の懐に潜りこむこと
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代表的な作品
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最終更新：2014年02月08日 16:37
