公主隠し

【用語名】 公主隠し
【読み方】 こうしゅかくし

【詳細】

近年多発している怪異の一つ。「公主様」と呼ばれる存在が関係しているとされ、巷では都市伝説扱いとなっている。

後で術式を使えば見つけることの出来る神隠しとは違い、その人物が痕跡も残さず消滅してしまうのが特徴。
現場には血で書かれた二境紋と呼ばれる印が必ず残されており、時たま血文字で文章が残されていることがある。

神社でもこの現象についての原因究明は行われているが、最近になって上層部から圧力がかかるようになったらしい。
作中では源・九郎・義経によって笛吹男の神隠しとの関連が示唆されている。

作中で判明している公主隠しの被害者、及び判明しているメッセージに関しては以下の通り。


何故か三河や名古屋辺りを中心に公主隠しの発生件数が高い。
また理由は不明だが極東人には極東語、諸外国出身のものには英語で書かれたメッセージが残されている。

1巻のラストで後悔通りに血で書かれたメッセージが残されていたが、一体誰が公主隠しにあったのだろうか。
もしくはただメッセージだけを何者かが残したとして、一体誰が、何を、誰に、伝えようとしているのだろうか…

4巻下ではホライゾン正純メアリの背後にも二境紋が現れるが忽然と消失している。
彼女達の共通点は、「親が天津乞神令教導院にて末世対策の研究に参加していたこと」。
消えた理由は不明だが、この怪異は意思や感情を検知する術式で発生を知ることが可能であり、何らかの存在による意図的な現象であることが判明している。

この怪異の真実は、運命創世計画、もしくは自分の自害を止めるために行動している者達の活動を阻止するために行った連れ去り。
かつて末世を止めるため天津乞神令教導院にて集った者達や、その関係者、創世計画の真実を知る人間達が重点的に飲まれ消えていったのはこれが原因である。

一度二境紋が発生しても、それが完成し切る前に発生原因となった行動を中止すると公主隠しは未遂で終わる。
末世を止めるための具体的な案を取りまとめた関係者のところに出現するため、創世計画について知る人間、
つまり三河や名古屋あたりで発生件数が多いのも、松平・元信を筆頭とする創世計画を考案した人物が三河周辺にいたため。

運命に人格を与え、当時の歴史再現に関わるインフラ整備を行っていたのは神道であり、恐らく調査の結果その事実に行き着いたため、
最近になって上層部が圧力をかけてくるようになったというのもその事実の隠蔽をしたかったからだろうと推察できる。

11巻下にて運命が生きることを選択したことにより公主隠しにあった者たちも無事に帰還した。
……ようだがあちこち散策していたりする者も複数居るらしく、開放されたが所在が確認できていない者達は現在も探されている。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2020年05月22日 00:10