立花・宗茂

「貴方が私の立花・誾です」

【所属】 アルカラ・デ・エナレス武蔵アリアダスト教導院
【名前】 立花・宗茂
【読み方】 たちばな・むねしげ
【種族】 スペイン人?
【元ネタ】 立花宗茂
ガルシア・デ・セヴァリョス
【字名】 "西国最強"
【戦種】 近接武術師
【HN】 立花夫
【登場巻】 第1巻上

【人物】

三征西班牙教導院アルカラ・デ・エナレスにおける総長連合の元第一特務。礼儀正しく真面目な努力家。
郵便制度の設立者として富を得た、「神速」ガルシア・デ・セヴァリョス(Garcia de Ceballos)を二重襲名しており、大罪武装の一つ"悲嘆の怠惰"を所有する八大竜王の一人でもある。
セバリョス(スペイン語はvとbの区別がない)はスペインの郵便制度の歴史の非常に初期の人物で、スペイン語のWikipediaでも「郵政の歴史(Historia postal de Espana)」の本文二文目に名前が一度出てくるにすぎない。

立花・誾とは夫婦で相思相愛だが、もともとはただの郵便配達の学生だったようで、「立花・宗茂」を襲名する前は誾にひどく嫌われていた。
自分自身が宗茂の名を襲名するつもりであった誾と度重なる戦闘を行い、怪我を負いつつも徐々にその実力差を埋めていき最終的に彼女の両腕を切り飛ばして勝利する。
その後も紆余曲折はあったが、現在ではまさにバカップル。まぁ夫婦であるため問題はないのだが、流れるように2人の世界に入るため糖分空間的な意味としては武蔵でも上位に入るだろう。
ちなみに婿養子。
基本的に受け姿勢であり、「宗茂受け」というのは三征西班牙の学生にも広く知られているらしい(ただ約一名宗茂受けは不潔と称する女子生徒が)。
一度誾が自分の作った料理に毒を持ったことがあったが、宗茂はそれを知りつつ平然と平らげたことで当然だがぶっ倒れた。
まさか知りつつ完食するとは考えてもいなかった誾は慌ててその介護を行い、その結果彼女にある意味での覚悟を決めさせることに繋がった。

「神速」の字名を体現する超高速移動を得意とし、それを体現するための極めて優れたバランス感覚を有する。
初期は「肉体の速度を上げる」&「足場を多重展開する」という二つの効果を持つ術式契約書を大量使用することで高速移動を行い、武器として使用していた"悲嘆の怠惰"を扱っていた。
当時の装備として肉体の冷却装置を兼ねたカートリッジを首後ろに装着しており、切手大に圧縮した聖術符を数万という単位で納めている。
だがこの移動方法、肉体への反動を考慮していないため負担が非常に大きく、圧縮発動することで空中の塵を足場に加速も可能だが、数万倍の圧縮の反動は足一本犠牲にしてしまうほど甚大。
しかしながら全ての術式符を反動を考慮しない設定とし、全て使い捨てとすることで安価に用意することが可能になっており、
ガルシア・デ・セヴァリョスの襲名で得た財はおおむねこの契約書の確保に回している。
義父である立花・道雪襲名者であるため生活には困っていなかったらしい。

この無茶な戦闘方法は宗茂の名前を襲名する以前からのもので、上述の誾との戦闘中先に襲名していたガルシアの名を使って得た金銭で確立した。

初登場は1巻上から。
インノケンティウス三河に新たな大罪武装の無心にやってきた際に三征西班牙から警護として同行。
三河消失を進める松平・元信を止めるべく出撃するも、本多・忠勝の迎撃を受ける。
あらゆる面で自分を上回る実力を持つ忠勝を相手に、高速移動術で奮闘。大気蹴りを行って不意をつくも鹿角のサポートに邪魔され蜻蛉切で胸を貫かれる重症を負う。
しかし意識を失う前に悲嘆の怠惰の超過駆動を発動しており、せめて新・名古屋城を破壊しようとしていたがそれすらも鹿角に弾頭を飲ませた上で蜻蛉切で割るという忠勝の対応により失敗。

直後誾によって回収され撤退し、治療を受けた上でホライゾン奪還戦に参戦。
武蔵アリアダスト教導院所属の本多・二代を相手に高速術で翻弄するも、神道特有の禊により自分を上回る速度を発揮した二代は、再び大気蹴りを行った自分さえも超えていき再び敗北した。

2度の空中加速によって両足に甚大な損傷を受けた上、二代に敗北したあと"悲嘆の怠惰"をも失ったことで三征西班牙本国から"西国無双"という肩書に疑問符がついたということから襲名権を剥奪されかかる。
ガルシアとしての襲名すら怪しいほどのダメージだったため、続く2巻中はほぼ意識不明状態であった。
しかし、奇跡的な回復力を見せ、宗茂の襲名継続を狙う誾が無茶な突撃を敢行し、その結果武蔵に取り残されている前に現れる。
重症だった宗茂が自分のいない間にどこか行くのを防ぐため、誾は「アモーレを5回叫ぶ」ことで解除される拘束術式をかけていたのだが、
意識を取り戻した宗茂は余裕でその試練を突破した上に、三征西班牙本国から六護式仏蘭西を軽く走破して武蔵に乗船。
西国無双としての襲名を解除することを宣言した上で、改めて西国無双としての名を実力で襲名し直すことを宣言する。お前足負傷してなかったっけ…

襲名を解除すれば、「立花宗茂の妻」を襲名している誾は歴史再現上放れざるを得ないが、宗茂は共に襲名を解除し、それでも一緒にいたいと宣言。
改めて西国無双を襲名した時も、共にいるのは彼女だと、「貴女が私の立花・誾です」という男前な告白を持って、作業人足として武蔵に移住することになる。

その後襲名を解除し、誾と非襲名の学生として武蔵に所属。電撃MAGAZINEで連載されている短編では筋トレをしているなどリハビリに励んでおり、
ある単語を勘違いした二代の言葉を真に受けた誾によってきっちり何のことかは書けないがこなしたらしい。

負傷自体は回復しているものの、衰えた筋力は完全には取り戻せていない上にかつてのような聖術発動は不可能ということで大幅に弱体化しているのだが、
武人としての魂がうずくのか、戦闘が始まると突撃していくという無鉄砲さを見せることも。

ある意味自分と誾だけで完結した世界の住人なので武蔵の外道達に対してもある程度の距離を持って接していた。
その中では同じ武闘派ということなのか二代と一緒の行動をとる(相手に合わせているわけではなく、たまたま行動が被る)傾向がある。
3巻下では柴田・勝家相手に二代と共に戦ったりもしていた。
リハビリをこなしつつも西国無双の再襲名のため力を求めることに余念はなく、武蔵での生活で優れていたバランス感覚はさらに磨かれていき、
4巻上にてかつて使っていた聖術による加速術式を神道式の解釈で実現した創作術式、駆爪によりパワーアップ。
以前の移動方法に似つつ、足の負担が軽くなり、酒井学長からかつて学生時代彼が使っていた瓶貫を譲られたことで、以前は足を痛めた大気蹴りにも似た移動方法を確立。
誾と共に正式に武蔵アリアダスト教導院の副長補佐に就任した。

正直なところ武蔵の濃いキャラクター達の中では埋もれてしまうレベルで真面目な、悪く言えば際立った特徴…まぁ愛妻家という特徴があるが、
パワーアップイベントもありつつ、どうにも影が薄いところのある彼であるが…とんでもない方向に弾ける時が来た。

それはかつて預けられ所有していた"悲嘆の怠惰"の存在である。
この武器、砲撃の流体消費は激しいものの拠点制圧に適し、蜻蛉切と似たような刃に写したものを削ぎ落とす機能を持っている。
しかし前線にあまり出ないホライゾンがもっぱら固定砲台としか使っておらず、大罪武装という肩書ではあるものの羽柴・藤吉郎には謎の武器で無効化されたり、
外れたり。2巻までは確かに有効だったが徐々に強みが発揮できない状況になってきたことで彼女から「使えない」扱いを受けるようになった。「宗茂砲」とまで言われている。
やはりかつての使い手ということで"悲嘆の怠惰"には愛情をもっているらしい宗茂は、ホライゾンが貶す度に膝を屈したり倒れ込んだりして誾に心配されるといったシーンが増えてきた。

最近は使えない扱い受ける度に通信帯の評判を書き換えたり、笑顔で膝を屈するようになったり、「外れなければ"悲嘆の怠惰"ではない」という持論も持ち出すように、
……順調に武蔵に染まっている。

5巻下の対リントヴルム戦では"悲嘆の怠惰"を一時的に借り出したようで、"竜砲"に対し通常駆動の力を使っている。

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最終更新:2019年01月03日 17:36