シロジロ・ベルトーニ

「いいか馬鹿。よく聞け。友情を金で買うなど、とんでもないことだ。――あんなもの、金を払う価値もない」

【所属】 武蔵アリアダスト教導院
【役職】 生徒会会計
【名前】 シロジロ・ベルトーニ
【読み方】 しろじろ・べるとーに
【種族】 極東人
【元ネタ】 茶屋四郎次郎
【字名】 冷面【レーメン】
【戦種】 不明
【HN】 守銭奴
【登場巻】 第1巻上

【人物】


会計補佐であるハイディ・オーゲザヴァラーと共に武蔵の金銭管理等を任せられる重鎮であり、金銭の絡んだ交渉等を専門としている。
金銭の管理は基本的にハイディに任せており、奉納や別の神々との間のやり取りに金銭を用いる稲荷系のサンクトという神と上位契約を結び様々なものを「金銭取引」出来る。
これを戦闘に転用し、三河警備隊の者達の「労働力をレンタル」することで重武神である地摺朱雀と互角の肉弾戦を生身で行い、
2巻下におけるアルマダ海戦では戦闘に参加した学生全員と契約書を取り交わし彼らの攻撃力の1/10を個人金庫の硬貨に付与することで三征西班牙副長と渡り合った。
ただ、やはり商人故に基本的には非戦闘員で、戦闘に参加するのも序盤に限られる。

個人商店として◯べ屋を営み、武蔵にいる他の商人たちとパイの奪い合いを繰り広げられるだけの目利きと実力を持ち、
学生でありながら大人の商人達に混ざって武蔵における経済活動の一端を担っている。

常にポーカーフェイスで基本的に動じることはない。故に聖連から「冷面」という字名を送られるほど鉄面皮。
一応客を前にした時は笑顔で商品を売っているため、オンオフをしっかりしていると捉えることも出来る。

商人故にその基準は「儲けがあるかないか」に集約される。損をすることを嫌い、何事にも儲けを優先して事を運ぶ。
こういった守銭奴キャラにしては珍しく、金を溜め込みはするが使うことに快感を覚え、
週末などに見聞を広めるため街に出て己のためにカネを使うことを推奨している。使う先が自分の店であればなおよし。

…だが、このシロジロ・ベルトーニ(&ハイディ)の問題点は、それが味方にも及ぶこと。
上述のセリフにも現れているが、友情等に形のないものに金を支払う価値はないと言い切り、どんな状況下でも儲けがが懐に入るのであれば何より優先してその手段を選ぶ。
特にひどいのが3巻中にてゲーリケマクデブルクの半球という防護術式を武蔵に売りに来た際、末世が防げないと聞くなり防護術式を使ってオークションを開き、
武蔵をマクデブルクに常駐させ各国の要人達から金を巻き上げ己の資産を極東最大のものにしようと画策。
自分が金持ちになれるのなら世界が滅びても構わないと言い切り、それに呼応したゲーリケと共に武蔵や世界の今後を切り捨てただ金儲けしようとしたのだ。
その時はまだホライゾンルールなどで有耶無耶になったものの、この時点ではまだ売りかけたとは言え武蔵(極東)の所属という立場を辛うじて保っていた。

しかし4巻中にて大久保が開いた臨時生徒会では、会議が開かれる前に既に買収されて裏切っており、武蔵のインフラを浅間神社系列ではなく、
稲荷系で統一することで貿易による利益を得て武蔵の安定化を図ろうと画策する。
ついに明確に武蔵、というより現政権に対し反旗を翻したわけだが、「対人」は(基本)無理でも神事の争いに関しては容赦なく弓矢を持ち出せる浅間に狙われたことを知ると即座に立ち戻った。

有明における武蔵の改修が始まったあたりでは武蔵の予算を流用することで資材を確保するという先物取引を行っていたことが判明するも、改修の方向が途中で変わったため買い込んだ物資を売り払えず、
金が用意できなくなったため業務上横領をしでかし、野菜を買い占めることで利益を狙うも目論見が外れてさらなる赤字を呼び込んでしまう。
ハイディはまだ決算が出ていないため赤字ではないと主張するも、このままでは神罰執行でうどんを垂れ流すハメになるため、
小田原征伐に武蔵代表の一人として参戦し、伊達の通商路の権益を手に入れることで失地回復を目論む。
小田原城下にて伊達家代表伊達・成実羽柴代表加藤・嘉明と相対するが連敗。
最終的な損失は武蔵を構成する八艦表層部を買い取るほどにまで膨れ上がり、思わず大久保もブチ切れるほどだったが、
浅間・智が武蔵上の加護にまつわる一括事業を起こすことで保釈金を捻出し、8月14日までに借金を返すこと、として釈放された。

……要するに金儲けを優先するあまり、自分達以外のあらゆるものを即座に売り払って結果大損する(しかける)というはた迷惑なキャラ。
身内にもかかわらず現時点において裏切った回数は追従を許さず、むしろ追従する人間がいたらやばいのだが、
基本的に武蔵の中で裏切るとしたらこいつとハイディ、しかも金絡みなので味方側に与える損失も非常に大きい。

本人曰く「金の使徒がたまたま武蔵会計の役についているにすぎん」とのこと。
「金の声」なる謎の声が聞こえるらしく、それに従っているらしい。誰だよこいつら会計に据えたの。

授業中であっても商売をしていたり、教室の隅で金を眺めては怪しい笑みを浮かべているのをトーリが目撃している。
本人も壺に入った硬貨(内部を術式で拡張した専用のもの)を触ると思考がすっきりすると言っている。
ここまで金に執着する理由はかつて豪商だった両親が事業に失敗し全てを失ったことが関係している模様。
境界線上のホライゾン課外教室で判明した事実だが、いずれ語られる日は来るのか。ハイディあたりを主人公としたガールズトークで出そうではある。

各国と戦争しては嫁を持ち帰り、カップル成立した場合イチャついては周りにネタにされる流れが常態化している武蔵、特に梅組連中では珍しく初期からカップリングが成立しているキャラクター。
パートナーであるハイディのことは自分なりに愛情を示しているが、それらを口にするのではなく態度で示している。
そもそも同じ屋根の下で暮らしていたり、ハイディもシロジロの守銭奴っぷりに盲目的な愛情を向けているあたり似た者同士。
それ故に補佐として会計の仕事を手伝っているのだろうが、一応商人としては優秀なのである。
人間として間違っているだけで。
周囲もシロジロとハイディは一緒くたの認識をしているが、会計コンビは双方同じ思考回路の持ち主なので残当。
なおシロジロにしてみればハイディの外見は美しいと認識しているものの、金の造形のほうが上になるらしい。
つまり金を最上位に置くシロジロにとって、ハイディはその次に大切なものなのだ。

関東解放後はこれからのために関東諸国を札束でひっぱたき続けていた。
その時に武蔵轟沈の報が入り、武蔵側を裏切ろうとしていたが正木と最上の介入により倒される。

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最終更新:2023年08月08日 14:38