L:クエスカイゼスの開発 = {
 t:名称 = クエスカイゼスの開発(イベント)
 t:要点 = 一般性能要求{
クエスカイゼスとは宰相府に伝わる発掘兵器とそのコピーで、I=Dの原型になったものである。
低物理域を含むあらゆる世界で活動できる騎士専用機であり、主武装を剣と楯とし、
火器類は目立たぬように内蔵された。推進器としてのロケットを持たず、重力制御で動いた。}
 t:周辺環境 = 宰相府
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *クエスカイゼスの開発のイベントカテゴリ = 藩国イベントとして扱う。
  *クエスカイゼスの開発の位置づけ = 生産イベントとして扱う。
  *このイベントを取った国は、その国用のクエスカイゼスを作成できる。作成したものにあわせてアイドレスが作成、公布される。
 }
 t:→次のアイドレス = なし


/*/

機体コンセプト


 この機体は帝国製のI=Dの始祖である。そういわれて納得しないものは誰一人としていないだろう。
 ただ、その姿を一目見ただけで誰もが「ああ」と納得のため息をつく。
 しなわち、帝国製I=Dトモエリバーなどに代表される軽装甲高機動の権化ともいうべき
 すべての能力がこの機体には備わっていた。
 端的に言えば、ARは確保するあとはパイロットに期待する、である。
 騎士専用機体であるのもそのためだ。
 高い身分に伴う道義的な責任ともいうべきものが、この機体には込められている。
 騎士たるものは、わが身をかえりみることなく敵を倒せの理論に忠実で、
 その姿は、今までの帝国製のどのI=Dよりも顕著である。
 トモエリバーの姿ですら鼻で笑うぐらいに前のめりであった。

武器について


 低物理域でも稼働できるように基本の武器は剣と楯である。ただし楯は、基本的に使わない。
 攻撃時は剣のみもって白兵突撃が基本である。
 また楯は防御に使われるのみではなく、複数機で組み相手を圧殺するための武器としても活用された。
 火器類は、目立たぬように内蔵されており、必要に応じて稼働する部分からレーザーを使用した。
 なお低物理域で稼働するように低物理域では理力を、高物理域ではエンジンを使うように
 動力をシフトさせている。


 また索敵についても、既存のレーダーや感覚に頼るシステムと並行して
 理力使いの魂を感知するシステムを取り込み、相手の魂から位置を特定することで
 遮蔽物や電波障害などがあっても問題なく索敵、攻撃ができるようになっている。
 しかし、この装備には弱点があり、パイロットの精神面での負担が非常に大きく。
 多様すれば精神的ダメージから生存にかかわる事態になりかねないと判断され、
 結果、よほどの時以外は封印されることになった。


移動方法


 機体は、重力制御によって移動する。そのため機体の重心はつねに一定で、
 平均的になるように設計されている。
 つまり少しだけ機体を傾ければ、即座に加速し、加速のために必要な時間が
 かぎりなくゼロになるようにしてある。

攻撃、内部機構について


 意外なことにクエスカイゼスの動きは人の、しかも剣士の動きをコピーするように作られている。
 帝国における剣士の使える能力はほぼ使えるといっていい。
 古い書物の剣豪がなぜ、あんなに簡単に敵を斬り伏せられたか、そのための方法や動きが
 あらかじめプログラムされている。
 代表例をいうと相手と剣を重ねるとき直前で止める機構がある。
 これは、動いているものに激突するのと、静止しているものに激突するのでは、相手の受ける
 衝撃に違いがでるためで、当然止まっているほうがよりダメージを受ける。
 またこれの応用で、勢いを殺さず、相手の剣の上を滑らせるように己の剣を高速移動させ、
 結果、自分の剣が、相手の剣をすりぬけるように動く【影抜き】といわれる技術すら備えていた。
 また相手側に移動するとき、背の高さを調節して相手からはほとんど動いていないように錯覚させるなど、
 パイロットの意図しないところで細かい動きが調整されている。

 おそらく白兵戦になれば、負けることはないであろうというだけの技術がつぎ込まれている。

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最終更新:2008年08月10日 23:47