MacPortsのインストールと利用方法

MacPortsのインストール手順

Xcode

Xcodeの最新版を入手し、インストールする。
Appleの公式サイトで、Xcodeの最新版のディスクイメージをダウンロードし、インストールする。ダウンロードにはADCへの無料登録が必要。
Xcodeの最新版はLeopardでは3.1.4、Snow Leopardでは3.2.1である(2009年11月30日現在)。

X11.app

Mac OS X付属のX11はバグが多いので、XQuartzのサイトで最新版を入手し、インストールする。

ターミナルの環境設定

Terminal.app を起動後、メニューより「ターミナル」→「環境設定」を開き、以下の設定をおこなうと便利に使える。

テキスト
文字を読み難ければ、「テキストをアンチエイリアス処理」にチェックを入れてみるのもよい。
シェル
シェルの終了時:ウインドウを閉じる
キーボード
以下の文字列をシェルへ送信する
  • end : CONTROL+OPTION+[ [ F    ←3文字
  • home : CONTROL+OPTION+[ [ H
  • page down : CONTROL+OPTION+[ [ 6 ~    ←4文字
  • page up : CONTROL+OPTION+[ [ 5 ~
詳細
「Delete キーで Ctrl-H を送信」をチェックしておくと、良いことがあるかもしれない。




MacPortsのインストール

OSのバージョンに合うMacPortsのインストーラーを、MacPortsの公式ページからダウンロードして、インストールする。インストール後、ターミナルからMacPortsのselfupdateと、portsのリストの同期を行う。
 $sudo port selfupdate
 $sudo port sync




MacPortsの基本的なコマンド

 $sudo port selfupdate
MacPortsを最新のものにアップデートする。

 $sudo port sync
MacPortsで用意されているportsのリストを更新する。

 $sudo port install <hogehoge> +<v_hoge>
<hogehoge>をvariants<v_hoge>付きでインストールする。
例) pTeXのutf8版をインストールする。
 $sudo port install pTeX +utf8

 $port installed
インストール済みのツール一覧を表示する。

 $port installed <hogehoge>
インストールされているツール<hogehoge>に関する情報を表示する。
例) $port installed pTeX

 $port variants <hogehoge>
<hogehoge>のvariantsの情報を表示する。variantsとは、インストールできるソフトにつけることができるオプションのことである。
例) port variants pTeX

 $port outdated
インストールされているportsの中に古いものが無いか調べ、もしある場合にはその古いportsを表示する。

 $sudo port upgrade installed
インストールされている中で既に新しいバージョンが出ているportsを、一括でアップグレードする。この際、古いportsはinactiveな状態で残る。

 $sudo port uninstall inactive
使われていない(inactiveな)portsを、一括でアンインストールする。

 $sudo port deactivate <hogehoge>
activeな状態の<hogehoge>というportsを、inactiveな状態にする。アンインストールはされず、ディスク上には残る。

 $sudo port activate <hogehoge>
inactiveな状態の<hogehoge>というportsを、activeな状態にする。
最終更新:2010年04月09日 19:25
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