紬が百合ノートをまとめているようです 唯「オリコン見よーっと。……え?なにコレ!?」 1
音楽室

律「あ~あぢぃ~…」パタパタ

澪「…こう暑いとかなわないな…」

梓「先輩達、女子高だからって油断しすぎです」ダラダラ

梓「律先輩、スカートパタパタしないでくださいよ…」ダラダラ

律「いいだろ別にー…。唯が冷房嫌いだからつけられないんだし」パタパタ

澪「梓、汗かきすぎだぞ?」

梓「…ムギ先輩は平気そうですね」ダラダラ

紬「うん!私、体温変わるから」

ガチャ

唯「み、みんなー!ちょっとこれ見てー!」

律「暑い中テンション高いですわね~唯さん」

唯「そうですわね~…って言ってる場合じゃないんだよー!これ見てっ」

梓「これは…オリコンのアルバムランキングですか?」

紬「マイケルがランクインしてるわね」

澪「これがどうしたんだよ」

唯「一位のところ見て!」

律「ん~?『放課後ティータイム』…?」

律紬澪梓「…」

律紬澪梓「えええ~っ!?」

律「なっ…なんだこりゃ!?」

澪「バンド名も、ジャケットの写真も、まんま私たちじゃないか!!」

梓「アルバムの収録曲も同じ…。先輩達、いつの間にレコーディングしてたんですか…?」

紬「してないわ、レコーディングなんて…」

唯「ねえ、これどういう事なんだろう?だれかが私達を勝手にデビューさせたのかな?」

律「ムギの親かな?」

紬「違うわ…。一体誰がこんな…」

澪「…まさか…」

――――――――――

職員室

さわ子「え?私?」

律「さわちゃんの仕業だよな?」

さわ子「ただの教員にそんな力があるわけないじゃない…」

唯「さわちゃんでもないかー。一体誰が…」

さわ子「でもすごいじゃないの、一位なんて」

梓「今はCDが売れない時代ですから一概には言えませんけどね」

さわ子「もしかしたらこれからみんな音楽番組に引っ張り凧なんじゃない?」

律「…なるほど…それは悪くないな…」

唯「Mステとか?」

梓「え…Mステ…でへへ…」

澪「私はイヤだな…テレビなんて恥ずかしい…」

紬「なんだか楽しそう♪」

律「…って呑気な事言ってる場合じゃない。一位は嬉しいけど、自分の知らないところで曲が出されるのは釈然としねーよ」

さわ子「そうねえ…印税とかはどうなってるの?」

唯「私たちは一円も貰ってないよー」

澪「やっぱりこんなのおかしいよ。何でこんな事になってるのか突き止めないと!」

梓「そ、そうですね…。でもどうやって?」

紬「これだけ売れたって事はネットで検索すれば色々出てくるんじゃないかしら」

律「そうだな。よーし、パソコン室で調べてみよーぜ!」


パソコン室

唯「…ねえ、ところで誰かパソコン使えるの?」

梓「私は苦手です…」

律「ちまちましたのは苦手だなー」

紬「私もあんまり…」

澪「なんだみんな、情けないなー。今はパソコンの時代だぞ?私に任せてくれ」

唯「え?澪ちゃんパソコン使えるんだー!かっこいー!」

梓「澪先輩すごいですね!」

澪「た、大した事ないよ///」

澪「…コホン…それではまず電源を入れます」

カチッ

フォーン…

唯「おおー」

澪「えーっと…ログイン…と」

澪「インターネットエクスプローラをダブルクリック」

澪「…と見せかけてFire Foxをダブルクリック!!」

カチカチ

梓「わあー…」

唯「なんか画面が変わったよ」

澪「ここにGoogleってあるだろ?単語を入力すれば、ネット検索ができるんだ」

唯「ほー…よくわかんないけどすごいねー」

律「まずは…そうだな、放課後ティータイムで検索してみて」

澪「了解。えーと…ほ…う…か…ご…」


[houkago]


律「おい、ローマ字になってるぞ?」

澪「あ、あれ?おかしいな…」

澪「もう一回入力しなおしてみよう。バックスペースバックスペース…」

カタカタ


[houk]


紬「文字が消えたわ!」

唯「勉強になるなあ」

澪「ふふ…。えーと、もう一度、ほ…う…か…ご…」

[houkago]

梓「やっぱりローマ字ですね…」

律「どーすんだよ!これじゃ調べられないじゃないか」

澪「う、うーん…ウチのパソコンと設定が違うのかな…」

ガラッ

和「あら…?」

唯「和ちゃん!どうしたのー?」

和「生徒会で使う資料をワードで作りに来たんだけど…珍しいわね、軽音部がパソコン室にいるなんて」

唯「うん、パソコン使ってるんだけどね、平仮名で文字が打てないんだー」

和「え……?」

和「…ここに半角ってキーがあるでしょ?ここ押すと文字を切り替えられるわよ」

カタ

律「えー?本当にこんなので平仮名になるのかよ?」

梓「あやしいですよね」

和「あ、あなた達…」

和「澪、文字を入力してみて」

澪「うん。ほ…う…か…ご…」カタカタ

[h]

律「ほら、やっぱりローマ字じゃん」


[ほ]


律「な!?」

[ほうk]

梓「す、すごい!」

[ほうかご]

澪「ここでスペースを押して…と」

カタ


[放課後]


唯律梓紬「おおー!!」

和(え?まさかこの子達本気なの?)

唯「和ちゃんと澪ちゃんのタッグはすごいねー!」

律「ああ、さすが頭脳派トップ2だ!」

梓「二人とも尊敬しちゃいますね!」

澪「ま、まあなー!和、助かったよ!何かあったら私も教えるよ。二人の知識があればパソコンマスターになれるかもな!…なんて///」

和「う…あ、ありがとう…」

[放課後ティータイム]

澪「よし!これでエンター…っと!」

タン!

律「すげえ…エヴァの赤木博士みたいだ!」

紬「検索結果がでてきたわ」

梓「動画もありますね…」

澪「よし、じゃあ動画をみてみよう」

律「ちょ…ちょっと待てよ!」

唯「ど、どうしたのりっちゃん?」

律「危ないだろ、動画なんて見たら!ウイルスとか架空請求がいっぱいあるんだぞ!」

梓「そ、そうか…危なかったですね」

紬「ネットって怖いわね…」

澪「うーん…どうしたものか」

和「…YouTubeでしょ?それは安全よ」

唯「えっ?そうなの?」

澪「さすが和だな。じゃ、早速エンター!」

タン!

梓(かっこいいな澪先輩…///)

律「お、動画が始まったぞ」



アーアーカーミサーマオネーガイー♪


紬「やっぱり私達よねこれ…」

和「うまくいったみたいだし、私は自分の仕事するわね」

律「おう!ありがとうな和!」


フワフワターイム♪
フワフワターイム♪


唯「なんでこんなものが作られてるんだろう…」

澪「…わからない」


ハナシノキッカケトカドーシヨ♪


梓「あれ?何ですかこの…ラップみたいなの」

唯「わ、私こんなの歌ってないよー!?」


ゼンゼーンシゼンジャナイヨネ♪


律「ぷはははは!自然じゃないのはこのラップだろ!ヘッタクソだな唯ー!」

唯「だから私は歌ってないよー!」


ジャジャッジャジャッジャーン♪


梓「動画終わりましたね」

澪「とりあえずわかったのは…」

紬「撮った記憶のない映像と改変された歌ね…」

律「一体誰が…ん?」

律「右のほうに表示されてる動画…「平沢唯」?」

梓「ギー太に首ったけ…?何ですかこれ?」

唯「わ、わかんない…見てみよう?」

澪「クリック!」

カチ

梓(かっこいい///)


ギュイーン…ギャギャギャ♪


梓「う、うまい…!」

澪「唯…いつの間に…」

唯「こ、こんなの知らないよ…。ていうかこんな難しいの私には弾けないよー…」

律「そりゃそうだな」


レッツプレーイムクチスギルーキミ♪


紬「でも…唯ちゃんの声ね…」

唯「うう…なんだか怖くなってきたなあ…」


ダレーニモトメラレーナイ ジャーン


紬「あ、終わったみたい」

梓「ん?関連動画…?桜高軽音部…Don't say "lazy"…?」

律「…これも知らない曲だな…」

澪「…見てみよう…。クリック!」

カタ


プリーズドンセイユーアレイジーダッテホントウハクレイジー♪


紬「な、何…これ?」

律「こんな曲、私は叩けないぞ…」

澪「映像も…全く身に覚えがないな…」

梓「なぜか私だけいませんね…」

唯「でもこの衣装かわいいなー」

律「なんなんだよこれ。さっぱりわからない…」

澪「気味が悪いな…」

律「私たちが知らない曲まで…でもこれは紛れも無く私たちだ…」

紬「これはもう、私達だけで解明できる範疇を超えてるわ…」

梓「なんで私だけ…」

律「どうする澪?完全にお手上げだぞ」

澪「…」

澪「…仕方ない…。こういう時は…裏の世界の人達に頼るしかないな」

唯「どーゆー事?」

澪「2ちゃんねるだ。あそこなら何か情報が手に入るかもしれない」

律「2ちゃんねる!?あれってかなり危険なんじゃないか!?」

梓「そ、そうですよ!殺人予告とかしてるところですよ?!危ないです!」

澪「私だって怖い…。でももうそれくらいしか方法はないだろ…」ブルブル

澪「…い、行こう、2ちゃんねるに…」ガタガタ

律「わかった…。でも澪、危なくなったらすぐにパソコンの電源を切れよ?」

澪「うん。や、約束する…」ガタガタ

律「…」ギュッ

澪「り、律…」

唯「大丈夫だよ澪ちゃん!私たちがついてるから!」

澪「うん。ありがとう…。よし!行くぞ!」

澪「えーと…2ちゃんねる…と。エンター…!」

タン


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