紬が百合ノートをまとめているようです 律「音楽なんてクソだろ」マキ「またまたー」 2
澪「セールの日を勘違いしてたらとんでもないことになってたからな」

律「あー、なるほど」

澪「今日はセール初日だ、まずはあの子が残っているかどうか確認しに行こう」スタスタ

律「オッケー(って、歩くの早っ)」テクテク

澪「・・・あの子がいない、だと・・・?」

律「・・・他にも狙ってるライバルがいたんだな、きっと」

澪「・・・」

律「ほ、ほらっ!こっちのもなかなか可愛いぞ!?」

澪「・・・」

律「こっちはどうだ!?5弦だぞぉ!?」

澪「どうして・・・」グスッ

律「澪・・・」

店員「あの・・・」

律「えっと、はい?私達ですか?」

店員「えぇ。あの、こっちに来てもらえますか」

澪「・・・?」グスッ

律「ほら、澪。行くぞ?」




澪「これは・・・!!!」

律「あのベースじゃないか・・・!」

店員「毎日毎日ショーケースを覗いてるの、見てましたから」

澪「・・・!」

店員「本当は取り置きなんてまずいんですけど・・・」

律「あんたいい人だな!」

店員「店長にバレたら怒られるんで内緒にしておいてくださいね」

澪「もちろん!で、これいくらですか!?」

店員「えっと、5万です」

澪「よし、買える・・・!」

店員「税込みで52500円になります」




澪「」


律「おい、どうした」

澪「消費税めぇ・・・!!!」

律「」

澪「あの、5万ちょうどにまけてもらえませんか?」オズオズ

店員「これ以上はちょっと・・・」

律「・・・諦めるしか、ないのか・・・?」

澪「いやだ、いやだよぅ・・・!」

店員「あの」

律「はい?」

店員「ポイントカード、お持ちですか?」

律「あ、持ってる。確かドラム買ったときに作ってもらったな・・・」ゴソゴソ

澪「・・・!」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

律「あー暇だなー」

澪「そりゃ、受験も終わったしな」

律「おう。春になりゃ晴れて桜高の生徒だぜ」

澪「受験まで一夜漬けでやるとは思わなかったけど、本当に受かっちゃうからすごいよな」

律「そんなに褒めるなよ」

澪「いや、あまり褒めてない」

律「高校生、か」

澪「この間中学校に入学したばっかりなのにな」

律「早いよなー」

澪「あぁ、中学に入って楽器買って練習してって・・・あっという間だったな」

マキ「二人が音楽にハマってくれて私も嬉しいよ」ヘヘ

律「そっかー。言われてみればマキちゃんがいなかったら私たち、楽器やってなかったのか」

マキ「そういうこと!」エッヘン

キーンコーンカーンコーン

澪「あ、チャイムだ」

マキ「じゃ私自分の席に戻るわ。じゃね」タッ

律「どうせ次の時間も自習だろ?」フアー

澪「多分な」



一部終了




律「ちーっす」ガラガラ

さわ子「いらっしゃい。どうしたの?」

律「これ、入部届けです」

さわ子「・・・軽音部?」

澪「はい」

さわ子「えっと・・・」

律「?」

さわ子「軽音部は今、部員数0で廃部寸前なのよ」

澪「あ、そうなんですか」

律「じゃあしかたがないな」

澪「そうだな」

さわ子「えっと、でも部員を4人集めれば」

律「いや、いいです。その入部届け捨てちゃってください」




さわ子「」

さわ子「ストーリーが始まらない」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

澪「よかったのか?」

律「だってしかたがないだろ?」

澪「そりゃそうだけど」

律「他に入りたい部もなかったし」

澪「うーん、まあいいさ。音楽は部活は関係なく趣味でできるし」

律「あああ。早く帰って練習したいな」

澪「そういえば、マキちゃんはどうしてるかな」

律「マキちゃんは軽音部には入ってないらしいぞ」

澪「へー、でもバンド組んでるって言ってなかった?」

律「らしいな。今度の週末、ライブに誘われたよ」

澪「何時から?」

律「16:30オープンの17:00スタート」

澪「行くか」

律「おう。そのつもり」

澪「それにしても・・・どうやってメンバー見つけたんだろうな?」

律「それも会ったときに聞けばいいんじゃん?」

澪「そうだな」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ライブハウス


律「なんつーか、ライブハウスってもれなくガラ悪いよな」

澪「・・・」ミエナイキコエナイ

律「こら」

澪「マキちゃん達の出番は?」

律「トップバッターだとさ」

澪「うわ、緊張するんだろうな」

律「あぁ、澪なんか漏らしちゃいそうだな」

澪「いや、漏らさないから」

律「ごめんごめん・・・お、始まるみたいだぞ」

ザワ・・・ザワ・・・

観客1「最初のバンド、ギャルバンなんだって?」

観客2「あぁ、のっけからトイレタイムかよって感じだな」

律「あいつら・・・!」

ガシッ

澪「ほっとけって」

律「くそっ・・・」

マキ「・・・」

律「お、出てきた」

澪「オーバーオールか、結構似合ってるな。可愛い」

律「他のメンバー、出てこないな」

澪「あれ・・・?」

律「おい、どういうことだ?」

澪「わかんない」

マキ「・・・」ニヤッ

律「笑った・・・?」

澪「今、目が合った気がする」


ドンタンドドタン・・・!♪


律「って、ソロぉぉぉ!?」

澪「嘘だろ!?」

観客1「」

観客2「」

律「メンバー見つかったって言ってたのに!」

澪「おい、ちょっと待て・・・!」

?「・・・」

律「誰だ、あの子」

澪「同じ服だから多分メンバーなんだろうけど」


ベンベンベンベン・・・♪

ドンタンドドタドンッドタ・・・♪


律「おぉう!?」

澪「ってことは・・・!」

?2「・・・」スタスタ

律「あの子がギターか?」

澪「多分な」


ギュイィィィィ・・・ン!

澪「あの子、ギターボーカルっぽいな」

律「へー、3ピースか」


~~~♪~~♪


澪「なるほど、そのまま曲に入るのか、考えたな」

律「ああ。・・・それにしても、これ・・・オリジナルか?」

澪「多分、聴いたことない曲だ」

律「かっこいいな、おい」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

律「お疲れ!」

マキ「りっちゃん!澪ちゃん!」

澪「かっこよかったぞ!」

マキ「えへへー、今日は来てくれてありがとう!」

澪「それにしても3ピースバンドだったのか」

マキ「うん、どうだった?一応オリジナルだったんだけど・・・」

律「すごかったぜ!っていうか、メンバーとはどこで知り合ったの?」

マキ「あの二人とは高校に入る前にライブハウスで知り合ったんだー」

律「あー、なるほど。そういうところでメンバー探せるのか」

マキ「うん、初めて話しかけるときは緊張したけどね」タハハ

澪「そうだったのか。でもそんな短期間でよく5曲もオリジナル完成させたな」

マキ「うん、アヤが自作の曲のストック持ってきてくれて、それをみんなでアレンジしたんだ」

律「えーと、アヤって?」

マキ「ああ、ごめん。ベースの子」

澪「あー、あの子か。上手だったよな」

マキ「そうそう!自慢じゃないけど二人とも自慢のメンバーだよ!」

律「いや、自慢してんじゃん」

澪「でも、自慢したくなるのもわかる。いいライブだった」

マキ「ありがとう」

律「また呼んでくれよなー?」

マキ「もちろん、決まったら声かけるよ」

澪「ああ、待ってるよ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


帰り道


律「なんつーか、すごかったな」

澪「ああ、アヤちゃんが遠い世界の人に思えたよ」

律「うーん、やっぱいいなぁ。バンド」

澪「私達もメンバー探そうよ」

律「どうやって?ライブハウスに通うか?」

澪「無理。怖い」

律「」

澪「とりあえず、学校でそれっぽい子に声かけてみようよ」

律「それっぽいって、どうやって見分けるんだよ」

澪「」

律「じゃあ、やっぱり・・・」

澪「なんだよ、案があるのか?」

律「軽音部、作ろうぜ」


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